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※オリジナルです。オリキャラ出てきます。

君→飯田 かな

僕→栗田 颯太

虐められてる僕と虐待されてる君


僕は、君と笑う夢を見ていた。この辛い現実から逃げる夢を。ただ、君と笑っていたい。それが僕の願いだった。

君も、僕と笑う夢を見ていた。きっと君もこの現実から逃れるためだよね?幸せになりたいんだよね。

もう夢にひたっていたい、嫌なこと全てを溶かしてしまいたい。君もそう思ってるよね?そんな僕と君の愛のストーリー。

僕は、また、もうヤダともうヤダと繰り返していた。

君は、涙を零しながら顰めた顔をしていた。

そんな、いつも通り忘れたいと亡くしたいと考えたあの夜にはもう戻れないんだ。君が言ったもう消えたいと、終わりにしようとしたあの夜に戻りたいと、忘れたいな、って

夜、屋上で僕を愛おしい目で見ながら微笑んでいた。涙を流しながら。そして、僕も笑う。とても寂しい。歯を食いしばりながら

しばらく経って、君が寝てる姿を見た。もう起きない君を見た。君が炎に包まれていくのを見た。それでも、それでもいいから、骨でもいいから君を愛したいんだ。もう居ない君でも愛したい。

でも、僕は気付いた。君の代わりは君しかいないと。

葬式にいた、笑ってる親戚達。泣いてる振りをして笑ってる親達。あぁ可哀想。君はこんなヤツらに囲まれていたのか。僕は君のところに行きたい。じゃあ行けばいい。でも先に、僕達の人生を狂わせたアイツらを地獄に落としてから君のところに行こうかな。

血を流してたアイツらを思い出して笑いながら僕は炎に包まれて行った。

君は天国から僕のことを見ていたんだね。涙を流しながら、君は天国で言ったごめんねと。

これが、何回やっても結ばれない僕と君のストーリーのひとつだ。


見てくれてありがとうございました!


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