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次の日
アイリス)おら〜!もっと魔力を指先に濃縮しろー!そんなんじゃいつまで経っても水は出ねぇぞ〜!
アビス)ゆ、指痛い……体いたい……全身が痛い……
アイリス)弱音を吐く暇があるなら自分の体の中に駆け巡る魔力をかき集めて水に変換しろバカ!
次の日から私はスパルタになった、こうで もしなきゃ絶対自滅するな……と思ったからだ
ライオ)あ”……あ”ッ…あ”……
アイリス)オラァー!私はその痛みにも耐えたんだぞ〜!とっととやれ〜!
ランス)つ、辛い……
アイリス)ここで挫折したら死ぬぞ、いいのか
全員)うぐっ……
スパルタ気味でも何とか全員はゆっくりながらも着いてくる
まぁ、心配だからムチで引っぱたくとかは無いけど
アイリス)……そうだな、ご褒美付きながら頑張れるかな
全員)ご褒美!?
アイリス)何よ、まるで「スパルタ地味たアイリスさんからのご褒美」みたいな反応、しばくわよ
「ご褒美なしにしてやろうか」と怒った声で言えば「頑張るから……頑張るからご褒美なしは辞めて……」と今までにないぐらいの懇願を見せられた
内心引いた……ってのは内緒ね
アイリス)ご褒美か……水を出せる頃には全身の筋肉はまともになってると思うしデートとか?今まで行ったことねぇだろ?ん〜……後は好きなおかずでも作るとか?
訓練をしている真横でなんのご褒美がいいかと悩んでいるとオーターの弟、ワースが顔をひょこっと出てきた
アイリス)おや?珍しい、さんざん兄貴を奪った女には近づかないだとかなんとか言ってたのに
ワース)別に、兄貴の様子を見に来ただけだ……
ワースは少し……と、言うよりもだいぶ不器用……多分私よりも不器用だ
オーター)はぁ〜……(全く出来ん…)
ワース)兄貴
オーター)ビクッな、なんだよ……ワースか…
オーターは声かけで気が抜けたのか敬語ではなくタメ口で可愛い弟と会話に浸っている
アイリス)フフッ笑完全に気が抜けてるわ笑
オーター)!!
オーターはこちらに気づくといつもの敬語に直し軽口を叩くのを辞め訓練にまたのめり込んだ
ワースは少し……と、言うかだいぶしょげてた
アイリス)どーした?兄貴に見捨てられて寂しいか?
ワース)見捨てられた訳じゃねぇし、兄貴は今……忙しいんだ
と、どこか寂しげな顔をしながら部屋から出ていこうとする
アイリス)……そうだ、ワース、こっちにおいで私の話し相手になってくれよ
ワース)は、は?
アイリス)いーから、お前らは水を出すまで絶対に部屋から出るな!アドバイスが欲しいなら書斎に来てノックを4回!
なんて言いつけ私はワースの腕を引っ張って書斎に引きこもった
書斎
アイリス)さて、ワースをここに呼んだのは恋人らしい事とはなんじゃって話しよ
ワース)???え?なに?帰っていい?
ワースにお茶を入れ軽くお菓子を用意してからソファに座る
アイリス)まぁまぁ、これでも独り身の時期が長かったからさわかんないのよ、何したらいいの?教えてよ
ワース)何をしたらって…た、例えばデートとか…?
アイリス)何処に?お食事デートとか?お買い物デートとか?
ワース)まぁ、そんなもん……じゃね?後は…旅行とかに連れていくとか……
アイリス)おー、確かに!それもあるか!
ウキウキとした気分でメモを取っていく
ワース)魔法の才能は有るのにこっちの才能はねぇんだな……
アイリス)えっと……ごめん……?
キョトンとした顔をするとワースは顔を少し赤くさせて目を逸らした
アイリス)??大丈夫?
ワース)いや……平気だ…とりあえず!俺はもう行く!
ワースは勢いよく立ち上がり書斎から出て行った
アイリス)あーあー、しゃーね、行こっかな
リビングへ向かうとぐたぁ……としているランス達がいた
アイリス)あらぁ……えっと、だ、大丈夫?
ライオ)……眠たい…
アイリス)ね、寝に行くか?
寝かせようとするとレインは「まだできる……」と体を起こした
アイリス)ちょ、ダメに決まってるだろ!寝に行くぞ!
レイン)出来る…やれるから……
フラフラの体を起こそうとするレインだが途中で膝から崩れ落ちた
アイリス)ちょっ!
何とか受け止めるとレインが私を強く抱き締めてきた
アイリス)は、運んでやるから……な?落ち着け?
レイン)まだ……
アイリス)無茶は死への片道切符の電車に乗る手前だぞ!
レイン)……じゃあ、撫でろ……疲れた…他の奴らも……
アイリス)はぁ〜?ったく…今回だけだからな
ソファに座り「ほら、こっち来な」と呼ぶとグッタリした奴らはのそのそと来た
アイリス)か、亀かよ…
レイン)うるさい……
レインが隣に来たかと思えばすぐに膝に頭を乗せてきた
アイリス)はいはい、ほら、他の奴らも……
ランスも隣に座ってきて肩に頭を乗せてきた
アイリス)んも〜……(これじゃ辛いな…寝室に行くか……ついでに寝かせよう…)
諦めて寝室に全員連れていき「お前ら〜来るなら早めに来いよ〜」と声を掛けるとカルドやアビス、オーターが抱き着いてきた
アイリス)はぁ〜…ったく…私に甘えたら寝るんだよ
抱き着いてくる全員の頭を優しく撫でると全員は顔を少しトロンとさせた
アイリス)ほら、眠たいんでしょ?寝たら?
レインの頬を撫でるとレインは私の頬を触って唇を重ねてきた
アイリス)んわっ……ちょっと…
レイン)……すっごい可愛い……
アイリス)え?ちょっ、ふにゃぁ!
突然レインに押し倒され脳の処理をしている最中に服を一気に脱がされた
アイリス)……はい!?ちょ、待て待て待て待て待て待て!
レイン)??休憩だぞ?
アイリス)待って待って待って!ちょ、胸を触るな!
レイン)別にいいだろ?「まだ」やってないんだから
アイリス)ちょっ!だからって何しれっとヤろうとしてるんだよ!
退かそうと魔法陣を開こうとしたらランスに腕を抑えられた
アイリス)はにゃ!?ちょ、ランス!私はこの状況を打破しようと_
ランス)すみません、ずっと我慢してたんですけどもう我慢できません
アイリス)ちょっ、マジやめろって!
ライオ)まぁまぁ、終わったら全部良かったことになるから……な?
アイリス)チッ……ごほーびなしな
全員)はーい/分かりました♥