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Episode 18「閉鎖空間試験 5日目」
課題を終えて、夕飯も済んだ頃。
「じゃあ寝るか」
三上が伸びをしながら立ち上がる。
四人で廊下へ向かう。
水瀬が取っ手を引いた。
「あれ」
開かない。
「どうした?」
「寝室のドア、開かないんですけど〜」
三上が来て確認する。
力を入れてみる。
「……開けられなくはないけど」
三上が渋い顔をする。
「多分壊れるな」
奈央が端末を操作する。
「一回問い合わせてみましょうか」
モニターから問い合わせ。
送信。
しばらくして返答が来た。
《ご不便をおかけして申し訳ありません。状況は把握しております》
四人が画面を見る。
「……それだけ?」
三上が眉をひそめる。
続きを待つ。
だが。
それ以上は何も来なかった。
「何か煮え切らないですね」
奈央が困った顔をする。
その時。
黒瀬が静かに口を開いた。
「……これも試験の一環かもしれないです」
全員が止まる。
「え?」
「わざとはぐらかしてる気がします」
黒瀬が続ける。
「遠征で実際にこういう状況になった時にどう対処するかも見てるかもしれないですし」
沈黙。
三上が腕を組む。
「……確かに」
「もう一回ちゃんと確認してみるか」
四人で改めてドアを確認する。
取っ手。
隙間。
だが。
やはり開かない。
壊さずに開ける方法は見当たらなかった。
三上が息を吐く。
「……やっぱ無理か」
「明日最終日ですしね」
奈央が静かに言う。
「ここで睡眠時間削るのも良くないですし」
水瀬がのんびり頷く。
「明日で終わりですもんね〜」
「ロビーで寝るか」
三上が言う。
黒瀬は静かに頷いた。
「壊す必要はないですしね」
その夜。
水瀬と奈央がソファーに収まる。
三上と黒瀬はロビーにあったクッションを床に並べた。
「なんか修学旅行みたいですね〜」
水瀬がのんびり言う。
「修学旅行て」
三上が苦笑した。
「でも悪くないですよ〜」
奈央が小さく笑う。
「確かに」
黒瀬は小さく微笑んだ
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