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コメント
1件
転校生さくらさんの、優しそうだけどどこか神秘的な雰囲気がすごく印象的でした。隣の席のみゆさんの「小さく言った」感じとか「恥ずかしそうに、でも嬉しそうに頷く」仕草が、初対面の距離感を丁寧に描いていて、いい導入だなって思います。茜色のカチューシャと紅色の瞳の色彩も、物語の空気感を柔らかくしていて素敵でした。これからどんな関係が育っていくのか、とても気になります。
華
75
16
るぅ
54
#笑って楽しんで♪
ピコロン⚡
30,324
「今日は転校生が来るぞ」
乾いた先生の声が、2年A組の教室中に響き渡った。
「転校生が来るらしいって」
みんなが盛り上がりながら、男子か女子かを予想している。
その時、教室の扉が音を立てて開いた。
カツカツとローファーの音がして、現れたのは美人な女性だった。
茜色のカチューシャをはめていて、上品な紅色の瞳、そして私立高校の制服を着ている。
「初めまして、貴花さくらです。よろしくお願いします」
そう言いながら教卓の前へでる。
「花宮の左隣だ。」
花町みゆの隣らしい。さくらはローファーの音を鳴らしながら隣へ座る。
「よらしくね。」
さくらが声をかけると、恥ずかしそうに、でも嬉しそうにみゆは頷く。
「…よろしくね」
小さく言った。さくらは、優しそうに微笑んだ。
学校のチャイムが鳴る。一限目の始まりのチャイムだ。