ランダル視点
信じられない…
付き合ったんだ。サトルと。
やっと付き合えたんだ…!
あぁ…嬉しいなぁ…
@『どうだったんだい?』
「あ、兄さん。」
@『付き合えた?』
「ははっ、勿論!」
@『そうか…良かった…』
そう言うと兄さんはわたしを抱きしめてきた。
やっぱり心配してくれてたんだね。
@『あぁランダル、お前の悲しそうな顔を見らずに済んでよかったよ。』
「わたし泣き虫じゃないもーん」
◼『ハッ。それはどうだか。』
「ニェンは黙っててよっ!」
『でも、良かったですね。上手くいったみたいで…』
「わたしキュートだしいい子だもん。当たり前でしょ?」
@『いい子かどうかはわからない。それにこの家で一番可愛いのは私だ。』
「2人とも可愛いってことでいいじゃん。」
@『いや、お前は2番目だ。いいな?』
「ちぇっ、はいはい」
@『わたしが一番可愛いに決まってる♡』
@『そうだろう?ニェン、ニョン。 』
◼『もちろんです。 』
『その通りです。』
@『ふふふ…』
「そんなことよりお腹すいた〜」
@『ふむ、じゃあご飯にしようか。』
「やった〜」
〜ご飯中〜
@『ランダル、お行儀よく食べなさい。』
「ん、はいはい」
@「はいは1回だ。」
「はーーーーーい」
@『全く…反抗期かな?』
「あ、そういえば兄さん。」
@『なんだ?』
「女の子って生理?っていう習慣があるんだって!」
「1週間ずっとおしり?から血が出るらしいんだけどね。」
「ものすごくいい習慣じゃない?!おしりから血が出るなんて素晴らしすぎる…!」
@『…多分おしりからでは無いと思うが。』
「え?そうなの?」
「ま、なんでもいいや。とにかくわたしも生理ってやつを経験してみたいんだよ!」
「ねぇ愛するお兄様?どうにかならないかな?」
@『ふむ…いいだろう。』
「やったぁ〜!」
@『だが私も上手にできるかどうかは謎だ。見たことがないからね。』
「そんなことどうでもいいから早く!早くっ! 」
@『はぁ、わかった。でもどんなに辛くても自己責任だからネ』
「はいはい!わかってるって!」
@『はいは…』
「1回!OK!」
@『とりあえずズボンを下ろしておしりを向けなさい』
「ん!どーぞ!」
@『……出来た。が、これで合ってるのかはわからない。』
「うわ…なにこれ気持ち悪い…!でも好き…♡」
「血が止まらないよ兄さん!あはははっ!」
@『あんまり見せびらかさないようにしなさい。』
「ちぇっ、はーい」
◼『血の匂いがす……は?』
『(血の匂いがする…)え?』
「あ!ほら見てよキャットマン達♡凄いでしょ?」
◼『え?お前男じゃなかったのか…?』
『でもこれ…え?』
「わたしは元々男でも女でもないからね。ただちょっと男の子寄りってだけ。」
◼『いやでもお前これ…完全にまん…!』
『それ以上は言っちゃダメです…』
◼『んん…!(いいから手離せ…!)』
『あっ、ごめんなさい。』
「でも血が止まらないからこれじゃどこそこ歩けないよ。」
◼『あー…どっかに書いてた気がする。』
◼『…あぁ、少女漫画だ。』
「なるほど!」
◼『これだろ。多分。』
「ナ…プキ…ン?ナプキン?え?ナプキンってご飯食べる時につけたりするやつ?」
◼『いやどう考えても違うだろ。』
@『ランダル。』
「あ、兄さん。どこ行ってたの? 」
@『これを買いに行ってたんだ。』
『あ、ナプキン…』
「これをつければいいんだね!」
ペタリ。
「うわぁぁぁ!なにこれ最高!」
@『まぁ私はつけたことがないから分からないが。』
「これで血を楽に溜めれ…」
◼『おっ…あぶねぇじゃねぇかよ…急に倒れんなよ』
「あれ、ごめん…なんか…ミルクを飲んだ時みたいにフラフラするんだ…」
@『ふむ、きっと血を出しすぎたんだろう。貧血だ。』
「あと…お腹もすっごく痛い…うっ…うぅ…」
@『なるほど、お前は外部から受けた痛みより内部から受けた痛みの方が効くのか。』
「分析してる場合じゃないよぉ…うわぁぁぁん…」
@『ほら、そんなに泣くな。貴重な水分がなくなってしまう。 』
@『棺に連れて行ってあげるから。今日はゆっくりしておきなさい。』
◼『(オレもお姫様抱っこされたい…)』
『(私もお姫様抱っこされたい…)』
「ねぇ兄さん…」
@『なんだ。』
「なんでお腹が痛くなるの…?」
@『子宮という器官があってな。そこが血を出すために収縮するんだ。だから筋肉痛みたいに痛くなる』
@『…おや、寝ている。』
@『おやすみランダル。ゆっくり眠りなさい。』
コメント
7件
イヤァァァァァフゥゥゥゥ!!!! まさかのそういうことかァ”ァ”ァ”ァ”ァ” 人間じゃないもんなうんうん!!!
1コメいただきましたー!いつも楽しみにしてます!