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連載物を吹き飛ばして
どうしても書きたかったものがあったので
黈瑞
あれ、いつからだっけ。
俺たちがこんなに複雑な関係になったの 。
俺の彼女とはクラスも違うし部活も委員会も違う 。
だけど学校が終わった後、一緒に公園に寄ったり、家まで送って行ってあげるあんなくだらない時間が好きだった 。
黈 はぁ、
茈 なに、瑞元気なくない?
黈 彼女と上手くいってなくてさ〜 、、
茈 あーC組の瑞だっけ?
黈 そー 。
俺の友達である茈は恋愛経験が豊富なため、
相談しやすい 。
最近彼女が泣き虫なところ、
最近彼女の情緒が不安定なこと、
最近彼女の束縛が酷いところ 。
全て打ち明けた 。
茈から教わったものはくわしく覚えては無いが、
明確に覚えていること
それは
もう2人の時間は短いこと 。
俺も薄々は感じていた 。
゛そろそろお別れの時間かと ゛
俺は彼女、
いや瑞ちゃんの行動に耐えきれなかったのだろう 。
瑞は優しい 。
優しくて、面白くて、可愛くて、、、、
あれ、いつの話だっけ 。
そういえば昔言ってた 100回好きっていう約束はどこにしまったのかな 。
あ、俺も君に愛してるって100回言うって約束忘れてたね 。
辺りは秋、
夏に咲いた向日葵が全て枯れ落ち、
夕日の沈んだで俺は言う 。
黈 瑞ちゃん 。
゛俺たち別れよう ゛
君の目尻には涙を浮かばせ、
楽しかったと告げる君を見て、
少し胸が痛くなった 。
ガチャリと扉を開け、家に帰った 。
そこには飼っている黒猫が俺を迎えてくれた 。
俺は、その猫を抱き上げ、 強く抱き締めた 。
元カノといた時と同じように 。
そんなことを思い出しているうちに、
つい涙が溢れてしまった 。
投げ出したスクールバックの中から通知がなる。
それは元カノからの
゛ ありがとう ゛
ってメッセージ 。
もう振り返ってくれないね 。
そう考えると寂しいな 。
たった今、
2人の小指を結んでいた赤いリボンは、
ゆっくり、ゆっくりと解けていった 。
2人のことはもう結んではいないが、
俺の小指には、まだ赤いリボンがしがみついている 。
もしかしたら、
まだ瑞のことが
好きだったのかもしれない
コメント
1件
読了しました。短いけれど、ぎゅっと胸が締めつけられるお話でしたね。「100回好きっていう約束はどこにしまったのかな」──あの一行に、積み重ねた日々の重みと儚さが全部詰まっている気がしました。小指に残った赤いリボンの比喩も、解けたのにまだ絡みついている未練が切なくて。好きだった気持ちが完全には消えていない、その曖昧さがリアルでした。
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