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7年前に黒歴史を作ったこのアプリに少しご縁があったので。

今回、初投稿してみたいと思います。

【ATTENTION】

◻︎pixivに投稿したものとなります。

◻︎stgr救急隊、雷堂ましろの二次創作、捏造作品になります。

◻︎死ネタ

◻︎ 実際の口調や設定、一人称二人称などが違う可能性。

◻︎帰国しちゃうの悲しい😭


🕊️⚡️


「…楽しかったなぁ。」


思い出すたびにその大切な記憶のかけらは消えていきそうになる。

もうこれで何度目かもわからない涙を流し、惨めに泣いた。

生きたい。何度も心の内で叫ぶ。

病室の扉が開く音。誰かの足音が聞こえてくる


「…鳥野さん?」


匂いがしたから、鳥野さんがいる方に首を向ける。


「調子は?」


心配して来てくれた鳥野の声はただただ純粋に優しさに溢れていた。それが何よりも救いだった。

俺の左手を右でしっかり握って握りしめる。感覚はやっぱり鈍くて、手を握り返されても実感も湧かなくて、でもその温もりだけはしっかりと感じたから東がそこにいることだけはわかった。サッと俺の目の前で前髪を払うと前屈みになった鳥野さんが笑っているのだろう。

握られていた左手は引き寄せられ、抱き寄せられたことに気づくまで時間がかかったが、あぁ抱きしめられたんだと思った。

ここに来てから2年になり、月日が経つのは早いなぁとしみじみ思う。


「俺死ぬんですね。もっと鳥野さんやももみさんと居たかったなぁ。」


弱音を吐いた。左右の視力も回復には至らず、悪化の一途だ。おまけで世界がモザイクがかかったように見える。

もう鳥野さんがどんな表情をしているのか、俺にはわからないしもう、その温もりさえ感じることは叶わないだろう。


「…俺はまだ死んでほしくない。」

耳元でいつもより低い声が囁く。

どこか心地よい衝撃が背中に来たと同時に東の髪がぼやけて見える。ギュッと抱きかかえられた温もりは心地よくて。心から好きだった人の腕の中だった。




🍑⚡️


「大丈夫?らーど」


次に来たのはももみさんだった。


ベットに腰をかけるももみのモザイクがかかった姿を見たましろはまぁ、と答える。

他の隊員ノビーやジャックスが点滴を持ち出してベットで横になっているましろに処置を施していく。


蒼い顔でベッドに横になる彼をももみは毎日お見舞いに来ては、ましろの手を握っていた。

その温もりが徐々に失われていくことに恐怖を感じる。


「どうしました?そんなに俺の手を握って。」


自嘲の笑みを浮かべた彼を私たちにはもうなにもすることができない。


「…っ、」


いくら延命治療をしても彼の身体はそれを無視して命をすり減らしていく。

何度も繰り返した治療は一向に効果があることはなく、日に日に弱くなっていく彼に現実を知らされる。

いなくなることが避けられない現実になってしまった時、私は思わず顔を背けてしまった。

だから治療を辞めるか続けるか、何度も何度も隊長達と話し合った。最終的には何も決まらず彼の弱っていく姿を今でも見ている。

そして俺はまた彼の手を握るのだ。

この手から温もりが消えないように。


「…酷いよ。」


神様は。ももみはそう呟く。

その声はか細く悲痛だった。


ただひたすら、ましろに向かって怒りの感情は湧いていたが言葉にはできなかった。


いつもと変わらない彼に。

私は、ただましろの手を握っていたかった。

1人の友達が居なくなってしまうことが怖くて仕方なかった。






     お願いだから、神様。

   ましろの命だけは奪わないで。




⚡️


「…はぁ。」

日に日に落ちていく体力。死ぬと悟れるその身での闘病はきついな。

なにかを考えているわけでも無くただ虚しい時間を過ごしていた俺には時計を見て時刻を確認することしか、頭の中にはなかった。


「…」


時計を見たって、霞んで見える俺にとっては関係のないことだったのに。

意味のないことだと分かってるのに習慣付いた癖はもうどうしようもなかった。


俺ではなく寿命を第一に優先している神を想うと心苦しく思えた。


自分の身体の機能の低下が大きく感じる今、後悔は増すばかりである。

確実に刻まれていくカウントダウンを前に自然と深いため息が出てしまう。


うさぎさんは今頃何をしているんだろう。


ぷら子はお見舞いに来ているんだろうか。


煉は大丈夫かな?


🚑

ましろの容態が急変したと無線で報告が上がった。

その時はみんなでいつものように集まっていたのだが、その報告と同時に走って病室に行った鳥野に続き俺らも慌ただしく病室に急行した。

まだ個室ではあるがノビーと、酸素マスクをつけたましろの姿があった。

ぐったりとベットで眠っているましろの顔を俺は見ることができず拳を握るしかなかった。

もう打つ手がないとなるといくら俺たちが擁護してももう助からない現実は目の前だ


眠る。暗闇の底で。

ぶらり、ふらりとひたすら続く暗闇を見続けていた。体の半分が沈んでいくのを何処かで見ていた。みんなが俺を呼ぶ声が聞こえる。治先輩の


「死ぬなっ!!馬鹿!!」


って。

その手は抱きしめるように包んでくれている。俺の意識を繋ぎ止めるように。


できれば、結婚式見たかったな。


俺が死んだら悲しむ人が大勢いるとわかってる。でも俺にはもう関係のない話だから。



「ましろ!!おいっ!!しっかりしろ!!」



誰だろうこの声は。







どれだけ呼ばれようと体は動かない。暗闇の中で俺は声をかけることもしなかったし、返事をする気力もなかった。でも目の前の世界はなぜか色がついていて。暗い闇が俺の周りで纏わりつくような粘度の高い暗闇ではなくなっていた。

誰かの冷たい手が俺の手首を強く握りしめる。その温もりは俺を連れ出す。




「みずの…」


【あとがき】

ホワイトシンドローム良すぎて死ぬ。

過去の黒歴史を探りに来て、⚡️の作品あるかなって思って検索したら3作品しかない!!ってびっくりしたので書いちゃいましたというかpixivに書いたものをそのままコピーしてきたものです。この・・・みたいなのなんですか?


この作品はいかがでしたか?

201

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