◯今回は獣人化です
◯ご本人とは一切関係ありません
↓本編!
「なんでこうなったんだよおぉ!!」
朝っぱらから葛葉の声が家に響き渡る。
それもそのはず、なぜか自分の頭には……
ケモ耳&尻尾が生えていたのである。
夢だと思って自分を思いっきりビンタしたら普通に痛かったので夢ではないと思う。
前回体調を崩して配信ができなかったので今日やる予定だったがどうしようか、と悩んでいると、スマホに一通の通知がきた。
『そろそろ時間だけど大丈夫?まだ体調悪いなら休んで良いからね!』
『今日は大丈夫そうだから行くわ!』
『そう?遅刻はしないでね?』
『はーい』
叶からの連絡に短く返して、とりあえず家にあったパーカーを着る。
尻尾は流石に隠しきれないので、聞かれても無視することにしようと思う!まぁ何とかなるでしょ!
と頭の中ではしゃぎながら(?)タクシーを呼んで乗り込む。
叶にバレませんように…。
〜〜〜
葛葉に連絡して、スマホを閉じる。
病み上がりだし、配信はあんまり負担かからないものにしようかな…。
「叶〜!」
「葛葉!?来るの早いね…」
いつもは遅刻してくるはずの葛葉が、珍しく遅刻せずにやって来たのだ。しかも___
「何そのケモ耳パーカー!可愛い〜!」
「あー、この前貰ったんだよ!」
「でもジャージじゃなくてケモ耳パーカーの葛葉とか珍しいなぁ」
「え、俺ディスられてる?いじめか???」
「いやいやいや…普通に珍しいって思っただけだから!他意はない!ほんと!」
「ホッ…まぁ許す!叶だし」
そう言って葛葉は持ってきた荷物を置いた。
…のだが、何故か狼のしっぽ?がついていた。
え、ハロウィンってもう終わったよね?
「葛葉…しっぽ…」
「エァ!?しっぽとか知らねーし!ケモ耳もねーし!!!!」
そういうと逃げるように去っていった。
葛葉…流石に無理あるって…と心で思った日だった。
続くンゴ
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