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「……俺、ふわっちの声も、全部全部好きだよ」


「どこかほんのり寂しげで、甘くて、でも力強くて、」


「全部全部大好き、」


俺の発言から少したって、夜風がより一層冷たくなってきた頃。

明那は言った。

そんなに人の事誉めれるんやったら、自分を誉めろよ、と思ってしまう。

明那は人の事を大切に出来る癖に、自分の事をなんとも思っていない。

それに気づいたのは、明那と飯屋に行ったり、相手の家に泊まりに行ったりするようになってからだった。

でも、明那の声を好きになったのはもっともっと前。


ン゛、と声になっていない声が隣から聞こえ、ちらっと横目で見た。


明那の吸い込まれてしまいそうな水色の瞳に大きな水溜まりが出来ていた。

その水溜まりはきらきらと光り、明那の頬を伝い宙に舞った。


俺も目頭が急に熱くなってしまった。






『お、俺、ぁ、明那のこと、だいす、きや』



「おれぇ、!も!ふぁっちの事゛、だいすき゛!!」



二人の声が騒がしい夜の街へと溶けていった。



END

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