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僕はぷりちゃんが好き。恋愛的に。でも多分だけど片思い。
数ヶ月前から勇気を出して寝落ち電話をしようと誘ってみたら、意外と受け入れてくれた。
本当はちゃんと会って、目を見て告白したかった。でも、2人きりになって言おうとした時、どうしても恥ずかしすぎて他の話題に逃げてしまう。
僕って本当に臆病だとそこで改めて思い知った。
だから僕は、対面で言えないなら電話で言えばいいんじゃないかと思った。絶対会って言った方がいいんだろうってのは分かってる。でもできないもん。仕方ない仕方ない!
それから毎日寝落ち電話をするようになって、何度も自分の気持ちをぶつけようとしたけど無理だった。ぷりちゃんが先に寝落ちた後、小さな声で「好きだよ」と言うので限界。
「ぷりちゃん電話しよ〜 」
「はーい、ちょっとまってな」
毎日電話するんだからLINEしなくてもいいよって前に言ってくれたでしょ?でもねぷりちゃん、このちょっとした会話も全部僕にとっては宝物なんだ。
それからいつものように電話を始める僕たち。世間話、活動の事、近況報告とか色々話していく度にどんどん眠そうな声に変わっていくぷりちゃん。
「ぷりちゃん眠そうだね」
『ん〜?けちゃの声眠なるから』
「そうかな?」
『うん、落ち着く』
「んへへ、嬉しい。寝てもいいからね?ぷりちゃん」
『ん、まだ話したい。けちゃもいつでも寝てええからな』
ほんとこの男はどこまで僕をドキドキさせるのだろうか。僕の声が落ち着くとかまだ話したいとか、その言葉一つ一つに胸が高鳴る。
「…ぷりちゃんって好きな人とかいるの?」
『あー、うん。おるよ』
「っそうなんだ、!ちなみにどんな人か聞いても…?」
『……ばか、まぬけ、優しい、頑張り屋、臆病、鈍感、とか?』
なんか所々悪口みたいなの混ざってたけど一旦無視して、 なんとなく言われた特徴を自分自身に 当てはめてみる。 もしかして!って思うとこはあったけど、僕は自信が無いからそんな事ないとすぐに諦める。
そうこうしているうちに、電話越しから小さな寝息が聞こえ始めた。またいつもと同じくぷりちゃんの方が先に寝てしまったみたい。おやすみって言うの忘れてたな。まあでもおはようは僕が一番に奪うからいいやと前向きに考えることにする。
「ぷりちゃん大好きだよ」
そうやって寝てるぷりちゃんに小さく愛をこぼす。
『俺も好き』
「…へ?」