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ちなみにココアシガレット食べてみたけどミントっぽい味であんまり好きじゃなかった
くぉあッ、今更読んだけど最高すぎるやん(*TーT)b
好こ
大変遅くなりました。
あけましておめでとうございます。山本です。
なんでこんなに遅くなったのかというと…わ、やめてっ!生卵を投げつけないでっ!うわ、ヒヨコ生まれた!肩でヒヨコ生まれたんだけど?!
….あ、はい茶番失礼しました。
今年も変わらずゆったりのったりもったり投稿すると思いますので「あ、そういえばあんなやつもいたような….」と思ったときにご覧ください。
ということで新年一発目の投稿はドズぼんですね。
同棲してるしてないは任せます。てことで、どうぞ。
一人ぼんやりベランダに立って煙草を吹かす。
もちろん寒いがなぜこんなことをしているのかと言うと。
「初日の出何時くらいですかね?調べたらでてくるかな….」
この人が初日の出を見たいとか言い出すから。
「ねぇドズさぁん….なぁんで外で待つのよ?別に窓辺でもいいでしょ?寒いし。」
「こういうのは雰囲気が大事なんですよ、ぼんさん。」
「雰囲気ねぇ….」
そう言いつつ三本目の煙草を灰皿に押し付けて火を消す。
「あ、てかぼんさん煙草吸いすぎですよ?煙草は身体に悪いことしかないんですからね!」
「はいはい、分かってますって~」
「あ、こら!次のに火を付けない!」
「あ、ちょ….」
火をつける寸前で取り上げられた。
ならば新しいのを….と、思ったがもう箱の中に煙草はない。さっきのがラス1だったらしい。
「….はぁ。」
「….なんですか?そんなに煙草が大事でしたか?」
「いやー?別に。」
「じゃあなんですかそのため息は。」
「ただ、煙草がないと口寂しいなーと思って。」
「…..ねぇドズさ」
「いやです。」
「なんで言う前から!」
「なんかぼんさんの言おうとしてることが分かったんですもん。」
「ええ….」
「どうせ、『じゃあ他のもの咥えてたいなー』とかいって僕のココアシガレット取る気なんでしょう!」
「….ドズさんココアシガレット持ってたんですか?」
「え?あ、ぁ….いやその…」
「?」
「….た、煙草吸ってるぼんさんが….な、なんかかっこよく見えるから?ちょーっと気になっただけですよ。」
「….ふふっ、それで?煙草はだめだから。ココアシガレット買ってみたの?」
「….はぁい。」
「あははっ!お、おもろすぎるでしょドズさんww」
「な、なんでそんなに笑うんですか!!」
「い、いやだって…煙草の代わりにコ、ココアシガレット…wほんとにやる人いたんだww」
「い、いいじゃないですか!それにお菓子としてもおいしいんですからね!」
「いや本来それお菓子だからwwwそれで?かっこよかった?ココアシガレット咥えてるドズさんw」
「別に普通でしたよ!!」
「あっはははwww」
「もう….新年早々めちゃくちゃ笑われたんですけど…」
「いやだってそれは笑うしかないよw」
「はぁ…結局ぼんさんがかっこいいのは元からかぁ…」
「…..」
唐突なデレに笑いが止まる。
「….あ、てかココアシガレットじゃないならなんだったんですか?」
「あー….まぁ、ベタなやつなんだけどね?」
軽く頬に手を添えてキスをする。
二秒に満たない程度の短い時間だけ。
「….こーゆーの。」
「….っあ、あー….そーゆーことですか….」
「いやまぁでもココアシガレットあるならそっちのがよかったかなぁー?」
「うるさいですよ。いつまでひっぱるんですか!」
「今年中はいじろうかと。」
「いやですよ!2023年始まったばっかりなのに!」
「ふふっ….冗談ですよ。一月中だけにしといてあげますね?」
「いやそれでもまあまあ長いですけど…」
「まあまあ。…..あ、日の出だ」
「え?あ──ほんとだ。」
「俺初日の出みたの初めてかも。」
「そうなんです?じゃあ来年以降も一緒に見ましょうね。」
「寒いのはなぁ…」
「じゃあ来年からは室内でいいですよ。」
「じゃあまあ….いいかもですね。」
その言葉、来年以降も一緒にいる、って約束してるようなものなんだけどドズさんは気付いてるのかな。
まあそんな言葉なくても一緒にいるつもりだったけどね。
「….ねぇぼんさん。」
「んー?なんですか?」
「さ、さっきので直ったんですか?口寂しいの。」
「え?いやまぁ…..」
あれはキスする口実で….と言いかけてやめる。
日の光のせいかもしれないがドズさんの顔がやけに赤い気がしたから。
「あー….まだ、直ってないかも?」
「….じゃ、あ…あと一回なら、き..すしても、いいですよ?」
「….一回だけ?」
「….それ以上許したらどうせしばらく離してくれないでしょ?」
「…だめなの?」
「….僕初詣行く約束あるんで。」
「ふーん。じゃあ、しょうがないかぁ。」
「….帰ったら何回でもしていいですから。」
「!」
「だから煙草吸っちゃだめですよ。」
「ええ…そういうことになっちゃうの?」
「そりゃそうでしょ。」
「んー…まぁ、我慢してみるかぁ…」
「これで長生きできますよ。」
「そぉねー….さて。」
「?」
ドズさんの腰に手を回す。
「一回ならいいんだっけ?」
「あのー….ぼんさん?離す気ない感じがするんですけど?」
「だーいじょうぶ。一回だぁけ。」
「ほ、ほんとに一回ですよ?」
「うんうん、大丈夫。」
「た、頼みますよ?ぼんさん?」
「寒いから中入っとこっかー」
「ねぇそれ長くなるフラグですよね?!ちょ、ほんとに今日約束が、ま、待っ…..」