ジリリリリ……ジリリリリ……
「任務だ。いつもの場所に来い。」
『わかりましたわ直ちに向かいますの』
「任務の内容がこれだ。」
「酒場の店主。アレンを殺せ。」
「これはカレン(偽名)お前指名だ。下手な真似するなよ。」
「こっちにはいくらでも晒せれるんだからな。」
とここのボスはグチグチうるさいのですのよ。
確実に殺さなければあたしを国に突き出すと言いますの。
けれどここのボスには恩があるのてなかなか殺せないし、とても強いお方なのです。
アタクシがこのお方に恩がある理由?
そんなの話す意味がございませんわ。
アタクシ……こう見えても口がお堅いので。
皆様方には秘密にしておりますのよ。
『わかりましたわ。ボス……』
「銃で蜂の巣にしろ、剣で心臓ひと突き、出血死でも大丈夫だそうだ。」
「好きにしてこい。」
『報酬、ちゃんと隠しておいてくださいませ。』
「もちろんだ。」
嗚呼。またですわ。
キッパリ断りきれない。
また血に染まらないと行けませんわ。
血に染まるのは懲り懲りですよ。
任務の場所に着いてしまいましたわね。ここまで来て辞めますだなんて言えませんもの。
覚悟決めて行きますわよ。
『まぁ!!こんな深夜までやっていらっしゃるんですね!!』
[おや?見ない顔だなぁ!?旅人かい?]
『そんなところですわ笑』
『そうだ!ここの酒場はアイスピック売ってますの?』
『友人がアイスピック欲しいと言っていまして……』
アタクシには友人なんかいませんが。しょうがありませんわね……
[友人がアイスピックが欲しいだって〜??珍しいな]
『友人が国から出られないから買ってほしいと言って聞かないんですよ笑』
[じゃあこのアイスピックはどうだ?先端がするどいから良く割れるぞ!]
『へぇ……ほんとですね』
と言って私は酒場の店主を1突きした。
刺した所はじわじわと血が滲む。
もちろんこれで死ぬとは思わない。
[う”ああ”!?痛てぇ!?]
『まんまと引っかかってくれて嬉しいですわ。』
[なんだお前っ!?旅人じゃ……]
『ええ。旅人ではございませんわ。笑』
『旅人ではなく、政府の裏切り者ですわ。』
アイスピックで1突きした所は真っ赤に染っている。
『せめてアタクシをもっともっともっともっともっともーっと楽しませてくださいませ!!!』
といい胴体を刺していく
店主の悲鳴が響き渡る
[やめろ!!!!!!!!!!辞めッう”ッ……]
最期には皆様方にこう聞くのがアタクシですわ。
『ふぅ。それでは最期に質問ですわ。』
[ヒューッゴホッ…]
[お前に…対しての……黒い百合た……]
『……回答ありがとうございますそれでは黒い百合、真っ赤に染る景色、またあの世で飲みましょう。』
と首をひと突き。
店主の息は止まり、ドレスが真っ赤に染まってある。
店主の近くには黒い百合を添えて。
凶器は手袋をしているため指紋が残っていない。
あの世で安心……はできませんでしょう。けれどあの世で酒屋ができるようお酒を添えておきますわ。
『一応凶器をもって帰ってきましたわ。』
「いい仕事ぶりだな。今日は帰って休めまだ仕事はあるが明日でいいだろう。」
「替えだ。明日もこい。」
『はい』
朝日を浴びて目覚めた朝。
先に顔を洗おうとしたら。
[きゃぁぁぁ!!]
街中に広がる悲鳴。
『あぁ……昨日の』
顔を洗って着替えたら外には執事が
〈スカーレットお嬢様。ちょうど呼びに行こうとしていたところです。〉
〈お話と朝食です。早く行きましょう〉
『ええ。直ちに向かいますわ。』
〈今朝、酒場の主人アレン様が死体で見つかりました。最近物騒な事件が多いので出かける際にはご注意をしてくださいませ。〉
『ええ。わかったわ。』
〜〜夜〜〜
『ボス。失礼しますわ。』
「今回、暗殺して欲しいのはこいつだ。隣町の占い師。ソフィアだ。」
「こいつは接客態度、愛想、予言が全てダメらしい。」
「殺し方は問わないが拷問をしてくれないか。だそうだ。」
『……報酬はいくらでございまし?』
「1億、いやそれ以上かもな」
『ほう…拷問ですか…一応やってみますわ。』
「あぁ。よろしく頼む。」
〔なんだ?客か?〕
〔もう店は閉めたんだ早く帰ってくれ〕
〔悪いことを教えてやる。早く帰らなければお前は痛い目を見るぞ。笑〕
『すみませんね。占いには興味無いのですわ…笑』
〔あ”?なんだとこのがッ…〕
『口を縫わなきゃ黙れないのですかね?笑』
『しかし、重いですわね』
『ボス。迎えをお願い致しますわ。』
「早めに着く。できるだけ北門の近くにいてくれ。」
『ええ。わかりました。』
〔ァあ……??〕
〔どこだここ!?〕
『おや?もうお目覚めですか?』
〔早く出せッ!!俺は帰りたいんだ!〕
『帰りたい……??もう帰れませんわよ?』
〔は、??〕
『あなたは恨みを買いすぎましたわ。恨むなら自分にしてくださいまし。』
〔ん”ーっん”ん”ー〜!!〕
『どうでしょうかこの熱湯は?ワタクシは優しいので60度からしておりますよ?』
『しょうがないですわね……口だけは外してあげますわ。』
〔あぢぃ!!やめろ!!!!!!!!!!やめてくれ!!!!!〕
『それては1つ目の質問です。なぜ街の者を騙していたのですか?』
〔金だ!!金がどうしても必要だったんだ!!〕
『なぜ?』
〔母親が,病気で死にそうなんだよ!!〕
『お母様が病気…?可哀想ですね…それでは解放させてあげますわ』
〔あ”ぁ…ありがてぇぜ。〕
『だなんて言うと思いで?』
『お母様はまだまだ元気で農作業をしていますよね?なぜ嘘をつくのですか?』
〔あ”ぁ”あ”あ”あ”!!!!!!やめろ!!!!やめてくれ!!!!!!〕
『その市民の方々から奪ったお金はどこへ?』
〔ギャンブルに使っちまった!!!!!!もう話したッ!!!!!!これで全てだ!!〕
『まだまだ聞かないと行けませんが…』
『今日はもう疲れましたわ。また明日話をききにきますので。』
〔は……??おい…待てよ死んじまうぞおれ…〕
〔ろくに飯も食えてねぇんだ……頼むよ…〕
『なぜあなたにあげないと行けないのですの?』
『それでは。』
2日後
『こんばんは!お元気ですか?』
『昨日は忘れてましたが生きてますよね?』
〔腹が減った……メシ…〕
『嫌です!一昨日で沢山聞けたのであなたは用済みなのですわ!』
『なのであなたは死ぬとしか運命がないのですの!』
『それでは最期に質問ですわ。』
〔彼岸花……だな。〕
『ご回答ありがとうございます!!』
『それでは。ご機嫌よう。』
静かな場所に銃声が響く。
拷問が終わった。
拷問が終わりに見えたのがぐったりと息絶えている死人の頭から血が誰流れている近くに彼岸花がある光景だった
『ボス。ただいま終わりましたわ。』
「3日間にわたる拷問御苦労だ。」
「2日休んでいい。体を休めておけ」
「拷問室の死体はこちらで処理しておく。」
『ええ。ありがとうございますわ。』
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花言葉
黒い百合=復讐
彼岸花=転生
コメント
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作り込まれてるね〜