テラーノベル
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「…また、同じ部屋、」
先に入った柏ちゃんが言う
また、何も無い
いや、あった
普通に目の前にあった
「あ、えっと、?」
「わ、人だ!」
部屋の真ん中にあるベッドには赤メッシュの入った茶髪の人と白色の髪をしたジャージの人がそれぞれ座っていた
「こ、こんにちは」
「こんにちは」
それぞれ挨拶を交わし軽い自己紹介をする
「私はねい!よろしくね〜!」
「私は亥子 紅愛(いのこ くれあ)です。よろしくお願いします」
「私は望月柏です、よろしくお願いします」
それぞれ挨拶をしたところで各々色々話をする
「そこの扉から来ましたよね?そこの部屋は何がありました?どうやって来ました?」
意外と質問攻めをするくれあさんに少し驚きながらも一から順に説明する
「へぇー!そんなのがあったんだ!じゃあこの部屋にもあるかも?」
そう言いながら周りをキョロキョロと見渡したあとにあることに気づいたようで一点を見つめる
「…あった!どれどれ〜?」
少し遠くにある画面を全員で見つめる
すると、今度の”命令”が書いてあった
「…“天井にあるボタンを押せ”?」
私達の身長でなんとかやれば届きそうな天井を見つめる
「天井にボタンなんてあった?」
そうねいさんが言った途端突然部屋に機械的な音が響いた
その時、音のなった方を見てみるとなんと今までなにもなかった天井が突然遠くなり一つの点が増える
「え…天井が…」
「遠くなっちゃった…」
「あ、でもボタンは追加されてますね」
凄く驚いてるねいさんや柏ちゃんに比べ、意外と冷静なくれあさん
遠いなぁ、と見つめていると突然ねいさんがいった
「私、忍者なんだ。だから、この高さの壁なら登れる…かも」
「えっ?!本当ですか?!」
驚いた
この時代に忍者がいるという驚きと、軽く建物の4階くらいまである天井をこの高さという驚きがあった
「うん、とりあえず、やってみる」
そう言ったねいさんはそのままベッドに勢いよく飛び乗りジャンプした
そのままどんどん軽々しく壁を登り始め最終的にボタンを押してそのままベッドへと着地した
「…す、すごい…」
「凄かったね…」
「もはや凄い以外の感想でませんよ、」
皆が口揃えて言うとねいさんはえへへ〜、そう〜?と満更でもないように笑った
そうこうしているとまたキィ、という音ともにそこには今まで無かったドアが開いていた
そのまま少し話しながらみんなで次の部屋へ移動する
ここからどんどんおかしくなっていくとも知らずに
第二話 人
コメント
6件
これでわかった からめろって茶髪多いw
続き気になるからはよ書いて
最後不穏すぎる