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珍しく熱中症になった話(小5)
俺の弟がかわいい。すごいかわいい。
最近背を越されそうでちょっと焦るけど。朝も、今日の昼は何が良いか聞いたら、「兄さんの煮物がいい。」だって。可愛くて可愛くて本当に兄さん困っちゃう。「じゃあ、俺は玲の味噌汁が食べたいなぁ〜。」そういったらさ、「分かった。楽しみにしてて。」とか得意げに言うんだもん。すごいかわいいよね。
ただ、今日は煮物作れないかも。ごめんね玲マジで。
ただし、朝はすごい元気だったよ!朝から十キロは走れそうなくらいには。その後も、玲の顔見ながら朝ご飯食べて。いつも通り教室まで一緒に行って。今日も幸せだなー。とか思いながら、1・2限目は受けてたわけよ。ただ3・4限目はバドミントンだった。しかも男女混合。「二人組作れー。」とか言う担任。俺さコミュ症なの!なのにさぁ、苦手か女子から「コンビ組むよね!」とかね。仲いい内井がいたから助かったけど、内井マジないす…。
その後も普通にバドミントンしたけど、ここで一つミスしたことに気がついた。水筒を忘れた。大丈夫。だろうと思ったのがだめだったのか。見事にぶっ倒れた。内井が支えてくれたから、ホントに倒れたわけじゃないけど。
そんなこんなで、今に至る。担任に早退届とかは内井がやってくれたらしい。家に帰るまで目を覚まさなかったらしい。起きてから、とりあえず着替えて、冷えピタ貼って、マスクして、ソファにいるけど。
あたまガンガンするし、暑いし、喉乾いたし。動こうに動けずにいると。バタバタッと、多分玲が帰ってきたであろう音が聞こえた。
玲「兄さん!大丈夫!?いまスポドリ出すから!」
「ごめんね。にもの作れないかも。明日は作るよ。やくそくするから。」
玲「煮物は今度でいいから、自分の心配しろよ。裕史さん、呆れてたぞ。いっつも言ってんじゃん。倒れる前に休めって。本当に自分のことを蔑ろにするくせ、人には体調管理とか言うんだから。人のことよりまず自分を優先してって内井さんがいってたらしいけどわすれたのか?」
「ご、ごめんね。次は気を付けるから、落ち着いて。」
玲「ごめん、言い過ぎた。はいスポドリ。」
「んーん、大丈夫。ありがとね。」
そこから玲が、テキパキと、冷房を付けてくれたり、ブランケットをかけてくれたり、冷えピタを変えてくれたり。どっちが兄なんだか、ちょっと複雑だなぁ、。玲特製お粥食べれたし、玲が俺の部屋に来て一緒に寝たり。悪くなかったけどね。
次の日には、元気になったし、夕飯は、俺の煮物と玲の味噌汁で、楽しく食事しました!
内井 裕史 (うちい ゆうし)
煌たちの幼馴染距離感が一番丁度いい。
番外編的な?息抜きで書きました!
次から本編です。
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