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みどりんりん
101
#転生
ぽぽぽ
2,626
183
「はぁ」
ため息をつく。
寝て、起きる。
当たり前のことかもしれない。
素敵なことかもしれない。
けどそれが俺には憂鬱でしかない。
夜は明日は死んでいるのではないかと少し期待をしてしまう。
「また、死ねなかった。」
そんな独り言を零しながら体を起こす。
独り言で気づいた。
喉が渇いている。
俺はキッチンへと体を動かす。
「プハッ」
いきなり多く水を飲んだからなのか少し苦しい。
ついでに朝ご飯を食べようか。
ストックしていたカロリーメイトを貪る。
そんな時ふと思う。
自分はいてもいいのか。
死にたい。死にたい。死にたい。死にたい…?いや、違う。最初からいなかったようにしてほしいのだ。
……いや、こんな考えはやめよう
時計に目をやると時計は9時25分を示していた
学校なんかとっくに始まっている。
今日くらいはいいだろう。なんて考えながら外へと出る。
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外は蒸し暑かった。
蝉が鳴いている。
外は幸いにも誰もいない。
なぜか今は一人でいたい気分だ。
“ピコン”
通知がなった。
スマホを見てみるとそこにはすごい量の通知があった。
どれも全てクラスメイトからの心配したLINEだ。急いで返信をしよう。
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「ただいま。」
誰もいない部屋に言葉をかける。
もちろん返ってくることはない。
「どこに行ってたのッ!」
だが今日は違うらしい。
ババァが帰ってきたのかもしれない。
「え…?」
思わず言葉を零す。
急いでリビングへと走る。
バンッ
扉を思い切り開けるとそこにはやはりババァの顔が見えた。
「心配したのよ…?ニコニコ」
俺はその笑みが大嫌いだ。
気持ち悪い。二度と見たくなかった。
「ッ…ごめんなさい…」
抵抗しても無駄。
ここはババァの思う通りにしていたほうがいい。
「らん?ちょうだい?」
手を差し出してくる。
金をくれ。そういうことだろう。
皮肉にも俺は親に金を渡すためバイトをしている。本当は少しでも家にいたくないのかもしれない。
もしかして。と思いカレンダーを見る。
そうだ。今日だったんだ。
ババァは俺のバイトの給料日を覚えている。だから給料日の翌日に金をもらいに来るのだ。
「はい。」
何も考えずバッグから金の入った封筒を渡す。
これで俺の食費もなくなった。
だから俺は給料をもらってすぐにスーパーへとご飯を買いに行くのだ。
「ありがと」
俺に金をもらうという用事を終えるとババァはそっけない態度になる。
そして何も言わず出ていくのだ。
バタン
静かな部屋に扉が閉まる音だけが鳴り響いた。
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新連載開始しました。
今回はノベルで失礼します。
プロローグはタイトルの説明文に書いてあるのでぜひ見てみてください。
next♡10
コメント
1件
うわあ…読んでて胸が締め付けられました。朝起きて「また♡♡♡なかった」って思う感覚、そして給料日を覚えてる母親が金だけ取りに来るこの関係性。タイトルが「日常」ってのがまた皮肉で効いてますね。淡々とした文体の中に、主人公の諦めと絶望がにじんでて、すごく引き込まれました。続きがすごく気になります。