行為が終わると、若井はベッドの上で力尽きたように倒れ、そのまま意識を失った。
シーツは体液と汗でぐちゃぐちゃに汚れ、
若井の身体も同様だった。
元貴はそんな若井を一瞥すると、ベッドから立ち上がり、風呂場へと向かった。
若井と汚れたシーツの上で寝る気はなかった。
シャワーを浴び、身体を清めた後、
元貴はリビングのソファーに移動し、
そこで眠りについた。
朝。
窓から差し込む光が、若井の瞼を刺激した。
ゆっくりと目を開けると、身体中が重く、
痛みにうめき声が漏れる。
シーツの感触が不快で、
昨夜の記憶が断片的に蘇る。
若井はベッドの上で身を起こし、
ぼんやりと部屋を見回した。
元貴の姿はなかった。
リビングに足を踏み入れると、
ソファーで眠る元貴の姿が見えた。
いつも通りの、穏やかな寝顔。
テレビで見せるあの愛らしい笑顔と変わらない。
だが、若井の胸には複雑な感情が渦巻いていた。
恐怖、服従、そしてどこかで感じる奇妙な安心感。
「…元貴。」
若井は小さく呟いたが、元貴は目を覚まさない。
若井はしばらくその場に立ち尽くし、
やがて静かにキッチンへと向かった。
朝食の準備を始める――それは、若井が自分に課した、
元貴との関係を保つための小さなルールだった。
…
一旦!終わりです!!
読んでくださりありがとうございます😭💕
好評だったら続きも書こうかなと思ったのですが…
続きのリクエストお待ちしてます🙌🏻
NEXT→300♡
コメント
6件
是非是非この神作の続きをっ‼︎‼︎恵んでくださいっ‼︎‼︎
今1~4話まで見させてもらったんですが本当に最高すぎました…!!!🥹こんな素敵な作品に巡り会えて幸せです😌💞
いいですねぇ( *¯ ꒳¯*)