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今回クソ長です
ほんとに、時間ある時に見た方がいいと思ってる
じゃ
lplimz
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
放課後の教室。
夕焼けが差し込む中、残されたのは三人だけ。
li「……またこいつとおると?」
低く落ちた声。
振り返らなくても分かる。liだ。
lp「別にええやろ?俺が誰とおろうが勝手やん」
lpが肩をすくめて笑う。
その手は自然に、mzの腰に回されていた。
mz「っ……//」
びく、と身体が揺れる。
その反応を見て、liの目が細くなった。
li「……そんな触り方して、よう平気やな」
ゆっくりと近づいてくる足音。
逃げようとした背中が机にぶつかる。
lp「逃げんでよ、mz」
耳元で低く囁かれて、息が止まる。
li「ほら、もう動けんやろ」
顎に指をかけられて、上を向かされる 。
liの視線が、まっすぐ突き刺さる。
li 「……ええ顔しとる」
lp「ほんまやなぁ」
反対側から、lpの声。
いつの間にか距離を詰めて、mzの手首を軽く掴んでいた。
lp「なあmz、どっちがええの?」
わざとらしく優しい声。
でも逃がす気なんて一切ない。
mz「……言えない」
そう答えると、二人が一瞬黙る。
li 「言えんのやなくて」
liが少しだけ笑う。
li「決めたくないだけやろ」
図星だった。
li「どっちも欲しいって顔しとるけん」
lp「欲張りやなぁ」
lpがくすっと笑って、指先でmzの腕をなぞる。
その軽い触れ方だけで、体温が上がるのが分かる。
lp「そんな顔されたら、余計に離したくなくなるわ」
li「俺もや」
liの手が、逃げ道を塞ぐように机に置かれる。
完全に囲まれている。
li「なあ、ちゃんと選ばんといかんよ?」
低く、逃げ場を与えない声。
mz「……っ」
怖いはずなのに。
その言葉に、胸が熱くなる。
lp「でもまぁ」
lpが少しだけ顔を寄せて、囁く。
lp「無理に選ばんでもええけどな」
lli「は?」
liが眉をひそめる。
lp「だってmz、そういうん好きやろ?」
くすっと笑って、mzの反応を確かめるように見る。
mz「……っ/」
否定できない。
むしろ__
mz「……もっと、取り合えばいいじゃん」
気づいたら、口にしていた。
一瞬、空気が止まる。
それから。
li「……は、やっぱりそう来ると?」
liが低く笑う。
lp「ほんまにええ性格しとるなぁ」
lpも楽しそうに目を細めた。
lp「じゃあ遠慮せんでええってことやな?」
li「……泣いても知らんけん」
夕焼けが沈む中。
逃げ場は、もうどこにもなかった。
__でも俺は、それを望んでいた。
雨の音が、やけにうるさい。
人気のない廊下。
逃げるように歩いていたはずなのに__
li「どこ行くつもりやと?」
腕を引かれて、壁に押し戻される。
mz「……li、ッ?」
li「逃げるとか、ほんま可愛げないことせんでよ」
低く笑う声。
逃げ道を塞ぐように腕をつかれる。
li「俺から離れられると思っとると?」
mz「……別に、そんなこと」
言い終わる前に、ぐっと距離を詰められる。
li「嘘つくなや」
その瞬間__
lp「ほんまに逃がす気ないんやなぁ」
反対側から、lpの声。
いつの間にかそこにいて、出口に寄りかかっている。
li「……お前も来ると思っとったで」
liの目が細くなる。
lp「そら来るやろ。こんな面白い状況、見逃すわけないやん」
軽く笑いながらも、視線はまっすぐmzに向いている。
lp「なあmz」
ゆっくり近づいてくる足音。
lp「どっちから逃げるつもりやったん?」
mz「……逃げてない」
そう言い返したのに、声は弱い。
lp「ふーん」
lpの指が、頬に触れる。
lp「でも顔は、めっちゃ期待しとるで?」
びくっと身体が揺れる。
li「ほんま、分かりやすい」
liが呟く。
li「追い詰められるほど、嬉しそうにしとる」
mz「やめて……ッ」
否定したいのに、力が入らない。
li「やめるわけないやろ」
liの声が、少しだけ低くなる。
li「やめたら困るの、mzやろ?」
図星を突かれて、息が詰まる。
lp「なあ」
lpが後ろから距離を詰める。
lp「俺らにこんなことさせといて、今さら引くん?」
mz「……ちがッ」
lp「無責任やなぁ」
優しい声なのに、逃げ場を奪う響き。
li「ちゃんと最後まで付き合ってもらわな困るわ」
li「mz」
liが名前を呼ぶ。
その声だけで、心臓が跳ねる。
li「俺はな、もう引く気ないけん」
lp「俺もやで」
すぐ後ろで重なる声。
lp「どっちか選ばせるつもりやったけど」
l p「やっぱやめた」
li「……は?」
lp「だってさ」
耳元で囁かれる。
lp「選ばせたら終わりやん」
mz「ん、ッ//」
ぞくっとする。
lp「こうやって、ずっと揺れとる方が__おもろいやろ?」
mz「……最低ッ」
そう言ったのに。
否定しきれない自分がいる。
li「せやな」
liが静かに笑う。
li 「でもmz、そういうの好きやろ?」
逃げ場も、答えも、全部奪われていく。
lp「俺らのこと、どっちも手放せんくなっとるくせに」
li「ちゃんと壊れるまで、付き合ってやるよ」
mz「……っ」
怖い。
でも__
lp「ほら、またそんな顔」
lpが楽しそうに笑う。
li「やめてほしい顔ちゃうやろ、それ」
完全に見透かされている。
逃げたいのに、離れたくない。
li「なあmz」
liの声が、すぐ近くで落ちる。
li「最後まで堕ちる覚悟、あると?」
答えなんて、とっくに出ていた
雨音の中、三人は動かない。
liの問いに、mzは__
小さく、笑った。
mz「……もう、とっくに堕ちてるよ」
その瞬間、均衡が崩れた。
li「……なら、もう離す理由ないやろ」
liの声はどこか安堵していた。
lp「せやなぁ」
lpも笑う。
li「ほんなら、決まりやな」
どちらも引かない。
でも奪い合うこともやめた。
その代わり__
li「全部、俺らで分ける」
li「mzも、時間も、感情も」
気づけば、境界がなくなっていた。
lp 「今日、どっちと帰るん?」
li「……決めなくていい」
liが遮る。
li「三人で帰ればええ」
lp「ほんまにそれでええん?」
試すようならぴすの言葉。
mzは少しだけ迷って、それから頷いた。
mz「……うん」
その答えに、二人は満足そうに笑う。
でもそれは優しさじゃない。
逃げ道を完全に消す選択だった。
li「なあmz 」
li 「これから先、他のやつとか考えんでよ?」
li「俺らだけ見とけばええけん」
lp「ちゃんと見張っとくからな」
mz「うん」
軽い言葉のはずなのに、重い。
誰も否定しない。
三人でいるほど、外の世界が遠くなる。
lp「これ、普通ちゃうよなぁ」
lpがぽつりと呟く。
li「普通じゃなくていい」
liが即答する。
li「mzもそう思っとるやろ?」
mz「……うん」
その瞬間、全部が決まった。
三人で笑って、三人で壊れていく。
__それでも、離れられない。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
mz「……ねえ」
mz「そういえば、なんで前からそんなに必死なの?」
静かな声。
mz「俺を取り合ってるつもり?」
liとlpが、同時に黙る。
一歩、近づく。
mz「俺、取り合われてるの、分かっててやってるの」
その言葉に、空気が変わる。
mz「……最初から、逃げる気なかったし(笑」
li「お前……」
liが目を細める。
li「気づいとったと?」
mz「うん」
あっさりと頷く。
mz「だってその方が楽しいじゃん」
ぞくっとする笑み。
mz「どっちも必死になってくれるし」
lpが小さく息を吐く。
lp「……やばいやつやな」
mz「今さら?」
mzは笑う。
mz「ねえ」
二人の手を、同時に取る。
mz「ちゃんと最後まで付き合ってよ♡」
mz「俺、まだ満足してないから」
その言葉に
li「……ははッw」
liが低く笑う。
li「ほんまに、やられたな」
li「主導権、最初からこいつやん」
lpも苦笑する。
でも、離れない。
離れる気がない。
lp「なあmz」
lp「責任取れよ?」
li「ちゃんと壊してくれや」
その関係はもう、
奪い合いでも、愛でもない。
ただの__
終わらないゲーム
li「ん、それじゃあ」
lp「俺らにも付き合ってな?」
mz「…?」
口に布を被せられた、
mz「ん、ッ?!」
意識がだんだん遠のいていく
何も考えられない
ふわふわする
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
気づいた時には、もう遅かった。
mz「……ここ、どこ」
窓のない部屋。
鍵のかかる音が、やけに響く。
li「安心せえ」
li の声は、いつもより静かだった。
li「外には出さんだけやけん」
mz「……それ、安心できると思う?」
mzの声は震えていた。
少し離れたところで、lpがため息をつく。
lp「ほんまはな、こんなんしたくなかったんやけど」
li「嘘つけ」
liが即答する。
li「お前も賛成しとったやろ」
沈黙。
その沈黙が、答えだった。
li「なあmz」
liが一歩近づく。
li「外、もういらんやろ?」
mz「意味わかんない」
li「わかるようにしてやる」
低い声。
そのまま、扉の鍵がもう一度確認される音。
__逃げられない。
li「ここにおればええ」
lp「俺らだけおれば、それでええやん」
mz「……そんなの」
言い返そうとして、言葉が詰まる。
lpが軽く笑う。
lp「でもさ」
lp「外行ったら、また選ばなあかんやん?」
その一言で、空気が変わる。
lp「選ぶの、嫌なんやろ?」
mz「……っ」
否定できない自分がいる。
li「なら簡単やん」
liが言う。
li「選ばんでええ世界にすればええ」
それは優しさじゃない。
逃げ場を消す理屈。
li「ここおれば、ずっと一緒や」
li「誰にも邪魔されん」
mz「……それ、閉じ込めてるだけでしょ」
mzの声はかすれていた。
lp「そうやで」
lpがあっさり認める。
li「でも、お前も分かっとるやろ?」
li「ここ出たら、また壊れる」
その言葉に、胸が詰まる。
否定できない。
壊れるのは__いつも、関係の方だった。
li「なあmz」
liの声が少しだけ柔らかくなる。
li「外、もうええやろ?」
li「俺らおるやん」
その「優しさ」が一番怖い。
mz「……戻れないよ、それ」
li「戻らんでええ」
即答。
迷いがない。
lpが肩をすくめる。
lp「ていうか、もう戻す気ないし」
li「お前もな」
liが続ける。
li「ここで慣れればええ」
li「慣れるまで付き合ったる」
逃げることを前提にした優しさじゃない。
慣れさせることを前提にした支配。
沈黙の中で、mz理解してしまう。
これは説得じゃない。
選択肢の削除だ。
mz「……ねえ」
小さく声が出る。
mz「これ、愛って言わないよ」
その言葉に、らいとが一瞬止まる。
でもすぐに笑う。
li「愛かどうかなんて、どうでもええ」
li「mzがここにおる」
li「それだけでええ」
l pも同じように笑う。
__逃げ場はない。
__扉は開かない。
__外の音はもう、遠い。
「なあmz」
最後にliが言う。
li「ここで生きるの、悪くないやろ?」
その問いは、答えを求めていなかった。
すでに結末は決まっている。
ただ一つだけ残ったのは、
「戻れない」という事実
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
静かな夜だった。
liも、lpもいない。
鍵の音がしない。
今しかない。
mzはゆっくり立ち上がる。
足音を殺して、廊下へ出る。
mz「……行ける」
誰に言うでもなく呟く。
このまま出ればいい。
扉は、意外なほど簡単に開いた。
外の空気が流れ込む。
自由の匂い。
なのに__胸が痛い。
mz(これでいいはずなのに)
走り出す。
雨の中、夜の街へ。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
どれくらい走っただろう。
息が上がる。
でも止まらない。
mz「……っ、やっと」
自由。
そのはずだった。
背後から、足音。
li「どこ行くつもりやったと?」
凍る声。
li。
mz「……ッあッッッ」
振り返る前に腕を掴まれる。
強い力。
li「ほんま、学ばんね」
息を切らしているのに、声は落ち着いている。
li「逃げても無駄やって、何回言わせると?」
mz「離してッッッッ!」
初めて、本気で抵抗する。
その瞬間。
反対側から手が伸びる。
lp「無理やで」
lp。
lp「ここまで来たら、もうアウトや」
mz「……なんで、ッすぐ見つかるのッ」
li「見つけるに決まっとるやろ
liが即答する。
li「mzの動きくらい、全部分かる」
mz「……ッ」
背筋が冷える。
lp「なあ」
lpが少しだけ優しく言う。
lp「外、どうやった?」
lp「楽しかった?」
その問いに、答えられない。
楽しいわけがない。
でも__
li「怖かったやろ?」
liが続ける。
li「誰もおらん場所って、思ったより冷たいけん」
mz「……っ」
その言葉が、胸に刺さる。
否定できない。
lp「ほら」
lpがため息をつく。
lp「戻ろうや」
mz「……嫌ッ」
弱い声。
それでも拒む。
その瞬間_
liが小さく笑った。
li「嫌なんやったら」
li「なんで”戻ってくる道”、選んだん?」
mz「……えッ?」
気づく。
帰り道を知っていた。
無意識に、覚えていた。
li「お前、最初から戻る気やったやろ」
mz「違う……ッ!」
否定した声が震える。
でも、liは静かに言う。
li「違わん」
li「mzは、ここから離れられん」
li「……っ」
手が震える。
lpがそっと肩を押す。
強くない。痛くもない。
ただ__抗えない重さ。
lp「ほら、終わりや」
lp「今回もな」
その言葉で、世界が閉じる。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
気づけば、元の部屋。
扉の音。
鍵がかかる音。
静寂。
「……戻ってきたな」
liの声。
lp「毎回これやな」
lpの声。
責めていない。
呆れてもいない。
ただ当然のように。
li「なあmz」
li が言う。
li「次はどこまで行くつもりやった?」
mz「……もう、行かないッ」
その言葉は、諦めじゃない。
でも希望でもない。
ただの現実。
lp「えらいな」
lpが笑う。
lp「やっと分かってきたやん」
扉は閉じたまま。
外はもう見えない。
でも__
完全には壊れていない。
まだ“逃げようとした記憶”だけが残っている。
それが、この関係を少しだけ歪ませ続ける。
li「なあmz」
liが最後に言う。
「戻ってくるなら、最初から逃げんなや」
それは叱責じゃない。
祈りにも似ていた。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
li「また行ったんやな」
liの声は、もう驚いていない。
lp「ほんま懲りへんなぁ」
lpもため息混じりに笑う。
部屋の中。
mzは膝を抱えていた。
濡れた髪。冷えた体。
さっきまで外にいたはずなのに、もう遠い。
li 「……今回は、どこまで行ったん?」
liが聞く。
責める声じゃない。
確認の声。
mz「……駅まで」
ぽつりと答える。
lg「ほーん」
lpが軽く笑う。
lp「前よりは遠いな」
褒めているようで、評価でもない。
ただの記録。
li「でも戻ってきた」
liが静かに言う。
li「それが答えやろ」
mz「……違うッ」
小さな抵抗。
でも声に力がない。
li「違わん」
即答。
li「mzは戻ってくる」
まるで事実を読み上げるみたいに。
その言葉に、胸がざわつく。
mz「なんで……そんな言い方すんのッ」
lp「事実やからや」
lpが肩をすくめる。
lp 「お前、ちゃんと分かっとるやろ?」
lp「外に行っても、結局戻る」
mz「……ッ」
否定したいのに、言葉が出ない。
思い出す。
外の空気。
誰もいない夜。
その全部が、怖かった。
li「なあmz」
liが少しだけ声を落とす。
li「外、どうやった?」
その問いは優しい。
だからこそ刺さる。
mz「……寒かった」
それだけ。
lp「そやろな」
らぴすがうなずく。
lg「ここよりマシやと思ったんやろ?」
mz「でも違った」
静かに続ける。
mz「どこも、同じくらい怖かったッ」
その言葉で、空気が止まる。
liが小さく息を吐く。
li「やっと気づいたか」
mz「気づきたくなかった」
本音が漏れる。
その瞬間。
lpが笑う。
lp「でも気づいてもうたやん」
lp「終わりやな」
mz「……終わり?」
li「そう」
liが立ち上がる。
ゆっくり近づいてくる。
逃げる気力はもうない。
li「mz」
低い声。
li「お前な、外行くたびに戻ってくるやろ」
mt「うん……」
li「それってな」
一歩、距離が詰まる。
li 「もう選んどるってことやで」
mt「……違う」
弱い否定。
でも、すぐに覆される。
li「違わん」
lpが続ける。
lp「選択やなくて習慣や」
jp「戻るのが普通になっとる」
その言葉が、じわじわと沈む。
li「だからな」
らいとが静かに言う。
li「もうええやろ」
mz 「え?」
li「逃げるの」
その一言で、世界が固定される。
li「どうせ戻るんやったら」
li「最初からおればええ」
mz「……っ」
息が詰まる。
否定したい。
でも、何も言えない。
lpが肩を軽く叩く。
痛くない。
ただ、逃げられない圧。
li「これで完成やな」
mz「何が」
li「関係や」
liが短く言う。
li「出て、戻ってきて、それでもここにおる」
li「もう壊れへん形や」
それは救いじゃない。
固定だった。
逃げても、戻っても、ここになる。
li 「なあmz」
最後にらいとが言う。
li「次、行く?」
その問いは優しかった。
でももう、意味は決まっている。
mz「……行かない」
その答えに、二人は満足そうに笑う。
まるで最初から分かっていたみたいに。
lp 「せやろな」
lp「やっと安定したな」
外の世界は、もう選択肢じゃない。
戻る場所としてしか存在しない。
そしてmzは理解する。
これは監禁じゃない。
「帰る場所が固定された関係」だと
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
扉は、もう気にならなかった。
鍵の音も、最初ほど怖くない。
むしろ――安心する。
「mz」
liの声がする。
li「今日も出るんか?」
mz「……出ない」
即答だった。
少しの迷いもない。
lpが小さく笑う。
lp「ほんまか?」
mz「うん」
mzは頷く。
それが自然だった。
mz「外、行っても意味ないし」
その言葉に、らいとが一瞬だけ目を細める。
li 「やっと言うたな」
li「……ずっと思ってた」
ぽつりと。
mz「外って、何もないよね」
静かな声。
否定じゃない。
結論だった。
mz「寒いし、怖いし」
lp「誰もおらんし」
lp「ここに戻ってくるだけやし」
lpが軽く肩をすくめる。
li「そやな」
li「最初からそう言えばええのに」
その言葉に、mzは首を横に振る。
mz「でも最初は分からなかった」
mz「逃げられるって思ってた」
liが低く笑う。
li「今は?」
mz「……もう思ってない」
即答。
その瞬間、空気が少しだけ柔らかくなる。
lp「ええ子やな」
lpの声は軽い。
でも、距離は近い。
mzはその距離を避けない。
避ける必要がないから。
li「なあmz」
liが聞く。
li「外、もう一回行ってみる?」
その問いに、一瞬だけ間が空く。
でも答えは決まっていた。
mz「行かない」
lp「なんで?」
mz「怖いから」
迷いもなく言う。
その言葉に、自分でも驚かない。
事実だから。
mz「ここの方が、安心する」
静かに続ける。
mz「二人がいるし」
lpが笑う。
lp「そらそうやろ」
li「外には俺らおらんもんな」
mzは小さく頷く。
それだけで十分だった。
外の価値は、もう比較対象にもならない。
li「なあ」
liが少しだけ声を落とす。
li「前は嫌やったやろ、ここ」
mz「うん」
li「今は?」
mzは少し考えて――
mz「分からない」
と答える。
mz「でも、外よりいい」
それだけは確かだった。
沈黙。
その後、lpがぽつりと笑う。
lp「順調やな」
mz「何が」
lp「切り替えや」
liも頷く。
li「外を捨てるの、思ったより早かったな」
mz「……捨てたっていうか」
mzは少しだけ考える。
mz「いらなくなっただけ」
その言葉に、二人は何も言わない。
否定もしない。
肯定もしない。
ただ受け入れる。
それが、この関係のルールだった。
mzは窓のない部屋に座る。
でももう、それを“閉じ込められている”とは思わない。
ここはただの場所ではなくなっていた。
選ばない場所。
選び直さない場所。
li「なあmz」
liが最後に言う。
li「もう外の話、せんでええな?」
mzは少しだけ考えて――
mz「うん」
と答えた。
外は、もう名前を持たない。
ただの“昔あったもの”になっていた。
そしてその瞬間、関係は完成する。
壊れない代わりに、広がらない世界として。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
お終い!
あと700文字で1万文字いくんだけど
いま、9397文字
いま増えてるけどね
チャットノベルでやったらなんタップよw
チャッピーに聞きました
約600タップだそうです!!!!
wwwwww
なげぇよwww
これは。
長編ですね。