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これは、とある飲食店の店長のちょっとした不思議な出会いである。
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とある、夏の日
「はぁ、、最近は、客の数も減ってきてるなぁ、、、」
「店長、ため息ばっかりですね。」
バイトの子がそう呟く。
私、柄木 風花
正直、店の経営は厳しくなっていた。求人募集もしてみたが、既にボロくなっている店には誰も来たがらない。改装したい気持ちもある。けど、予算がどこにもなかった。
(どうするか…)
「時間なので帰りますね。」
「うん。お疲れ様。」
閉店時間をすぎ、店を閉める。もう長くは経営できないだろう。
都会の街に埋もれる古びた、普通の定食屋さん。メニューもありきたりなものばかり。
外観も古びているせいか、回りの綺麗な飲食店に埋もれている。つまり、目立たないのだ。
…ガラガラ、ガタン。
(明日は定休日にしているし、買い物にでも行くか…)
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翌朝
「いい天気だなあ!今日は散歩日和だな。」
都会の見慣れた景色の中を、人混みをかき分けて歩く。特に予定もなかったが、たまには買い物を楽しもうとしよう。
数分歩いていく。
すると、ふと、横を向いた時、見慣れない道を見つけた。
(路地裏?……にしてもこんな所に、道なんてあっただろうか。)
不思議な感覚に陥った。特に行く予定なんてなかった。見知らぬ場所へ入っていくのは怖かった。勇気がないだけだからだけども。
ピカッ…
(眩しい…)
すると、見慣れない、黄色い扉がポツンと立っていた。
(えっ…どこでも○ア?)
ごほんごほん…危ないワードがアウトになるとこだった。
こんなところに、こんな扉なんてあったっけ。
謎に心から突然、好奇心が湧き上がった。
───────カチャン
思わず開けてしまった。
少し中へと踏み込むと、そこはまるで別世界のようだった!
───ここから、ギャグと食べ物への愛が詰 まったような平和な世界のお話 である。