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「ねぇ、わっち」
「んー?」
「僕の事好き?」
また始まった。
このところ、毎日のように
彼は俺に問いかけてくる。
「嫌い」
「うぇっ!?」
「の、反対の反対の反対の・・・」
「はわわっ、ちょっどっち!?」
「としちゃん」
「え、な、なにそれ!」
そんな、あたふたする亮介の姿が可愛くて思わず笑みが零れた。
「嫌いな奴と同居しないっしょ。ふつう」
「そうだけど・・・」
俺たちが同居を初めて、もう三ヶ月も経つ。ようやくお互いに上手く距離感取れ始めていたと思っていたのにこの調子だ。
「さて、俺シャワー浴びてくるから」
「ねぇ・・・」
「あぁもう、今度はなんだよ」
「僕も一緒に入る」
一瞬意味がわからず、
彼の顔をまじまじと見た。
「え、今なんて「だから、一緒にシャワー浴びるから僕も」
「あぁ・・・そう」
まぁ、別にシャーワーくらい
いいか。男同士なんだし。
ん?・・・男同士?
あっ。
いや・・・そんなはずは・・・
断じてない!!
うん、そんな馬鹿なことが、
あるはずなんて無いよな。
亮介が俺のこと
恋愛対象だと思ってるなんて・・・
「わっちー?」
「へ?」
「何ボーっとしてるの?」
「あぁ、いや別に」
「脱げないなら脱がしてあげよっか?」
ベシッ。
上半身を裸にしながら
聞いてくる亮介の
頭をおもいきり叩く。
「いったぁ!」
「変なこというな!」
「ぅう・・・わっちのおっきいね」
「どこ見てんだよ、お前も早く脱げ」
そう言い捨てて俺はさっさと
浴室に向かった。
「よしっ!」
突然亮介が俺の、
わき腹をくすぐってきたので、
華麗にシャワーを
彼の顔面にかけた。
「うおっ!や、めてっ!」
「あほ。変なことすんな」
亮介は、ふくれっ面になった
かと思うとボディーソープ
を手にたっぷりとりはじめ…
「仕返し」
俺の体中に塗りたくり始めた。
「なっ、おまえ、何してんだよ」
反抗しようと身をよじった
瞬間足を滑らせ、尻餅を
つく。
「あっ!大丈夫?」
あまりの痛みに、無言でいると
亮介がしゃがんで
俺の顔を覗き込んできた。
「痛い。」
「ごめんなさい」
「手すっちゃったじゃねーか」
どうやら、転んだときに擦りむいたらしい。
すると、突然亮介が
俺の手を舐め始めた。
「ちょっ!何してんだよ」
「消毒」
そういいながら彼はぺろぺろと
俺の手を舐め回す。
なんか・・・
やばいかも。
その舐め方があまりにも
厭らしくてだんだん変な気分に
なってきた。
「亮介」
「何?」
「も、いい」
「じゃあ、そろそろ別の所
に行こうかな」
そう言うとシャワーの
お湯でさっきの
ボディーソープを
流し始め、
そのままシャワーを下半身に
向けてきた。
「んっ、あ」
「どうしたの?」
「べ、つになんでも、なぃ」
急に水圧が強くなり
強い刺激が自身にあたった。
「ああっくぅ」
「きもちいの?」
「はぁ、そんなんじゃない」
そうは言ってるものの
俺の自身はすっかり
勃起してしまっていた。
「啓太郎君すごくなってる」
「っんく、う」
亮介はシャワーを止め
手を使って俺の自身に
刺激を与えた。
「あぁっ、そんなに強く握るなぁ」
「こんなに喜んでるくせに」
「喜んでない。あっあぁっ!」
突然口の中にくわえられ
たので射精寸前になって
しまう。
「ひゃぁっ、もダメ出るっ!」
「大丈夫?啓太郎君」
寝室で俺は亮介に背を向けて
布団に横たわっていた。
あの後のぼせたうえに、
腰が抜けてしまい
彼に寝室まで
運ばれたのだ。
「っねぇ…」
だんだん涙声になっている
亮介を本当は抱きしめたくて
仕方が無いのにどうしても
恥ずかしくて顔が見れない。
「ひっく、うっ、ごめんっ」
・・・それに可愛いから
もう少し泣かせてたい。
「っだって、好きなんだもんっ」
「知ってる」
「グスッ 、ふぇ、?」
「だからって、急にあんなこと
すんなし」
「だって…」
「おいで」
自分の隣に開いたスペースを
ぽんぽんと叩くと
彼は目を潤ませたまま
布団の中に入ってきた。
その体をぎゅっと抱きしめる。
「俺だって一応大好きだよ」
「一応って…笑」