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今日は大学の集まりで心霊スポットに来た
何の集まりだったかお酒を飲んでたからなのかわかんないけど忘れっちゃった
みんなと一緒に廃マンションに来たんだけど女の子たちがすごい怯えてるの
僕が守ってあげないと
しばらく進んでいるととある一人が叫んだ
「待って!今日何人で来た?!」
びっくりしたぁ
急にどうしたんだろう
「7人だぞ?どうした」
「後ろからずっと見てたんだ…これ8人じゃないのか…?」
その場が静まり返った
「これで数を数えて元の人数と違う方が怖いんだから、早く進んで帰ろうよぉ」
ギャルギャルしい女の子が腕にすり寄る
「近い、夏なんだからくっついたら熱いだろうが」
「だってぇ怖いんだもん」
そう言って先頭がくっつきながら奥へ進む
「…なんも怒んねぇな」
「いいじゃんもー帰ろうよ~」
各々が帰ろうと主張し始める
「さっきからずっと喋んねーけど、どうしたんだ?」
イカツめの男がボブの眼鏡をしている女の子に話しかける
見かけのわりに優しいんだな
「…別に」
「えーなにー?ノリわるー」
そういってとある部屋に入った
「うわっ…酒臭……」
その部屋の中には中身が中途半端に入っている酒瓶がたくさんあった
「うえぇ、これ無理、早く出よ」
「お、おう、これは…臭いが」
全員が急いでマンションを出て草むらに嘔吐した
1人を除いて
さっきのボブで眼鏡の女の子だった
「なんでお前は…平気そうなんだよ」
「…扉から一番遠かったし」
「もーむり、帰ろ、吐いて気持ち悪いし」
そしてみんな帰る流れに
もう行っちゃうの?僕まだあんまり中見れてないのに
中身は優しいイカツめの人の肩に手を置こうとする
いたっ
手をはたかれた
誰に?
「…………」
ボブの眼鏡の女の子だった
…どうしたの?なにかあった?
70
氷咲 吹雪❄
118
氷咲 吹雪❄
41
241
「あげないよ、」
…これは大変なものに目を付けちまったな
両手を上げる
『私の存在に気が付かないなんてね』
ボブの女の子が狐に姿を変える
そして声が大人っぽくなる
『お主がいる場所は地獄のはず』
なんで自らあんな場所に行かなきゃいけないのさ
『連れて行こうとしたな…』
狐の目が細くなり僕を睨みつける
……………
『あれは私のだ』
…なら他だったらいいんだ
目が丸く見開かれる
1人は嫌だ、そして浴びるように一人で酒を飲んだのが最後の記憶
『好きにしろ』
そういって元の女の子の姿に戻る
『「もしまた私の物に触れたらただじゃ済ませない」』
女の子の時の声、狐の時の声と同時に響く
わかったわかった。手は出さねぇよ
振り返ってみんなのもとへ走っていった
マンションの屋上へ行く車が発進するのを見送る
…とんでもねぇ物に憑かれてるなぁ、いったい何をやったんだ
数か月前
手前に二体、奥に一体狐の像があり、その中に小さなお墓がたくさんあった
「うわ~、マジなんかでそう」
「こんなの足つぼにもなりやしねぇ」
1人の男が小さなお墓を蹴り飛ばす
それにつられて六人は小さなお墓を蹴って壊し始めた
それを見つめることしかできない三体の狐
しばらくして六人は帰っていった
『よくも…よくも子供たちを』
翌日
大学に編入してきた女の子がいた
ボブの眼鏡をかけた女の子だ