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疲れきった心

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疲れきった心

2 - 第2話:いつも通りの君

♥

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2022年08月10日

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そんなこんなで俺は基地に戻るはずだったのが元いた家に世話になる事になった。



ただ一つ悩みがある。



俺とtomは付き合うことになったのかだ。



前回俺はtomに告白?されて「ここに居てくれないか」と言われたのだが告白の返事はしていないような気がするんだ。



思い出すとまた顔が火照り、枕に顔をうずめた。



tord「…うぅ……///」



別にアイツの事は嫌いじゃないし世話をしてくれると聞いて嫌な感じはしなかった。



tord「でもなぁ…」



自分は「男」ということを忘れてはいけない。



tomに迷惑をかけてしまうのではないか。



他人の目が気になってしまうのではないか。



心配事が多いのだ。



tord「直接聞いてみるか…?」



tord「いやでも恥ずかしいし…。そもそも返事をしないと…。」



トントン



tord「誰だ?」



edd「eddだよ!」



声ですぐにeddだと分かった。



会うにも気まずいがここで入ることを断ってしまうと後が困る。



tord「…入っていいぞ」




edd「ありがとう!」




パタン



tord「今日はeddが世話係か?」



edd「そうだよ!当番制だから日にちごとに代わるけどね!」



tord「そうか…。そのー…なんだ、すまん。」



edd「え?tordが謝るなんて珍しいね?」



tord「やっぱなんでもない」



edd「えー…気になったのに」



雑談をしながら右腕の包帯を替えてくれている。

まだ痛むが優しい手つきだった。



tord「…なあ」



edd「なあにtord?」



tord「eddは同性と付き合う事ってどう思うんだ?」



edd「ふーむ…。同性と付き合うかぁ。別にいいと思うよ!好きって気持ちは誰にでも当てはまるし!」



edd「…もしかして好きな人出来た?」



にやにやしながら俺に言った。こいつどんだけ勘が鋭いんだ?!



tord「あ、ああ…。」




edd「そっかぁ、よかった。」



edd「tordやんちゃだったし心配だったけどもう大人だから大丈夫だね。」



ほっとした様な顔を浮かべるedd



tord「……軽くディスってないか?」



edd「あはは!まさかぁw」



edd (…初恋は終わっちゃったな)



なんだかeddが少し哀しそうに見えたが何かあったのだろう。



あっと思い出し右腕を見たら包帯が丁寧に巻かれていた。



綺麗だなと思った。




tord「ありがとうな、edd」



edd「ううん、どういたしまして!」



「じゃ、またね!」そう言うとeddは替え終わった包帯を持ち部屋から出ていった。



……あ…tomに返事するのを忘れてたな。



次は言わないと。




.続く.






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コメント

4

ユーザー

こう言うの好きです

ユーザー

神ですね

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