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晴明『ねぇ、明くん』
たかはし『どうしたの?お兄さん』
晴明『地球説って知ってる?』
たかはし『地球説?』
晴明『知らない?』
たかはし『知らない』
晴明『地球説ってゆうのはね?地球が宇宙の中心に静止するという天動説に対し、地球が自転しながら他の惑星とともに太陽の周りを公転するという宇宙観だよ』
たかはし『ふーん、そうなんだ、それでお兄さんは何が言いたいの?』
晴明『お見通しか……やっぱり明くんには敵わないな』
たかはし『誰だと思ってるの?』
晴明『僕の彼氏!』
たかはし『そうでしょ?で、何が言いたいの?』
晴明『ねぇ、明くん……僕が死んでも、明くんは自由に生きてね!』
きっと、きっと叶わない、そんな事目に見えているだけど、今言わないと後悔しそうだから
たかはし『僕はお兄さんと一緒に生きたい。お兄さんの隣にずっと居たい。だから、((
晴明『それは出来ないよ。』
たかはし『ッ、まだ何も!』
晴明『明くんの事だから、妖怪になって何万年も何千万年もずっと一緒に居てって言うでしょ?』
たかはし『なんで分かるの…….』
晴明『長年君の彼女やっているかいがあるね!』
たかはし『お兄さん、ずっとそばにいて』
晴明『ごめんね、それは出来ない。』
たかはし『死なないで』
晴明『……………』
たかはし『居なくならないで、』
晴明『_______』
お兄さんの小さく呟いた声は、僕にはしっかりと聞こえた
そうかお兄さんもそうなんだね。
普通の人間だもんね。
お兄さんの葬式があった、死因は不明だ
たかはし『お兄さん、………』
読んでも、あの優しい声は、素敵な笑顔は帰ってこない
何度、何度読んでも
ただ、そこに居るだけ
もし、神がいるのなら、もし、転生が出来るなら、お兄さんいや、晴明ともう一度逢いたい