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おはようございます 。
夏も終わりますので……、
夏の影 / Mrs. GREEN APPLE
で 💛💙 イメージ 小説を 書いたので
地雷が なければ 、どうぞ。
“ ちりりん 、ちりん 、りん …
”” ジィジィジィジィジィ “
” 〜〜! 、〜〜~ !! “
風鈴の音 。
蝉の声 。
何処から 、聴こえてくる 子供達の はしゃぐ声 。
色んな 音が 重なり 、ふと 目を開ける 。それなのに 何処か 静けさが あって 2度寝 してしまいそうな程 、ゆったりとした 時間が 流れていく 。
「 … 、ん 。 」
右横で ゴソ 、と音がするかと 思えば 共に 昼寝していた 幼なじみの あいつが 寝返りをし 、寝息を 立てていた 。
思えば 、こんなに ゆったりとした 時間は 久しぶりで ボーカルである 横の 幼なじみは 随分 この時間を 楽しみに していた 。 速攻 寝たが 。
寝ぼけ眼を 擦り 、起きたばかりの 頭で 、確か 左横には 、キーボードの 彼が 寝ている筈だと 思い 、音を なるべく 立てないよう 、そっと 横を 見ると 彼は 居なく 思わず 「 … あれ 。 」 なんて 声を 出し 、周りを 見渡すと 彼は 縁側に居て 風鈴の音に 耳をすましていた 。
そっと 横に 座り 肩に 頭を置いて 彼の 横顔を 見ると 相変わらず 綺麗で 、何処にも 引けを取らない 美しさを 放っていて 、その 透明感は 風鈴の音 と共に 何処かに 消えて しまいそう だった 。
「 涼ちゃん 。 」
消えないように 、どこも 行かないように 、そう 声をかけると 、 閉じていた 瞼が そっと開かれ 「 ちりりぃん 、」という 音ともに こちらを 向き 目が合う 。
俺だと 分かれば 、ふわりと 微笑み 見た目の割に 、ゴツゴツして 男らしい手が 自身の 頭に 乗せられ 、優しく 撫でられる 。その心地良さに また やんわりと 眠くなってきて 、一呼吸 置き 寝ようと 頭置き直す 。微睡んでいく 意識の中 、聴こえた声は とても 優しかった 。
「 おやすみ 、若井 」