ナチス特別収容所
処刑場
死体に群がるカラスたちに空は覆われ雲もどす黒く死体を焼く焼却所から黒い煙が立っていた。
人体実験に耐えかねて苦しみもがきながら死んでいった女性や男性囚人達が骨まで砂のようになるほど特別収容所の焼却所の高炉は見事なまでに骨まで粉々にした。
ヨーゼフ・メンゲレ医師は新しい実験体が到着するのを今か今かと待っていた。
出来たら頑丈な男が良いと思案にふけっていた。
SS親衛隊が中で監視する中、10両編成のユダヤ人を乗せた貨物列車が汽笛を鳴らしながらナチス特別収容所ダッハウに到着した。
深緑色の制服を着た親衛隊員達が腕ずくで多くの囚人を貨物列車にいたユダヤ人達を強引に降ろした。
メンゲレは新しいガタイの硬い強そうな実験体を探していた。
アイン、ツヴァイ、アイン、ツヴァイ
親衛隊員達が囚人達を収容所の収容施設に綺麗に押し込むと、メンゲレがホイッスルをピーと鳴らした。
メンゲレは腕っぷしが強そうな男を次から次へと選抜し、女囚たちと子供たちは別棟の兵器工場に運ばれ、ガタイの強そうな男を一人一人に白色の実験体服を着せ、内科、外科、脳外科、精神科などに分別し男たちをまた分けた。
先ず内科の収容患者達は腕に炭疽菌ワクチンの接種と筋肉増強剤を打ち、遺伝子をドイツ人と同じ遺伝子注射を打ち次は眼科に回しドイツ人かさせるために眼球の色素を変える遺伝子注射を打った。
苦しむ実験体たちは熱を発し肺炭疽になったものが息ができなくなり次々死んだ。
それでも生きていた7人のドイツ人化した有能な兵士は精神科に送られドイツ優生思想とヒトラーの天才性を向精神薬を飲まされ教え込まれ洗脳されていき、精神に異常を期した実験体はガス室に運ばれサリンガスをシャワー室で浴びて狂ったような狂戦士に変わった。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!