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"遊ぶ前のゴチュウイ"…
これはもはや注意というものではない。
行動を共にすること、学校から出てはいけないこと、
嘘をつくこと。
これは"警告"…あるいは__
___"命令"。
「お〜い、___〜? 何見てんの、早く帰るよ?」
隣から声をかけられる。
思わず肩が跳ねてしまった。
___「……うん、」
大丈夫、きっと誰かのイタズラかなにかだろう。
だから…これは、言わない方がいい。
言わなくていい。
胸の内に、妙な気持ち悪さを感じながらも、
あなたは友達と"共に"靴箱へ向かった。
「うぃ〜す、おひさじゃん?(笑」
「うげ、アイツ…」
と、隣にいた友達が顔をしかめる。
彼はうちのクラスで最も有名な"不良"だ。
常に態度が大きく高圧的。
「ギャハハハッ!!笑 まじで?!ウケるわ〜」
どうやら彼は今、誰かと電話をしているらしく、こちらに気づいていない。
あぁ、嫌だ。
ただでさえ衿花が消えて、憂鬱な日なのに
意味のわからん紙は飛んでくるわ、不良には帰宅を妨害されるわ…
憂鬱を通り越して
少しムカついてきた。
「いや俺もさぁ…〜〜?」
やっとのことで靴箱から退いてくれて、さっさと靴を履いて
学校の校門まであと数メートルのところだった。
前にはさっきの不良。
呑気にゲラゲラと笑っている顔をこっそり睨みつけながら、歩みを進める。
あなたはただ、早く帰りたかった。
前にいる不良がもうそろそろ学校から出るなぁ…なんて思いながら、
ふとあの紙に書かれたことが頭をよぎった。
その刹那__
「んで、ーーーー…」
___「……え?」
前にいた不良が学校を出ても、"何か"が起きることはなかった。
困惑と、安堵。
あれはやっぱりデタラメなのだと確信できた。
_なのに、この胸の気持ち悪さが消えないのは何故だろう?
「ちょ、___? 今日ほんとにどうしたの、なんか変だよ?」
___「……あ、あのさ、」
「うん?」
震えた声で、友に問いかけた。
___「例えばゲームに絶対に破ってはいけないルールがあって、
凄く重いペナルティがあるとするじゃん…?」
「お、おぉ…随分急だなぁ…」
___「でもあるプレイヤーがそのルールを破って、
破ったのにペナルティを食らわなかったら…どうして食らわなかったと思う?」
「んー…」
「まぁ普通に考えれば、そのプレイヤーがチートを使ってるとかだろうけど。」
「もしくは運営のバグとか?」
___「やっぱり…」
きっとこれは、ただのイタズラだ。
まるで自分を洗脳するかのように__
__あなたはそう思いたいだけだった。
「あぁでも、それだけじゃない可能性もあるよね」
___「え、…それだけじゃない?」
「 そのプレイヤーがルールに適用しない、つまりその"ゲームにいらない人物"だったか、
もしくはそのプレイヤーがルールを破っても、
ペナルティを食らわない"条件を満たしている"。」
「__とか! まぁ、あくまでも可能性の話。
でもそんな所まで作り込まれたゲーム、人生で一回くらいはやってみたいなぁ」
___「人生で一回くらいは…って(笑」
「いや、なかなか見つからないもんだよ!世界も絶賛するような神ゲーとか
片手もいらないくらいだろうし」
___「そういうもん?」
「そういうもんです!!」
なんの異変も変化もない帰り道。
「ねぇ知ってた?」
「セミって1週間から1ヶ月しか生きられないらしいよ」
___「……笑 それぐらい知ってるよ」
なんの異変も、なかった。
普通に話して、歩いて、家に着く。
なんの異変もなかったから、怖い…
__いや、違うな。
"異変がない"こと自体が"異変"なんだ。
2 . 決して、学校の敷地内から出てはならない。
??? . ルールの⬛︎ ⬛︎ ⬛︎ ⬛︎を見つけること。
翌日。
ガチャッ_ガチャッ_
「おい、どうなってんだよ!玄関の扉開かねぇぞ!!」
「少しは落ち着いてください、重信くん。クラスメイトが怯えてます」
重信「落ち着いてられるか!! 逆になんで
小宇坂はそんな落ち着いてられんだ?!」
小宇坂「僕だって混乱してますよ。ただ貴方みたいに、ところ構わず喚き散らすような
"馬鹿"な真似はしたくないだけです。」
重信「あぁ゙?!」
___「…っ!」
ガシャンッ__物を蹴る音が響く。
人の言い争う声、混乱し、怯えている生徒たち。
___「……じ、自分が…隠したから…」
「大丈夫、___は何も悪くないよ」
「まさか本当にこうなるとも思わなかったでしょ」
神のイタズラか、誰かの悪ふざけか…
ただどちらとも言えない、この不可解な状況の中で
忘れ去られた一人の少女をきっかけとするように
この物語は進んでいく。
__"物語"とは、主人公の成長過程を記録するものであり、
その生涯を紡ぐだけのものです。
13番出口
異変を見つけたら、すぐに引き返すこと。
異変が見つからなかったら引き返さないこと。
13番出口から外に出ること。
【 遊ぶ前の御注意 】
現在、強制誘導は不可解なエラー発生のため
使用できません。
主は舞台への干渉は可能。
【 ⚠︎︎ 遊ぶ前のゴチュウイ! ⚠︎︎ 】
3 . 正午までに嘘をひとつ吐くこと。
Ⅲ , Ⅱ ,
ワンッ!
「っ…ゔ…かはっ……びゅ…っ」
「…ぇ、ちょ、ちょっと…××!」
「どうしたの、ゆっくり呼吸して!」
「た、たすげ…_」
「__…きゃぁぁぁ゙あ゙っ!!!」
そして一人、犠牲者が出た。
この世に生きる全ての概念は、必ず産み、育てた親がいる。
※ この物語はフィクションです。
0から1を、1から2を
2から3を。
3から6を。
何事も例外はない。
あくまでも、
この物語はフィクションです。
__後日、犠牲となった生徒の友人の一人が昔話をしてくれた。
彼女はパソコンでゲームをするのが好きで、目が疲れやすかったらしい。
その改善として、よく菊花茶という
目の薬となるものを飲んでいたらしい。
自分と犠牲者は昔から友人で、
彼女の母は美しい花をこよなく愛していたという。
__そして、彼女の不可解な急死。
友人の話を聞くに、犠牲者は呼吸困難を引き起こしていたようで
「彼女の死因は花の”中毒症状”だと思う」と述べた。
小宇坂「本当に、花の毒性による”中毒症状”でしょうか?」
___「…? どういう……」
小宇坂「_確かに彼女、呼吸困難を引き起こしているような様子でしたが…」
「中毒症状にしては発作が現れるまで時差があります。」
重信「あぁ?時差?」
小宇坂「すみません、断片的な説明でした。」
「えっと…まず僕たちがこの学校の、敷地内に閉じ込められたと気づいた時の
時間帯を思い出してください。」
__焦り、だろうか。
なんだかじっとしていられない、今すぐにでもここから逃げたいと
そう思ったのは…この学校で不可解な事ばかり、起きているからだろうか。
何はともあれ__
これからきっと、波乱の嵐が来る。
重信
性別:男
16歳
気性が荒く、不良と呼ばれる生徒の一人。
(不良と呼ばれているのは彼だけではない。)
短期で堪え性がないため、勉強など頭の使うようなものは不得意。
その代わりと言ってはなんだが
腕っぷしは強い。
小宇坂
性別:男
16歳
重信とは反対に、常に落ち着きを保っている。
勉強が得意でありとても頭が切れるため、何かと頼りになりそうだ。
𝘔𝘦𝘮𝘰 , 1日目
紙に書いてあった通り学校に閉じ込められた。
自分が死なないため、犠牲者を増やさないためにも、素直にルールに従った方がいいだろう。
何が起こるか分からないし…行動を起こすには軽率すぎる。
紙の最後に書かれていた伏字の意味は、小宇坂君と少しずつ探っていくことにする。
___「…よし、こんなもんか…」
衿花のことも、一応メモに軽く残しておく。
それにしてもこれから、この学校で"みんなと"生活を送らないといけないと思うと、
先が思いやられる。
……家に帰りたい、なんて
学校に閉じ込められたんじゃ、
簡単に言えるはずもない__。
そしてまさか、 この判断が己の命を救うことになるとは、
今のあなたは知る由もなかった。
??? . ルールの⬛︎ ⬛︎ ⬛︎ ⬛︎を見つけること。
"みんな"は考察するのは得意でしょうか?
この舞台では、"みんな"が楽しく考察できるよう努めてまいります。
時に話し合い、疑い、救う……
この舞台の主役は、貴方自身ですからね。
一緒に遊びましょう。
仲良く、"みんな"で。
#学園
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