僕は続きを読むのが怖かった。でも、真実を知りたくて、また読み始めた。
秋人さんは、私に言ってきた。
「拓馬を俺が育ててもいいなら、金を貸す。けど、それが守れないのであれば金は貸さない。」
(どういうこと…?)
おかしい。僕は今スマホを持っているし、使っている。しかし、父さんとは暮らしていない。なら、母さんはどこからお金を…?母さんの日記は続いていた。
私はすぐに言った。
「貴方に拓馬を渡すと思う⁉虐待やDVをしてさんざん傷つけて…貴方に頼ろうとした私が馬鹿だったわ!お金は別のところから集めます!」
(母さん…僕のために怖い父さんにそんなこと言ったのか…)
でも、僕は気づいた。あの父さんのことだ…母さんが殴られたのではないかと…
私は、殴られると覚悟した。案の定私は胸ぐらを掴まれ、拳を振り上げられた。痛みを覚悟して目をつむったが、一向に痛みが来ない。恐る恐る目を開くと、そこにはとても楽しそうに笑う秋人さんの顔があった。
「お前、俺に物言うようになったんだな。面白いし、金貸してやるよ。ただし…」
やっぱり条件がつくのかと思ったけど、今は拓馬にスマホを買ってあげられることに喜びを感じていた。次の言葉を聞くまでは…
「お前がタヒんだら、俺が拓馬の面倒を見てやる。」
「え…?」
コメント
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元お父さん残酷ですね。お母さん頑張ったのに…まさかの展開ですごくびっくりしました