それから数時間ボコられ続けた…
もう意識が朦朧としてる…
もしかしてこのまま死ねる…?
自由になれる…?
『これくらいでいいですよね…多分…』
◼『これ以上やったら死ぬぞ。多分。』
☼『ははっ…もういいのか…?そんなに弱かったんだなお前ら…』
◼『…あ”?』
やっぱり、ニェンは煽られたらキレるだろうと思ってた。
◼『人が情けかけてやってんのに…!』
そう言って殴りかかってきた…
だがオレの顔にその拳が当たることは無かった
『やめときましょう…きっと強がってるんです…』
ニョンが止めやがった。
◼『おい!止めてんじゃねぇよ!』
『でも…ここで殺してしまったら後々怒られるのは私たちですし…』
◼『いいからさっさと離せ! 』
『私は…怒られたくないです…』
◼『い”っ…クソっ…』
そっか、ニョンってロシア人で力強いから握られるだけで十分痛いんだ…
って何解析してんだよオレ!そんな場合じゃないだろ!
あ、ニョンも煽ればきくんじゃないか…?
☼『お前…ほんと弱虫だな…!そんなんだからご主人に命令受けてねぇんだよ!ニェンの方が必要とされてることくらいわかってんだろ! 』
ニョンはその言葉を聞いて固まっていた。
◼『…は?てめぇニョンに何言ってやがんだ!』
ニェンに腹を殴られた
◼『それにご主人様は片方だけを愛するようなことは絶対しない。ニョンだってご主人様の何かの役にはたってんだよ。』
オレは言ってやった
☼『それでも弱虫なことには変わりないし、お前の方が命令受けてるのには変わりねぇだろ…カハッ…』
殴られすぎて血が出てきた…最悪だ…
ニョンがやっと口を開いた
『…それでも私はご主人様のことを愛しているし、人を傷つけるくらいなら…私は一生弱虫でいい。』
人を傷つけるくらいなら…弱虫でもいい…か。
オレにはそんな言葉絶対言えない。
いやおいちょっと待て。さっきこいつオレのことボコボコにしてきたよな?
☼『話が違うじゃねぇか!』
『ご主人様に命令された時は、私は天使にも悪魔にもなります。それがたとえ罪を犯すことであろうとも。』
こいつらの忠誠心すげぇ〜…
見習う…ことはしないけど。
◼『オレらは2人で1つらしいからな。ご主人様が言うには。オレは全くそう思ってない。でもご主人様が言うならそうなんだ。』
2人で1つってお前ら初代プリキュアかよ…
◼『とにかくもうこれくらいで許してやる。これからは慎ましく生きるように。』
☼『はいはい…』
◼『は?はいは1回だろうがクソマヌケ。あと敬語使えゴミ。 』
☼『すいません… 』
『手当だけしておきますね…ほんとにごめんなさい…でもしょうがないんです。』
そう言いながら手当してくれるニョンを見て、この家で2番目に怖いのこいつかもしれないって思った。もうこの行動普通にサイコパスだろ。
しょうがないってなんだよ…
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