テラーノベル
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ーーああ綺麗だな
彼女の死体を見て心からそう思った。
透き通る綺麗な瞳、筋の通った鼻筋と白い肌は相変わらず死んだと思えないくらいきれいだった。
それでもよかった。きれいだったから。愛していたから。
だから
彼女は死んで良かったのだ。
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初めて会ったときはシャーペンを落としたときだった。細い指でシャーペンを拾ってくれた彼女。
「大丈夫?これ、落としたよ」
さらりと揺れる黒髪に整った顔立ち。わたしは文字通り釘付けになった。
「あ、え。あ、ありがとうございます!」
慌てて返事をした。
彼女は優しくふっと笑って
「そっか。ねぇ名前、なんて言うの?」
「ええっと、花梨です。相川花梨。」
「え!似てる!私は花井花音。よろしくね花梨」
そう花が咲くように笑う彼女はほんとうにわたしの女神様だった。
それから彼女がバドミントン部という事を知り即入部を決めた。理由はよく分からないし特別運動ができる訳ではないのだけれど。それでも次の日には入部届を出していた。
「やったね花梨と同じ部活だ。1年生私と花梨の部員二人だけだから」
微笑む彼女はほんとうに女神様だった。彼女には一目惚れだったから彼女の中身なんて正直どうでも良かった。彼女が冷酷非道のサイコパスでも、痛みに快楽を覚える変態だったとしてもわたしは彼女を愛していただろう。私が好きなのは彼女の「ーー」だったから。
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次は50♡orコメントで書かせて頂きます♩⸝꙳.˖
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