『 相思相哀 』
・桃赤
・視点変更あり
・学パロ
・青水登場あり
・通報禁止❌
。.ꕤ………………………………………..ꕤ.。
[ 桃side ]
放課後、
いつもはりうらと帰るのに、
今日は他に帰る人がいると告げられた。
赤 「 じゃあね、ないくん。 」
桃 「 うん、また明日… 」
いつもの” また明日 “と、少し価値が違う気がする。
〉ほとけっちー!!
〉帰ろ〜!!
〉はーい!
廊下から聞こえてくる声に、胸がちくっとする。
青 「 ないこ。 」
桃 「 おぉ、まろ… 」
青 「 あのさ、今日一緒に帰られへん……? 」
桃 「 珍しいじゃん、いいよw 」
りうらの代わり、というと言い方は悪いけど、
幼なじみと帰るのは久しぶりだし、
ちょっと嬉しい。
[ 赤side ]
珍しくほとけっちに帰ろうと誘われた。
どうやら聞いて欲しいことがあるらしい。
水 「 あの、ね…… 」
水 「 失恋、しちゃって……w 」
赤 「 ぇ、? 」
赤 「 まろ、に……? 」
水 「 うん……、w 」
水 「 他に、好きな人が、いるんだって…。 」
ちょっとだけ、嫌な予感が脳裏を過ぎった。
水 「 とられないようにね…? 」
やっぱり。
りうらの好きな人はないくん。
ほとけっちはそれを知ってる。
まろの好きな人はないくんなんだ___。
赤 「 り、らには…… 」
赤 「 むり、だよ……っ 」
上手く声がでない。
ないくんとまろは幼なじみでしょ、?
無理に決まって…
水 「 無理じゃないよ、っ 」
水 「 無理って、諦めないで……?ポロッ 」
水 「 りうちゃんが諦めたら、僕浮かばれないよ……ポロポロ 」
あぁ、そうだよね。
ほとけっちの方が辛いにきまってるのに。
赤 「 ごめん……、 」
赤 「 ほとけっちの分も、頑張るから……。 」
水 「 それでこそりうちゃんw 」
水 「 ありがとう。 」
[ 桃side ]
桃 「 いや~、久しぶりだね、2人で帰るのw 」
青 「 なww 」
桃 「 急にどうした、? 」
桃 「 2人で帰るって… 」
青 「 ………あんな、今日、ないこ誘ったんは理由あって……。 」
桃 「 ……?うん、 」
青 「 …ないこのこと、好きやねん。 」
青 「 その、付き合って欲しい…。 」
え、
嘘……
ただの幼なじみ、だと、思ってた……
桃 「 あの……、 」
青 「 あ、返事は、ちゃんと考えてからにしてほしい。 」
桃 「 ……… 」
青 「 また、な! 」
俺の返事は決まってる。
りうらが好きだから。
まろとは、” 幼なじみ “で、いたかった。
りうらとまた明日を言った時より、もっと胸がちくっとした。
[ 桃side ]
赤 「 ないくんおはよー! 」
桃 「 おはよw 」
いつもと同じように、りうらの家の前で合流して、学校へ向かう。
毎朝他愛もない話で盛り上がる。
まろのこと、話そうかな…
赤 「 ……あのね、ないくん、! 」
赤 「 相談、してもいい……? 」
桃 「 いいよ、? 」
赤 「 好きな人、いてさ… 」
……やだよ。
やだ。
聞きたくない。
赤 「 すごい、優しくて、 」
赤 「 かっこよくて、明るくて。 」
赤 「 りうらの理想の人なの!! 」
全部、俺には当てはまってないや……。
桃 「 そんな、完璧な人…… 」
桃 「 やめ、とけば……??w 」
赤 「 ぇ……? 」
桃 「 やめた方が、いいって……、w 」
嗚呼。
言っちゃいけないことを言ってしまった。
悔しくて。
” ないくん “じゃなかったことが、苦しくて……。
赤 「 なんで、そんなこと………っ ポロッ 」
桃 「 ッ………… 」
桃 「 ごめん………っ。 」
りうらは、走って行ってしまった。
[ 赤side ]
” やめといた方がいいって “
自惚れていた。
どこかで、ないくんと両思いなんじゃないか、
付き合えるんじゃないかって、
勝手に思ってた。
………バカみたい。
ほとけっち、
俺、
赤 「 無理だ……、 」
[ 第三者side ]
? 「 「 ごめんね。 」 」
コメント
8件
はい、優香ちゃんすぎるぅ!! 第三者はそうですね、尊い世界を無料で覗いちゃってる私ですかn((( 4人も登場人物がいるのに、4人みんな考えが違う…っていうのを書き分けられる優香ちゃんがすごい👍✨