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暴走するサノスの腕をナムギュが掴んだ。
「アニキ、お願い……やめて……!」
サノスは振りほどこうとするけど、ナムギュの目には真剣さが溢れていた。
「こんなことしても、何も解決しませやん。愛は暴力じゃないんです」
その言葉にサノスの叫びが止まる。
瞳の奥で、かすかに光が揺れる。
「オレ…何してんだ…?」
ナムギュは少しずつ腕を緩め、サノスの顔をそっと見つめる。
「アニキが壊れたら、誰も救えないっすよ」
沈黙のなか、サノスは震える声で呟いた。
「……ごめん、ナムス……」