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可愛いっっっっ!! 湊さんの可愛さ詰まりすぎてる😍
このゆるい感じ、たまらなく好きです! 続きも見たいな〜、、、なんて笑 次の話も楽しみにしてます!
もーめっちゃ最高です😊 湊さん可愛すぎます♡♡シンを連れて行ってあげる感じもいいです♡ イチャイチャも見たいです(⁎˃ᴗ˂⁎)
「シン…これ見て……」
しょぼくれながら湊が自室から出てきた。
「どうしたんですか湊さん?えっ!……それはいったい……」
先日買ったばかりのセーターを着ていたが、どうみても湊の体のサイズよりも一回り小さい。
「乾燥機にかけたらセーター縮んだ…気に入ってたんだよなぁ今日着て行こうと思ってたのに…」
残念がる湊はセーターを脱ぎ、なんとか伸ばそうと引っ張りはじめた。
「ちょっ、湊さん破けてしまいますっ。元に戻る方法がないか俺が調べます。だから違うのを着てください」
「今日は寒いからセーターがいいんだっ!」
「他じゃだめなんですか?」
シンの問いに、これがいい。と、駄々をこねるようにセーターを指差し湊が頷く。
ちょっとだけ考えたシンは
「待っててください」
そう言ってシンは自室に行き自分のセーターを持ってきた。
「湊さんが気に入るのがあるかわからないんですけど…良かったら」
持ってきた3枚のセーターを湊に差し出す。
「なんか、どれもおしゃれだな…」
シンは洋服のセンスが良い。顔立ちが良いシンならどれを着ても似合うだろうが…。
1枚づつ広げてじっくりと見る。
「じゃあ…これ」
悩んだ末、袖と首回りが白く全体的に白と灰色が混ざったセーターを選んだ。
「似合うと思います…」
シンはそう言って微笑んだ。
持ってきた中でシンが1番のお気に入りを湊が選んだのが嬉しくなってしまう。
サンキュー、そう言いながら湊はセーターを着た。
「どうだ?」
湊はシンによく見えるように腕を広げてみせた。
「かっ……!!」
出かけた言葉を口を手で塞いで止めた。
シンのサイズは湊には大きめなので、丸襟の襟元は少しだぶついていて湊の鎖骨がチラッと見える。それだけでも十分エロいのに、袖も長さが合っていないので手首より長く指先が少しだけしか出ていない。裾も湊のお尻まですっぽり隠れるくらいに大きかった。そんな湊の姿にシンは、可愛いっっ!!と、思わず叫びたくなるほどに可愛らしかった。が、そんなことを口に出しにでもしたら湊は恥ずかしがって、すぐに脱いでしまうだろう…。
咄嗟に口を塞いで阻止できた自分を褒めてあげたい…。
「ん?なんだよ。なんか言えって…」
手で口を押さえたまま、顔を赤くしているシンを不審な目で見ながら湊が聞いた。
落ち着くために一度深呼吸をしたシンは
「似合ってます。とても」
にっこり笑って冷静に答えた。
「でもさ〜お前のサイズだとデカ過ぎて変じゃね?」
迷っている湊に
「全然変じゃありませんっ!」
と、力強く返事をした。
「そ…そうか」
シンの厚が強過ぎたので、湊は無理矢理にでも納得せざるを得なかった。
「じゃあ、行ってくるわっ。って…おい…」
玄関に向かう湊の腕をシンが掴む。
「俺も一緒に行きます…」
「町内会の会合にお前がついてくるの変だろっ?」
「いえ…一緒に行きます」
湊の腕をしっかりと掴む。可愛い過ぎて危険なので…とは言えなかった。
「あのな……」
そう言って上目遣いでシンを見る湊は、ますます可愛い。つい腕を引き寄せ抱きしめてしまう。
「はぁ……だめだ……」
シンは抑えきれない感情が溢れ出しそうになる。
「は?なにがだめなんだ…?」
自分のセーターを着た湊が愛しくてたまらない。もう、我慢ができそうにない。
「言ってもいいですか?」
強く湊を抱きしめシンが聞く。
「だからなにをだよっ!」
不信感を募らせた湊は少し苛立ちながら言った。
湊を抱きしめたまま、
「ものすごく可愛くて…愛しくてたまらないです……」
耳元で囁くように言った。
一瞬で湊の顔が赤く染まる。
「ばっ…ばかっ!!」
照れる湊をよそにシンは開いた襟から出ている湊の鎖骨に唇を這わせる。
「やめろって……」
「湊さん…すごくエロいです……」
一旦口に出してしまったら止められない。背中の手が湊の腰まで下り、セーターの裾から手を入れる。
「シン…やめろ…」
「もう少しだけ……」
シンの手が湊の腰に直に触れる。
「も…やめ……」
身を捩って抵抗するがシンには効かない。
「だめ…やめない…」
シンの手が湊の身体中をまさぐる。
「いい加減にしろっ!!」
湊はシンを突き飛ばした。
「お…遅れるだろっ!ばかっ!!」
湊は耳まで真っ赤にしながら、乱れた服を急いで直す。
「湊さんごめん…」
調子に乗ってやり過ぎた…と、項垂れて反省しているシンに
「行くぞ」と、湊は手を差し出した。
「え…?」
「一緒に行くんだろ?」
曇っていたシンの顔がパッと明るくなる。
「いいんですかっ!」
「早く…手…」
もじもじする湊の手をシンはそっと繋ぐ。
「可愛い……」
また、心の声を抑えられなかった。
「……うるせぇ!みんなの前で変なこと言ったら続きはさせねぇからな」
「……?」
「……」
「ん?…今、さらっと大切なこと言いませんでした?」
「……さぁな」
惚ける湊はシンの手を引っ張る。
「ほらっ、さっさと行くぞっ」
まだ赤く染まっている湊の耳を見て微笑みながらシンは思った。
やっぱりこのひとが1番可愛い…。
とーー。
【あとがき】
急激に可愛い湊さんが書きくなりまして…
さらっと書いたので、誤字脱字は見逃してください笑
もっとイチャイチャも書きたいな〜なんて笑
では、また…。
2025.1.23
月乃水萌