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Mrs. GREEN APPLE/BL/もりょき/涼ちゃん風邪ひいてます
大森「涼ちゃん大丈夫、?」
藤澤「う”ーん….ゲホッ」
ただいま絶賛風邪ひき中。
熱も38°Cあって咳も出るし鼻水も出るし頭も痛いし………普通にしんどい
大森「俺コンビニ行ってくるけど何食べれそ?」
さっきから1時間おきくらいにコンビニへ出掛ける元貴。
もう大丈夫って言っても「何か足りなくなってからじゃ遅いでしょ」って。
冷えピタも3箱くらい買ってきて、冷蔵庫にはゼリーやらお粥やらが沢山。
普段はあんま気にかけないくせに風邪になると心配性が出ちゃう元貴が愛おしい
藤澤「今は何もいらないかな….。元貴ももう休んだら?うつっちゃうし」
大森「何か食べなきゃダメだろ。俺買ってくるから」
藤澤「それならそれで冷蔵庫にあるゼリーとか適当に食べるから大丈夫だよ〜、、、」
俺の声を無視して結局コンビニに行っちゃった。
藤澤「もー、そこまでしなくても…」
ー数分後ー
大森「ただいまー。涼ちゃん!見て!!」
帰ってきて早々、俺のベッドに座って袋を漁り出した。
藤澤「おかえり。何買ってきたの?」
大森「ほら、水風船!懐かしくない?笑」
水風船……?え、なんで?
藤澤「懐かしいけど、、なんでそれ買ってきたの笑」
大森「これやろうよ!お風呂場なら後片付け楽だし」
藤澤「確かにそうだね。じゃあ治ったらやろうか」
元貴の顔を見ると頬を膨らませ僕の布団を叩いてくる
大森「今やる」
藤澤「い、今?!僕風邪が…」
大森「大丈夫、今できる」
藤澤「むりむり笑。もうちょっと待ってて?すぐ治すから、、」
大森「やだーっ今がいい….」
駄々をこねるように手足をバタバタさせる元貴。
水風船なんてそんなにやりたいものなのかな
藤澤「ごめんねー。もうちょっとだから💦ほら、元貴も早く部屋戻らないとうつっちゃうよ?」
僕が風邪をひいてからは自室になかなか戻らない。
いつもは部屋に閉じこもるのに。普通逆でしょ
大森「むり!俺、涼ちゃんが治るまでここにいる」
藤澤「それはだめ!!うつる!」
ギャーギャー騒ぐ元貴をなんとか抱えて部屋に送り届けた。
風邪うつりたいのかな?そんな訳ないよな
藤澤「とりあえず早く治そ…..ゲホッ」
ー数日後ー
藤澤「おまたせー治ったよ!」
大森「へへ笑。おそい」
藤澤「ごめんね?看病ありがと」
手を広げると勢いよく飛び込んでくる。
あの後はしばらく僕の部屋を出禁にしてたから顔を合わせるのは数日ぶり。
ゼリーを沢山食べて薬も飲んだから割とすぐに治った
大森「抱っこして」
藤澤「ん?してるじゃん」
大森「ちがう、これはハグ。あっち(ソファー)まで連れてって」
ハグとか言いながら足はがっつり地面から離れてますけど。
相当寂しかったのかいつもより甘えん坊な元貴を抱き上げてソファーまで運んだ
大森「〜🎶」
藤澤「あ、そういえば水風船はどこにあるの?やろうよ」
大森「いまはいいー」
藤澤「え?あんなにやりたがってたじゃん。僕治ったから出来るよ」
大森「違う!水風船がやりたいんじゃないから!これでいいの!」
急に声を荒らげたと思ったら僕の服を引っ張ったりフードを伸ばしたりして遊び始めた。
そっか、そういうことか
きっと元貴は寂しかったんだ。
いつもは好きなタイミングでこうやって僕と遊べるけど、風邪ひくとそれが出来ないから。
僕の部屋に居たがったり過保護になったりするのも全部これが原因。
水風船とかどうでもよくて、ただ僕と遊びたかっただけ。
そう思うと余計に愛おしくてギュッと力強く元貴を抱きしめた
可愛いわんちゃん。もう風邪ひかないようにするからね
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