文豪ストレイドッグス🤕様、🎩様の夢小説
⚠自己満夢小説
⚠暗め
⚠BEAST軸
⚠BEASTネタバレ
⚠終始夢主side
⚠脳死状態で書いています
⚠雰囲気重視
それでも良い方だけお進み下さい🤕🎩
ギュッと黒い外套を抱き締める。
もう、彼の香りは残っていなかった。
上司…元首領であり、私の恋人でもあった太宰さんが死んで一ヶ月。
未だに彼が帰ってくるのではと夜も眠れず、2人で暮らした家で一人待つ日々を過ごしていた。
高い高いビルの屋上から身を投げ、
ぐちゃぐちゃになってしまった遺体。
その為最後に亡骸を見ることも叶わなかった。
今でも家には2人で暮らした跡が幾つも残っているというのに、彼が一生戻ることは無いなんて私には到底信じられる筈がなかった。
特に、私は彼に依存していたから。
「手前は…、太宰に飼われてた子犬じゃねぇか」
「中也さん…否、首領」
仕事中、ビル内をとぼとぼと歩いていると、現首領の中也さんが話しかけてきた。
「凄ぇ隈だぞ、碌に寝てねェだろ」
「お気遣い有難う御座います。大丈夫ですよ」
「…未だ彼奴の事引き摺ってんのか」
「!」
「図星か…」
中也さんの言葉に驚いてビクリと肩をあげると、彼は判り易く顔を顰めて不機嫌になる。
「もう彼奴が死んで一ヶ月だ。そろそろ区切りをつけねぇと、キツくなるのは手前だぜ?」
「判っています。頭では判っていても、心が追いつかないんです。」
何時か、ひょっこり帰ってくるんじゃないかって。
「やあ〇〇。驚いているね、間抜けな顔だ」
そう云ってくすりと笑いかけてくれるんじゃないかって。そう思ってならないのだ。
「私は彼の人が帰ってくるのを、何時迄も待ち続けます。それが何十年後でも、何百年後でも」
「等々イカレたか?莫迦云うんじゃねぇよ、彼奴は死んだんだ。死者は蘇らねぇ」
「それでも…」
「それでも何でもねぇ。なァ、いい加減気付けよ」
鋭い目付きの中也さんに睨まれる。低い声。何故怒っているのだろう。
「……中也さんには関係無いでしょう。もう此の話は終わりにしましょう」
「関係無くねェ、部下の問題は俺の問題だ」
「私の問題は私の問題です。たかが部下でしょ」
「たかが部下、されど部下だ。何時までもしみったれた顔されてると此方も困…」
「関係無いでしょ!!」
思わず声を張り上げてしまう。
目を丸くする中也さんを見れなくて、下を向いた。
「…貴方には、関係の無い事です。太宰さんの事で口を出さないで下さい」
そう云い切ると、今度こそ話を終わらせて立ち去ろうとした。
すると、中也さんの舌打ちが聞こえ、その後直ぐに顎と頬を鷲掴みにされて上を向かされた。
「関係ある無ぇじゃねんだよ。想い人が何時までも死人に想いを寄せてたら、誰だって止めたくなんだろ。いい加減現実を見ろよ、なァ?」
瞳孔が開ききった青い瞳に射抜かれる。
私は此の瞳を知っている。支配欲に塗れた瞳。
太宰さんもそうだった。私を自分のモノにしたいと、感情が昂った時は何時も此の目だ。
何故中也さんが私なんかに?
否、”想い人”ということは…
「済みませんが、中也さんの気持ちには応えられません。私はもう彼の人に堕ちてしまったのです。」
一度堕ちてしまえば、堕とされてしまえば、
「私はもう、彼の人しか愛せないから。」
もう、離れる事など出来ないのだ。
夢主(〇〇)
今は亡き太宰を思い続ける恋人。太宰が生きている頃は恋仲といっても主従関係が強く、依存し合っていたため、異常な程の愛を抱えている。
太宰治
ビルの屋上から飛び降りて亡くなったポートマフィア元首領。〇〇に重い愛を抱いていて、ゆっくり堕として依存させた。中也の〇〇への恋心には気付いており、自分が死んでも〇〇が中也の処へ行かないように躾した。
中原中也
太宰が生きていた頃から〇〇に片思いし続けるポートマフィア現首領。太宰が生きていた頃は〇〇はどうやっても手に入らないと諦めていたが、亡くなってからワンチャンあり得ると気付く。が、何時までも太宰の死を引き摺る〇〇に嫌気が差し、荒れる。
コメント
8件
もう、大好き通り越して愛してr((殴
えっ、好きすぎる🙈💞 依存してるのがてえてえよ😢 だざに最後まで叶わないちゅやっていうのが最高👍🏻👍🏻
今日早い!!!!かも!!👶🏻🌟 夢主ちゃんが、自分が死んでもずーっと思ってくれるように、っていう太宰さん良く考えればかわいすぎる 笑笑 その依存しあってる感じ?めちゃくちゃ好きで最高だよー!!!😭💗