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こんな素敵なお話を頂いちゃっていいんですか、!!? お祝いしてくれてありがとう…😿💓 学パロ一番大好きなの…✨✨手が傷ついてまで頑張る桃さんと目の前で食べちゃう青さんが可愛い…💞 私も翠柳ちゃんのお誕生日お祝いしたい、!!良ければお誕生日教えて欲しいなっ😖😖
ずるい先生
「いふ先生!!」
放課後、俺は目の前を歩く青髪の先生を呼び止める。
「ん?、内藤やん。
何しとるん?」
先生は驚いたという風に目を丸くさせる。
「あ、えーっと…。
先生に渡したいものがあって…」
俺は鞄から丁寧に包装されたチョコを手渡す。
「…チョコ?」
「はいっ!!いつも勉強教えてもらってるので…お礼にと思って、。
…少し失敗しちゃいましたけど笑」
俺は怪我だらけの手を後ろに隠しながら苦笑いをする。
「……ありがとな」
先生は微笑んで後、チョコの包装を開ける。
「え?今食べるんですか?」
俺はびっくりして思わずいふ先生を止める。
「?ダメやった?」
「い、いえ別に良いんですけど……」
やばっ、目の前で食べてもらう予定じゃなかったから恥ずかしい…。
いふ先生はそう考える俺を横目にチョコを1つ口に含んだ。
「美味しい…」
「!!本当ですか!!」
俺はいふ先生が呟いた言葉が嬉しくて思わず顔をほこらばせる。
「笑、うん。めっちゃ美味しい。
ありがとな。内藤」
先生はそう言い俺の頭をぽんぽんと優しく撫でる。
俺は嬉しくて恥ずかしくて顔を伏せる。
「内藤、こっち見て」
そんな俺にいふ先生声をかける。
「?は、はい…?」
俺はいふ先生の言う通り顔を上げる。
「ん“っ?!/」
突如、唇に触れる柔らかい感触。
それと同時に口内にチョコの甘さが広がる。
廊下内に響き渡るいやらしい水音。
俺は突然の事に訳が分からなくて頭の中が?だらけで埋め尽くされる。
口内のチョコが無くなった後暫くして口が離される。
「は、っえ?/あ…?/」
「…………」
俺の至近距離にあるいふ先生の顔。
眼鏡の奥に見える宝石の様な青い瞳。
?何で先生の顔がこんなに近く……?
「…っ?!/」
理解した瞬間、俺は湯気が出るんじゃないかと思う程顔が熱くなった。
「…ありがとなチョコ笑。
残りはゆっくり家で食べるわ。
じゃ、もう遅いし気を付けて帰れよ」
いふ先生はそう言い俺の頭をもう一度だけ撫でると職員室の方に行ってしまった。
キスについては何も触れなかったいふ先生。
口内に微かに残るチョコの甘い香り。
「………っ、」
俺はまだ赤い顔を抑えながら心の中で呟く。
ほんと、
ずるい先生だなぁ、/