阿部は変装して目黒の家に行く。念の為だ。
騒ぎが落ち着いたら、大丈夫かなと思うけど、今は用心した方がいい。
好きな人に会うだけなのに、阿部は時々虚しくなる。
目黒ーこの頃、元気ないね?
阿部ーこんなにしないと会えないなんて、おかしいって思うから。
目黒ー公表する?
阿部ーそうじゃなくって、好きなだけなのに、多くの人を巻き込んでしか会えないなんて。
目黒ーありがたいことに、今グループが注目されてるからだと思う。
阿部ーそうだよね、ありがたいことなんだよね。
目黒ー皆んなに守ってもらってる恋だから、大事にしないとね。
阿部ー翔太と康二は?
目黒ーあの2人は内緒にしてるから大丈夫。徹底してそれらしい素振り見せないし。
阿部ー俺も頑張って隠してみせる。
阿部を抱きしめ、目黒がキスをする。強くなった阿部が嬉しいのだ。
家の中では思い切り甘えていいからと目黒が言う。
嬉しそうに目黒に抱きつく阿部。
ベッドで互いに服を脱がして、目黒が阿部を押し倒す。
期待で阿部の身体は反応する。
どこを舐めても甘い声を出し、腰を振る。
繋がっただけで阿部はイッてしまう。それでも、目黒を奥へ奥へ誘う。目黒に突き上げられ身体が痺れ息が出来ない。
阿部ーはっ・・はっ・・。
限界が来た阿部。
身体が動かない。電流が流れたようにヒクヒクと軽く痙攣し限界を超えた。
阿部ーあっ・・はっ・・はっ・・。
目黒は阿部を強く抱きしめる。
それさえ刺激になり、前から愛液が出る。
阿部ーねぇ、めめ、翔太は康二と会えてるのかな?
ちゃんと愛し合えてるのかな?
目黒ー大丈夫。
渡辺と向井を気にする余裕があるならと、まだ挿れたままの自身で阿部の最奥を突く。
身体がしなり、嬌声があがる。
目黒に突き上げられ、しがみつき腰を振る。
阿部ーあぁ、またイク。
目黒ーいいよ。
阿部ーはぁ・・はぁ・・イク。
目黒ー・・。
阿部ーんっ・・んっ・・はぁはぁ。
目黒ー動けないでしょ?
阿部ーんっ・・。
目黒ーしばらくじっとしてよう?
阿部ーん。
阿部は涙が出てくる。
皆んなに守ってもらってる恋。
大事な恋。
自分でも、頑張って守っていこうと硬く決めた。
完
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