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『双子の名探偵は今日も嗤う』〜謎あるところ闇は生まれる〜
特別編
最終話 おかえりなさいませ。主様。
今日はクロウザーさんと2人きりでデートの日。
『お、お待たせしました。』
『…へぇ。可愛い。』
私の服を見てニヤリッと微笑む。
『っ…ありがとう。』
『じゃあ行こうか。』
俺は麻里衣に手を差し伸べる。
『えっと……』
『紳士が女性をエスコートするのは当たり前だ。ほら。』
『は、はい…。』
その手を取り、歩き出す。
一方その頃――。
『距離が近いんじゃないっすか!?』
『ですよね!?あいつ…っ。』
『2人共感情ダダ漏れ…。』
2人きりのデートを許さないアモン、ロノ。
そして私はお姉ちゃんが心配でこっそり着いてきた。
『とにかく、目を離さないように尾行するっすよ!』
『はい!』
(そんな騒いでたらバレるんじゃないかなぁ。)
※他の執事は仕事の為来れず。
『ふふっ。君の執事は本当面白いね。』
※そしてバレてます。
『面白いというかただ私のことが気になって仕方ないんだと思います。』
『へぇ…妬けるなぁ。』
『え?』
『君みたいに綺麗な女性は俺が独り占めしたいって意味だよ。』
『っ……。』
私は顔を逸らす。
『ふふっ。』
(絶対からかわれてる…。)
私とクロウザーさんは予約していたカフェへと入った。
『なんスかあんなオシャレなカフェは!』
『あいつ、主様とふたりきりであんな……っ。』
『2人とも落ち着いてってば…。』
『とにかく入るっす!』
と、カフェに入ろうとしたら店員さんに止められる。
『申し訳ございません、お客様。こちら本日貸切ですので…。』
『なっ!』
『クロウザーさんの財力…。』
『か、貸切!?』
『あぁ。正真正銘2人きりのデートだ。』
(そこまで…。)
『君の為に考えたデートプランなんだ。楽しんでくれたら嬉しい。』
『は、はい。ありがとうございます。』
料理が運ばれ、2人で食事する。
(美味しい……。)
『気に入ってくれたかな?』
『はい、とても。』
『それは良かった。』
『…クロウザーさん。』
『ん?』
『今回は色々ありがとうございました。そして、ごめんなさい。』
私は頭を下げる。
『貴方のファミリーの部下にも酷いことを…それに、貴方にも……』
『…その事ならもういいんだ。今こうして君に落とし前つけて貰ってるし。』
『でも…』
『うちの奴らはそんなにヤワじゃない。すぐに治るよ。』
『そう、ですか……。…。』
『…それより、今日君をここに誘ったのは2人きりになりたかったからだし。対価とか関係なしに。』
『えっ!?』
『君を執事達から奪って、俺のものにしたかっただけだから。』
『っ…!わ、私は……。』
『ふふっ。照れてる顔も堪らないね。』
『か、からかわないでくださ――。』
グイッ。
振り払おうとした手を掴まれて引き寄せられる。
『っ!』
『俺は本気だよ。君みたいに強くて美しい人、初めてだから。俺が誰かを本気で好きになるなんて初めてだから。』
『クロウザーさん……。』
『好きだよ。麻里衣。』
チュッと手の甲にキスされる。
『いつか君のその唇に、キスする権利を俺に頂戴。』
『っ……。』
カフェで2人きりの食事を済ませ、私達は海辺に向かった。
ザザーン…。
『夕日に照らされて綺麗だね。』
『はい。とても…。』
『麻里衣。少し遅れてしまったけど、君にプレゼントだ。』
クロウザーさんは私の首にネックレスをつけてくれる。
『誕生日おめでとう。麻里衣。』
『ネックレス……。』
『はぁ!?渡すタイミングも完璧なんすけど!』
『こんなロマンティックな場所で……っ。』
『2人共落ち着いてってば…。』
『ネックレスの意味って知ってる?』
『ネックレスの、意味?』
『男性が女性にネックレスを送る意味は…。』
クイッと私の顎を持ち上げる。
『強い愛情。そして…独占欲。』
『っ、待――。』
ぎゅっと目をつぶったその時だった。
『んっ!』
グイッ!
『おっと。』
後ろから誰かに手を口で塞がれ阻止される。
『取引の対価はこれで充分だと思うよ。クロウザー君。』
(この声……!)
『る、ルカス……?』
『お迎えに上がりましたよ。主様。』
『やれやれ、残念。ここまでか。でも、とても楽しかったよ。麻里衣。また君と会いたいから俺の所に会いにおいで。今度はその唇を貰うけど。』
『な……っ!』
私は顔を赤く染める。
『じゃあまたね。麻里衣。』
クロウザーさんは去っていく。
『…ルカス、どうしてここへ?』
『尾行しているアモン君達が見えたから私も着いてきたんです。』
『そ、そう…。』
『では……帰りますよ。屋敷に着いたらこれでもかとお説教しますから。』
『うぐっ。』
こうして屋敷に帰り、みんなにこれでもかとお説教をされたのであった。
次の日――。
『主様達早く来てください!』
『どうしたの朝から……。』
『なになに?』
ムーちゃんに手を引かれ、食堂まで連れてかれる。
するとそこには――。
『主様!お誕生日おめでとうございます!』
『え……っ?』
『嘘、これ、みんなが……?』
食堂には美味しそうな料理と壁には綺麗な飾り付けがされていた。
『遅れてしまいましたが、改めてお誕生日をお祝いしたいのです。』
『このプレゼントもみんなが……。』
『ありがとう……みんな。今までで1番幸せな誕生日だわ。』
『ふふっ。』
『主様。』
私は主様にを差し伸べる。
スっ。
『ベリアン…?』
『おかえりなさいませ。主様。』
『おかえり!お姉ちゃん!』
『……!ただいま。みんな。』
私は笑顔でみんなに駆け寄る。
これにて
『双子の名探偵は今日も嗤う』
〜謎あるところに闇は生まれる〜
特別編終了致します!
1期と2期を見て頂いてありがとうございました!
2ヶ月後――。
10月――。
『ハロウィンの誤解は今年も解けなさそうね。』
『うん…1人くらい違和感持って欲しいよね。』
私達は元の世界で大学から帰っていた。
一方その頃――。
カタンッ。
ポストの中に手紙が入る音がする。
『名探偵麻里衣様へ』
𝓽𝓸 𝓫𝓮 𝓬𝓸𝓷𝓽𝓲𝓷𝓾𝓮𝓭……?
こんぴぃにゃ
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1期、2期、特別編完結おめでとうございます!🎊続き?待ってます!