りんか ! お誕生日おめでとう🎂
ケーキに火をつけたら消してくださいね写真撮ります
そして拝めます。︎^_^
皆様も 是非。“火”を消しちゃってください
「煙草と君共に散る」 /家入 硝子 様
愛と呪いと煙
言葉の裏返し
君はいっつもそう。
煙に紛れて何処かへ逝ってしまう
そんな脆いお前が馬鹿で阿呆で 大嫌いだった_。
「 硝 子 ち ゃ ー ん 」
「 五 月 蝿 い 」
「 反 抗 期 ? 笑 」
「 白 髪 〜 前 髪 〜 硝 子 ち ゃ ん が 拗 ね ち ゃ っ た 笑 」
「 硝 子 ち ゃ ー ん ? 笑 」
「 お 眠 か な ? 笑 」
「 … … グ ル か よ 」
「 こ い つ ら が 勝 手 に 」
「 あ” ? 」
「 ナ ン デ ス カ ー ? 」
「 キ コ エ ナ イ ! 」
「 2 人 と も や め な よ 」
「 幼 稚 に 見 え る よ 」
「 ナ チ ュ ラ ル 煽 り 厄 介 野 郎 」
「 ぇ ” っ 」
ほんとコイツらは馬鹿だ
重い十字架も置き去りにし,自分の道を歩んでいる
「呪術師」という職業を知らないかと言わんばかりに
「 て か ぁ 」
「 ん ? 」
「 … … や っ ぱ な ん で も な い 」
「 話 せ よ 〜 」
「 ま ぁ 、 3 人 は 私 の 事 好 き だ か ら
私 が 死 ん だ ら 泣 く だ ろ う なっ て 」
「 ん ? 」
「 何 言 っ て ん だ よ 笑 笑 」
「 自 意 識 過 剰 」
「 な ん な の お 前 ら 」
「 お 前 ら だ け に は 絶 対 泣 き 顔 見 せ ね ぇ ー し ! 」
「 ま ぁ ? 特 級 の 俺 様 が 守 っ て や る よ 」
「 は ぁ ? ! 1 級 舐 め ん な 」
「 ま ー た 始 ま っ た 」
「 ほ ん と 飽 き な い ね 笑 」
「 … … 。 」
なんで夏油は笑えるのか
意味が分からなかった
「 そ う だ な 、 笑 」
なのに、自然に笑ってしまっていた
これは呪い。きっとそうだ
コイツらの様に戦えなくとも分かる
「 硝 子 ? 」
「 ん ? な ん だ 」
「 な ん で も な ぁ い 」
「 な ん だ そ れ 」
「 て か ! こ の さ ─── 」
「 そ う い え ば 、 椿 の 術 式 っ て な ん だ っ け 」
「 私 も 気 に な っ て た 」
「 椿 に 言 わ れ た こ と な か っ た よ ね 」
「 私 ?! 」
「 教 え ろ よ 〜 」
「 … 夜 蛾 先 が 持 っ て る 紙 見 れ ば 分 か る よ 」
「 焦 ら す な よ 」
「 椿 と 任 務 行 っ た こ と な い か ら 分 か ん な い よ な 」
「 ミ ス テ リ ア ス と い い な さ い 」
「 … … は ? 」
「 え ? 」
「 ま ぁ い い じ ゃ ん 」
「 硝 子 ? 気 使 っ て る よ ね 」
「悟 傑 話 が あ る ん だ が 」
「 ま た な ん か や ら か し た の 〜 ? 」
「 馬 鹿 ど も は 学 ば な い な 」
「 う っ せ 」
「 行 っ て く る よ 」
「 あ い つ ら 何 や ら か し た ん だ ろ 笑 」
「 物 壊 し た と か だ ろ 」
「 そ う か も 笑 」
嗚呼
コイツは少し、時々 怖いと思わせてくる
目に吸い込まれそうで
何もかも見通してる感じがする
「 硝 子 ? 」
「 な ん だ 」
「 私 さ 」
「 う ん 」
「 次 の 任 務 で 行 き た く な い よ 」
「 ど こ 行 く の 」
「 最 後 は 海 」
「 今 の 時 期 , 多 い ん だ っ て さ 」
「 五 条 達 と 一 緒 に 行 け ば ? 」
「 私 一 人 な の 」
「 世 の 中 変 だ よ 」
「 神 様 に 文 句 言 い な 」
「 そ う だ ね 笑 」
「 た だ い ま 〜 」
「 な ん だ っ た の ? ! 」
「 私 た ち コ レ か ら 出 か け る ん だ 」
「 護 衛 だ と よ ー 」
「 め ん ど く さ い や つ じ ゃ ん 」
「 頑 張 っ て こ い よ ー 」
「 最 強 だ か ら 大 丈 夫 」
「そ の 自 信 ど っ か ら く ん の 笑 」
何気ない会話
いつも魅せてくる表情
安心する
いつも通りだから
────2週間後
「 い っ て き ま ー す 」
「 行 っ て ら っ し ゃ い 」
「 私 一 人 、 か 」
久々の1人
ほとんど無かった1人っきり
カチッッ
「 ふ ぅ ー 」
あいつらに迷惑がかからないなら丁度いい
煙が消えかけるのを私はボーっと見ることしか出来ない
「 あ い つ ら 頑 張 っ て る か な 。 」
いつもは考えないであろう事を考えてしまう
私の煙草でさえ埋められない穴は彼奴らがいたんだろう
「 暇 だ ぁ 」
そう言って煙草を口へ運ぶ
これが中毒というやつか なんて実感する
「 卯 木 さ ん 」
「 今 回 は ── 」
暇。3人と話せなくて、離れてしまうのは少し早すぎた
時の流れは早いもの
あっという間にその時が来てしまった
生きた心地がしない
「ア ッ ぁ ” 」
「 え ッ … 」
グチャっと嫌な音が鳴り響くのが伝わった
「 ッ 」
体が動かなくなった時
ソレは目の前にいた
一命を取り留めたのは良かった。
でも
時間は私の味方ではなかった
体感と事実では異なる部分が今出てしまった
砂時計の砂が動き出す
そして
全て落ちた頃
グチ”ャ
寒い
冷たい
ぼんやりする
視界が煙のようにぼんやりする
私を受け止めたのは
コンクリート でも
砂 でも
草 でもない
血が私を包み込み
下半身は熱を巻き付けたように体温が上がる
「やっぱ何も出来ないじゃん 笑」
後悔が出てくる
『 ん 、 』
『 なにしてんだよー 』
『 悟?!』
『 私もいるよ 』
『 傑まで 』
『 待てよお前ら 』
『 硝子?! 』
『 こいつ なんで驚いてんの 』
『 大丈夫? 』
『 変なもんでも食べたか? 』
『 いや、私任務で 』
『 ん、? 』
『 さっきまで寝てたじゃんか 』
『 そうだっけ、?笑』
『 そうそう 』
『 爆睡だったよ笑 』
『 写真は撮らせてもらったよ 』
『 硝子消してよ?!』
『ぁ、れ』
『海?』
目の前には無限に広がる青黒い海
暖かい太陽
誰かいる
女の子か
制服着て可愛いな
「まっ」
女の子の頭に弾が通過する
助けないと
硝子に連絡を取るべき?
「待っ てよッ、」
無我夢中で海を走り抜く。
なにこれ。夢?
そうだ
私
寝るんだ
報告書
東京都 ――市 元 ホストクラブ ビル へ
東京都立呪術高等専門学校
1年
1級呪術師
名 卯木 椿
年 16
固有術式
名 未来予知 時空調節
死亡
予想より上の級
準1級相当の呪霊により 下半身を食べられ
大量出血で死亡
死体は無事回収
反転術式者 家入硝子 の元へ着いた時には既に死亡
この件は
特級呪術師 五条悟 が引き継ぎ 無事 終了。
「 お い 」
「 お い っ ! 」
「 起 き ろ よ 、 」
「 い っ つ も み た い に 笑 え よ 、 ッ 」
「 硝 子 ッ ! 」
「 椿 は ? 」
「 反 転 術 式 で は ど う に も 」
「 … … そ う か 」
「 硝 子 も 大 変 だ ろ う 」
「 休 ん だ ら ど う だ い ? 」
「 … … そ う す る 」
「 悟 も 、 」
「 起 き ろ 」
「 起 き ろ よ 」
「 な ぁ 、 」
「 … … お 前 ら 戻 れ 」
「 椿 の 遺 体 は 硝 子 … に 」
「 処 理 す る 」
「 嗚 呼 わ か っ た 」
なんでだよ
どうして助けれなかったのか
自分が嫌になる
2人は疲れて帰ってきてるはずで
ついさっき反転術式で治したばかりなのに。
椿が言うように 世の中は変 だ
何故呪いなんて存在するのか
神様なんていない。不幸ばかりで幸福なんてない
呪術師とは
仲間の死を認め 見守り 時に進める
そんなの無限の呪い合い
「 ハ ハ 」
「 変 な の 。笑」
そう言って
また穴埋めをする
そして
煙を纏いながら
椿の元へ行く
「 元 気 し て る か ? 」
「 そ っ ち の 世 界 で は 呪 い な ん て な け れ ば い い な 」
唯一の幸福は。椿が呪いを解いたことだろう
「 ま た 来 る 」
そうして
ミソハギ を供え椿を後にする
いつも
その背を向けた時
『行ってらっしゃい。』 と聞こえるのはアイツのお節介が出ててほんと
「 う ん ざ り 。 」
「 硝 子 〜 」
「 ん ? 」
「 椿 元 気 に し て る か な 、 」
「 し て る だ ろ 」
「 傑 と 逢 え て た ら い い な 」
「 俺 達 も あ え た ら な 、 」
『頑張ってね2人とも。』
そう元仲間 で 最強から言われちゃ
コイツを引き留めることが私のもう1つの仕事で
呪いで
お節介だろう
コイツだけは 蝋燭の火 を消させないよう頑張るとするか
「 火 取 っ て 」
「 体 に 悪 い で す よ ー 」
カチッ
「 い い ん だ よ 」
「 理 不 尽 」
「 そ う か も な 笑 」
「 夏 は 暑 い な 〜 」
「 も う 9 月 だ け ど ? 」
「 暑 い の は 全 部 夏 。」
「 な ん じ ゃ そ り ゃ 」
「 見 て 綺 麗 」
「 ほ ん と だ 」
「 ピ ン ク の 椿 と か 珍 し い 」
「 だ な 」
「 帰 っ た ら ま た 仕 事 か ー 」
2人のせいで疲れるよ。
コメント
2件
天才作家が私のために執筆してくださるなんてこの上ない幸せです愛してます 硝子目線で語られることってないから、めちゃめちゃ新鮮でした!!! はあ…さしすの絡み原作すぎて尊い 椿ちゃんが亡くなるシーン、音とかふがめっちゃリアルでぶわああってなったそのあと海のシーンとか日常?の会話に戻るのとかどうやったら思いつくの!!だいすき😡😡😡😡 さいこうです