TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

「はいじゃあ練習33ね、1番河合さん、2番佐伯くん、3番花田さんでいきましょうか。解けた人から黒板にお願いします」

わかんない問題に限って当たる。数学で当たると近くの人はほぼみんな寝ているから聞けなくて困る。

「酒井3番わかる?」

「わり、なんも聞いてない」

酒井が珍しく起きてると思って聞いたらこれだ。どうしようもないから適当に書いとくか。


そうだ、目の前に天才がいるんだった。

「萩原、3番やった?」

「やったけど」

「わかんない、、んだけど」

萩原は無言でノートを私に回した。教えてはくれないのね、いやまあいいんだけど。


「ありがとう萩原」と言ったが、何も返されなかった。




5限目終わりのチャイムが鳴ると、萩原がすぐに帰る準備をし出した。

「萩原6限は?」

「出ない」

「え、準備協力してよ」

「文化祭行かねえから」

まあ、来るはずないか。

「あれ、萩原帰ったの」と由依が身を乗り出した。

「かばん持ってったし、帰ったね」「文化祭実行委員としてはあれだね、悲しいね」「悲しいっていうかまあ協力はしてほしいよね」

うちのクラスはクレープ屋をやることになっている。私と由依で実行委員をやっていて、結構頑張ってるつもり。

「単位とかねえから帰ったんだろ」と、後ろから酒井の声が聞こえた。

クレープ屋、結構いい感じになる予定だから、クラス全員でやりたいという思いはあったけど、萩原を連れてくるのは難しそうだ。

この作品はいかがでしたか?

7

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚