テラーノベル
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空き教室
少し震えた声で、上目遣いを使い
「ねぇ…すちくん。こさ、
イジメられてるのじゃん…」
そう言われすぐ優しい声で
「そうだね…ごめんね。
俺にできることがあれば、
何でも言ってよ」
息を呑んで、涙目で笑う。
「ほんとに?!…じゃあ、すちくん」
「…なつくん、殺してくれない?」
「……え?」
瞬間凍りついたように吐く。
必死にすちの手を握る。
「なつくん達いなくなれば…きっと、
こさ幸せになれる」
「待って…こさめちゃん、それは──」
その言葉をかぶせるように
「すちくんしかいないの。お願いッ!//」
──その言葉は、
すちにとって一番欲しかった響き。
顔を赤らめて歪んだ笑む
「へッ///♡…」
小声で悪魔のように甘く囁く。
「すっちーが捕まっちゃっても…
こさ、ずっと待ち続けるよ?
でも…もし失敗したら…、すちくんのこと
嫌いになっちゃうかも」
「え…、」
涙をこぼしながら微笑む。
「殺すだけだよ?明後日、校舎裏に
呼び出されるの。
こさ、耐えるから…みこちゃんとらんくんが 抑えてくれるんだって。
だから…その隙に殺して?」
肩を震わせながら口元を押さえて言う。
「ッ…、、分かったけど……こさめちゃんは…
俺のこと、好きだよね?」
小さく間を空けてから。
「… 、…、 うん」
顔を真っ赤にして息を荒くして。
「//…わかったよ」
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ここのシーン本当に大好きです。
イラスト描こかな。
→100♡
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