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刺されたかも( ´ཫ` )てぇてぇ
あ゙あ゙ああ"あ"あ"あ"あ"あ"あ" バリバリの性癖ありがとうございますッッ!! クソ甘える×グズるは神ですよ! ほんとにありがとうございますありがとうございますありがとうございますッッッッ!!!!!!
ワンクッション
・nmmn、gktuの意味が分からない方は、抜き足差し足忍び足で
そっとブラウザバックしてください。
・rfmoが居ますがgktuです。knmc愛されなどではありません。
・本人様や本人様団体とは一切関係がございません。
・ルールを理解されている方のみどうぞ。
「はい、撮影終了でーす!」
スタジオ内に響き渡る撮影終了の合図。
やっとか〜などと疲労の溜まった声が至る所から聞こえてくる。
今日はろふまおの収録があり、加賀美ハヤト、剣持刀也、不破湊、甲斐田晴が
狂気の7本撮りを終え、控室にいた。
「そろそろ慣れたかと思ってましたけど、7本撮りはきついっすねぇ…」
「しかも今日、体動かすの結構ありましたよね…?社長はゴリ…ン”ン”!!
体力あるから良いですけど…甲斐田研究職ですよ?引きこもりには辛いですってぇ…」
「甲斐田さん?今…」
あまりの疲労からポロッと禁句を漏らしてしまうことも珍しくない。
今日も今日とて社長に殺意を向けられる甲斐田、それを笑って見ている不破、
静かに帰る準備を進めている剣持、いつも通りの光景だ。
1つ違うところがあるとすれば、
剣持は今日、いつも以上に急いで帰宅する準備を進めているということだ。
それは数時間前…
ろふまおメンバーが集まって雑談を繰り広げている時。
「…そういえば、今日は僕収録終わってから用事があるのですぐ帰ります。」
と、剣持が口を開いた。
用事がある時は早々に身支度を終わらせ、「お疲れ様でした、失礼します」
と言っていつの間にかスタジオからいなくなっている剣持が、
事前に用事があると伝えるのは珍しい。
「珍しいなぁ、もちさんが事前に言うの」
「そうですね、剣持さん大抵用事あっても言わないですもんね」
「じゃあ打ち上げは行かない…ってコト!?」
「ちいかわ化すんな!!行きませんよ、てかいっつも行ってないじゃないですか」
「今日こそは来てくれると思ってたのに…えーん」
「絶対思ってなかっただろ…」
「それくらい大事な用なんやなぁ」
不破が呟いた。
「…そ、うですね…僕にとっては、…とても、大切です」
曖昧な言い方に違和感を覚えたメンバー達が剣持を見る。
そこには、頬と耳を薄い紅色に染めた剣持がいた。
「…ぇ」
一斉に自分の顔を見られた剣持は驚き、突発的に自分の顔を手で覆う。
すると、自分の顔が火照っていることに気付いた。
「…忘れてください」
「…ふぅん」
剣持の微妙な反応と顔を手で覆い隠して俯いている様子が
大人3人組の詮索センサーに引っかかった様子。
「なんですかもちさぁん!!そんなに大事な用事って
なんのことなのか教えてくださいよぉ!!」
「ほらほら!!甲斐田お兄さんに教えてヨ😏」
「そんな反応されたら私も気になるんですが…」
「あぁもううるさいな!!甲斐田黙れ!!」
「ゴフッ!!」
「はいはい!!打ち合わせしましょ!!打ち合わせ!!」
甲斐田の鳩尾に綺麗な右ストレートを決めた剣持は
打ち合わせというワードを出して話を逸らそうとしたが、
大人特有の諦めの悪さを発揮し詮索を続けるろふまおメンバー達。
ちなみに甲斐田は床に縮こまって号泣している。
「な”ん”で…甲”斐”田”だけ”、…うええええええんアニキぃぃぃぃぃ」
そして冒頭に戻るわけだ。
数時間前は床に縮こまって号泣していた甲斐田だったが、
今は床に額を擦り付けて土下座を決め込んでいる。
「許してくださいしゃちょぉ〜〜〜〜〜」
「よっ!手馴れてるねぇ!」
「土下座手馴れてるってなんですか…ていうか
端から見ると私が悪者に見えるんでやめてください」
「あ」
素っ頓狂な声を出したのは甲斐田だった。
「どうした?晴」
「あっち」
甲斐田が指を指した方向を見ると、ソファに寄りかかり
すぅすぅと静かな寝息をたてている剣持がいた。
「あれま、もちさんおねむ?」
「あ、そういえば今日大事な用事あるって言ってなかった…?」
「…!!そうじゃん、やばくね?」
「えっ、どうします?起こした方がいいんですかねこれ…」
大事な用があると予め言われていたことを思い出し、
このまま寝かせておいた方が良いのか、起こした方がいいのか
大人組はうんうん唸りながら考え始め、スタジオは混沌と化していた。
そんな中、コンコン、とノック音が聞こえた。
突然のノック音にろふまおメンバーも驚いているようだった。
驚きのあまり固まっているうちにドアが開き、
訪問者の声が聞こえた。その声は
「失礼します、とやさんいますか?」
という声だった。
声と共に姿が露わに_____
「伏見さん!?」
「伏見先輩!?」
「あっ、ろふまおの皆さん!突然すいません…」
そう、声の主はそこで寝ている剣持の同期であり相方でもある、
伏見ガクだった。
「あちゃ〜…とやさん寝ちゃってる感じっすか…?」
そう言いながら剣持が寝ているソファに近付く。
「そうなんですよ…!収録終わったら用事あるって言ってらしたんですけど
あんなに気持ち良さそうな寝顔見たら起こせなくて…伏見さんお願いします…」
それを聞いた伏見は「オッケーっす!」と爽やかな返事を返し、
剣持の前にしゃがみ込む。
「とぉやさん」
いつも聞いている声より何倍も甘い声に、
ろふまおメンバーは驚いている。
「ん…がっくん…?」
剣持がもそもそと目を擦りながら起きる。
「うん、がっくんっすよ」
「ぇへ…がっくんだぁ…」
いつもの大人顔負けの語彙力で人を制しているとは
全く思えないほど、年相応の可愛らしい笑みを浮かべる。
そんな中、とんでもない爆弾発言が剣持の口から飛び出す。
「ん…がっくん、ちゅーは?」
((( ちゅー!!!!!????? )))
ろふまおメンバーは目をこれでもかと言うほどにひん剥いて
互いに目を合わせている。側から見たら結構面白いだろう。
そんな剣持の爆弾発言に一瞬時間が止まった伏見だったが、
剣持の後頭部を包むように持ってこちらに引き寄せ、ちゅっと可愛らしい音を立てて
キスをする。もちろん唇に。
…なぜなら、伏見は知っているからだ。
寝起きの剣持は本当に年相応か、それよりもいくらか幼いくらいの精神年齢になり、
伏見からの愛情表現が無いと泣いてしまうと言うことを。
当たり前かのように行われたその行為に、大人たちは察した。
(あぁ、本当にガチだったんだ…)と。
「とやさん、お家帰ろ?」
「…でーとは?」
「とやさんもう疲れて眠いでしょ、デートはまた今度ね」
「…やだ」
「やだじゃないの。」
「やだ!」
「じゃあお家デートしよ?」
「…」
口をへの字に曲げ「やだ」と連呼する剣持だったが、
お家デートなら良いらしい。への字に曲げた口はそのままに、伏見の首に腕を回した。
「だっこ」
「はいはい」
伏見は剣持のおでこにキスを1つ落とし、そのまま首と膝に手を回して抱き上げた。
いわゆる「お姫様抱っこ」と言うやつだ。
自分と身長もあまり変わらないはずの人間を持ち上げる力はどこにあるのだろうか。
…やはりこの男、人間では無いのかもしれない。
伏見の腕の中にすっぽりとおさまっている剣持は満足気な表情を浮かべている。
そのままドアの前まで歩いて行った伏見は数分ぶりにこちらを振り向き、
ぺこりとお辞儀をした。
「迷惑かけちゃってすみません。こんな子ですけどこれからも仲良くしてあげてください」
お前は剣持の母親なのか恋人なのか。
半ば呆れた状態でろふまおメンバーもお辞儀をする。
「剣持さん起こしてくださってありがとうございました…」
「幸せに暮らせよ…」
扉がバタンと閉まった途端、ろふまおメンバーは床にへたり込んだ。
「…大事な用ってデートか…」
「だからあの反応…はぁ…」
「なんか一気に疲れましたね…」
「…打ち上げする?」
「…うん」
げっそりした顔でスタジオから出てきた3人を見て、
スタッフさんが心配したのはまた別のお話。