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雷が落ちる日

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雷が落ちる日

1 - 耳郞かわいいですよね👍️

♥

82

2023年09月18日

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雷が落ちる日



上耳ちゅーい

上耳みると「ピギャァァァァァムリイイイイイイイ」ってなるひとはブリッジしながら全速力でご退出ください。誤字脱字、キャラの喋り方が違うなどありましたらご報告お願いします🙏🙏

悪意がある批判的なコメントにはきちんと対応させていただきます🙇‍♀️🙇‍♀️



耳郞side

『今日7時ごろから雷が落ちる可能性があり、強い雨が降る可能性がありますので、外出時には傘を忘れずに持っていってください  ピッ


「ハァ」

まじかぁ

耳郞は雷が苦手だ。そのことを知っているのは上鳴だけ。なぜ知ってるのかというと、上鳴の部屋に借りていた漫画を返しにいったとき雷が落ち、過呼吸を引き起こしてしまった。


雷が苦手な理由は

『大きな音』

以上だ。



まぁ学校にいくしかないよなと登校した。



下校の時間にはもちろん雨が降っていて、傘をさし走って帰った。


こんな日に「ムードがでるから」と怪談会をしようと提案する人がいたが、相澤先生に止められた。


寮につくとみんな共有スペースに座っており、怖いと言いながらすこしワクワクしている様子だった。


1人で部屋にいるのは怖いが前みたいに過呼吸を引き起こして、ダサいところをみんなには見せたくないので一人で部屋に戻った。


早く寝ようと思うが、ドキドキして寝れない。

ヘッドフォンをつけお気に入りの曲を聞いた

すこしは気が楽になった気がする。


プルルルルプルルルル


「もしもし」

相手は上鳴だ

『耳郞大丈夫?今日雷落ちるっぽいけど』

「あーうんそうらしいね。多分大丈夫だと思う」

『ほんと~??まぁ大丈夫ならいいけど、俺共有スペースにいるから、もしだめだったら電話しろよ?飛んでくから』

「ありがと」

『じゃ』



ツーツー


上鳴には大丈夫といったが正直不安だ。 


ゴロゴロゴロ

雷が近づいてきた。


そして大きな騒音と共に前が真っ暗になった。停電だ。


下の方からは悲鳴が聞こえる。


大丈夫、大丈夫だ

そう頭のなかで唱えても、呼吸はどんどん荒くなっていく。


「ハはッ、~、ッ、ケホッ、ん、ッ、」


「ハッ カハッ、、ゴホゴホ ハッヒュッ カハ、」

上鳴に電話しようとするが停電のせいでせいでスマホが見つからない。何とか手探りでスマホを見つけ、上鳴に電話した


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


上鳴side

寮が停電した。

みんな共有スペースにいて、悲鳴をあげはじめる。


耳郞大丈夫かな。


プルルルルプルルルル


俺のスマホに着信がくる。

「もしもし?耳郞大丈夫??」

『はッ、かッ、みなり?ゲホッ』

「耳郞やっぱだめだった??」

『ッ、ケホッ、ゲホッ、ん、』

「おっけーすぐいくから、動かずに部屋で待ってて。できるだけ音聞いちゃだめだよ。あと電話繋ぎっぱなしにしといて」



「ちょっといってくる!」と吐き捨てて、懐中電灯片手に耳郞の部屋まで走った



ガチャ

「耳郞!!」

「ッ、ごめッケホッ、んゲホッ、、」

「大丈夫、大丈夫、」

耳郞の背中をさする

そして持ってきたタオルで耳郞の鼻と口を押える。

きょう耳郞が過呼吸になったときのためいろいろ調べておいたのだ。

「耳郞、息を吐くことに集中して、…うん上手上手」



「…ッ気持ち悪いッ」

「うんトイレいこっか」

まだ停電は直らないのか。

仕方ない。寮はとても古いからだ。修理してくれよ

フラフラの耳郞を連れて共有スペースまで戻る。

「いまって女子トイレにだれかはいってる?」

「はいってないよー」

「おっけーありがとー」


耳郞をトイレの前まで連れていく。

「耳郞ひとりで吐ける?」

「…ッわかんない、吐いたことないから」

「おっけー気持ち悪いけどちょっと我慢してね。少ししたら楽になるから」

ごめん耳郞とおもいながら耳郞の口に指を突っ込む。

「ぅ゛上鳴の手汚くなっちゃうッ」

前屈みだった耳郞がもたれ掛かってくる

「大丈夫だって、おれはさ手が汚れるよりも耳郞がそんな顔してんのが嫌なの」

「でもッ」

「いいから。我慢して」





「ハァハァ」

「耳郞全部吐けた?」

「…吐けた」

「じゃあもうすぐ停電も直ると思うし、口洗って戻ろっか。」

「うん、」


口を洗い終わったあと


パチッ


電気がついた。そして雷も収まった


「もう耳郞大丈夫?」

「うん。ありがと」

「じゃあ戻ろっか」



共有スペースに戻ると

「じろー大丈夫~?!」

「耳郞さん!よかったですわ。」

「え、えなんでしってんの??」

俺は目を丸くする

「だって上鳴くんスマホが共有スペースにおきっぱなしやし、トイレドア閉めるの忘れてたやろ、全部聞こえとったよ。」

うわまじかとがっかりする耳郞と、まだ状況が理解できてない俺

「上鳴見直したわぁーさすがにあの対応はイケメンすぎる」

「え!おれいつもイケメンじゃん!!」


ガチャ


「盛り上がってるとこ悪いけど、さっき耳郞の体調が悪いって委員長から電話がきたが、だいじょうぶか?」

頭をポリポリかきながら登場したのは相澤先生だ。

「あ、いまは大丈夫です。」

「そうか。あと停電の件は校長に相談しておく。明日は休みだが、夜更かしせずにはやく寝るんだぞ」

「は~い」




めでたしめでたし

この後付き合ったのかなどは皆さんのご想像にお任せします…👍️

この作品はいかがでしたか?

82

コメント

3

ユーザー

これ見て妹がブリッジしてました✩

ユーザー

アカウント作る前から見てました!!めちゃめちゃ良いお話でお気に入りです! フォロー失礼します🙇

ユーザー

最初の上耳が「ピギャァァァァァァムリイイイイイイイ」って人はごたい出くださいで尊すぎて退出しそうになりました((笑

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