5話目です!
ついに最終回です!
今まで見て下さりありがとうございます!
たくさんのいいねとても嬉しいです。
次の作品もまたすぐ出すと思うのでそちらもよろしくお願いします!
リクエスト等もお待ちしております!
それでは最終回お楽しみください。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
信じられない。ふわっちと恋人になって1週間ちょい。まだそのことを受け入れられない自分がいた。
あと3日でふわっちの生誕祭。たくさんの女性がふわっちを祝う日。
「そういえばふわっちの誕プレ買ってなかったな…。」
恋人になって初めての誕生日。せっかくだから盛大に祝ってあげたい。…ほかのどんな女性よりも。
「これいいな…。」
ゴールドのピアス。とてもふわっちに似合いそうだ。ふわっちゴールドあんま持ってなかったよな?
「こちらシルバーもあるんですよ。」
そう言い、店員さんがシルバーのピアスも持ってくる。
…これオソロでもいいな。
30分ほど迷い、2つピアスを買った。
勝手にお揃いにしちゃった。ふわっち喜んでくれるかな、、?
年に1回の大切な日。絶対に素敵な思い出を作ってあげたい。
ふわっちほかにどんなことしたら喜んでくれるかな、、?
考えた末に出した答えは、俺をプレゼントすることだった。
我ながら馬鹿だなと思う。しかし俺の小さな脳で考えついたのはこれくらいだった。
「まあ、よく漫画とかであるよな、、?」
そう思いいながら百均で必要なものを買い家に帰った。
生誕祭当日
「よし!」
綺麗に装飾されたふわっちの部屋。
「やば、かなり時間かかっちゃった。」
俺はとても不器用で飾り付けをするのに2時間もかかってしまった。急いで予約したケーキを取りに行き、冷蔵庫にしまう。
「最後の仕上げ〜♪」
俺はウキウキしながらダンボールをリビングのど真ん中に用意する。そしてこのために買ったメイド服に着替える。お腹が見えていまうほどの短い丈に膝上のフリフリのスカート。そして最後にネコ耳をつける。
「さすがに露出激しすぎ?」
最初はここまでするつもりはなかったが、やるからには本格的にやってやりたい。明那は参考にしたサイトをもう一度確認する。
「ん、よし完璧!あとは俺を結べば…」
買ってきたリボンを取り出しダンボールの中に入り、ダンボールを閉める。
あとは腕にリボン結びをして完成だ。
「…ん、あれ。」
両手首にリボン結びをしようとするが1人では難しい。1人で試行錯誤を繰り返していると
「え、ちょ、、どうなってんのこれ!!」
何度も繰り返しリボンを巻きつけているうちに体中にリボンが巻きついてしまった。リボンは足にまで結びつき、取ることができなくなってしまっている。
「え、ちょまじやばいって!もうふわっち帰ってくるよ!?」
頑張って解こうとするがどうしてもはずすことが出来ない。
「この体制きつい…。」
ずっとうずくまっている状態で腰が痛くなる。
ガチャ
玄関が開いた音がする。
「やばいやばい、帰ってきたって!!」
どうしようと考えているとリビングのドアがあく。
まずい、このままいくしかないか。
不破side
今日は俺の誕生日。ホストにとって生誕祭はとても大事なイベントである。たくさんの客が俺のためにシャンパンをいれる。今日酔いつぶれるわけにはいけないと魔剤を胃にきめこむ。
案の定大量の酒を飲み、俺は酔いつぶれる寸前である。倒れそうになりながらも笑顔で客を見送る。
「はぁー」
客を見送ったあと、俺は倒れるように横になる。今日何回も聞いたシャンパンコールが頭から離れない。
「湊さん大丈夫すか?」
JINが心配するように俺の顔を覗き込む。
「もう少し休憩して行きますか?」
「んーいや帰る。」
今日は早く帰らないといけない。なんせ明那が待ってるから。
俺は頑張って起き上がると早足で家へと帰る。
ガチャ
「あちな〜ただいまぁ〜」
…返事がない。
「あちな〜?」
俺がリビングに入ると綺麗な装飾が目に入った。部屋一面に風船やリース、そして俺の写真が貼られている。
「ふっ張り切りすぎでしょ。」
明那の頑張っている姿を想像しながら明那を探す。
「あーちな?」
家の中を探すが明那の姿が見当たらない。
ガタッ
「ん?」
ダンボールの中から音がする。
「…明那?ここにいるの?」
なぜダンボールにいるんだ?そう思いながらそっとダンボールを開ける。
「ッ!?」
ダンボールにいたのはメイド服をきた可愛いネコ、いや明那だった。
「あ、あきな、、なにその格好。」
明那が顔を赤くする。
「ふ、ふわっちを、、ご奉仕するにゃん、、。」
さらに顔を赤くする明那。
…え?可愛すぎだろ。何この生き物。メイド服?ネコ耳?俺を殺す気なんか?可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い…。
俺がずっと見ていると耐えきれなくなったのか
「…ふ、ふわっち。そろそろこれ、はずしてくんない?」
明那の体にはリボンが巻きついている。上手く結べなかったのか。
「可愛い…。」
「ん//ちょっはやく外してよ、、」
俺はリボンをはずす。
「あきにゃ…ご奉仕してくれるの?」
どんどん上がっていく口角をどうにか抑える。
「う、うん…。たくさんサービスする、、にゃん。」
恥ずかしそうに言う明那。
「そっかぁ〜」
思わず笑みがとまらない。
「ふわっちが悪い顔してるんだけど!?ネコにはやさしくしなきゃいけないんやからな!!」
「にゃはは。にゃんちゃんしっかり可愛がるね?」
俺は明那に唇を重ね、舌を入れる。
「んッ」
舌をゆっくり絡ませる。必死に俺に合わせる明那がとても可愛い。
「ん、、はぁはぁ」
肩で呼吸する明那。涙目で俺を見てくる。こんな明那をみると意地悪したくなるんだよなぁ〜。
「今度は明那からして?」
「え、俺から?」
「ご奉仕してくれるんでしょ?」
俺がニコッと笑うと照れながら明那がそっとキスをしてくる。
「もう満足?」
明那が首を横に振る。
「何して欲しいの?」
俺がそう言うと顔を赤くし照れる明那。
「ふわっちの…いじわる。絶対言わないもん。」
頬を膨らませ、怒る明那。可愛い。
「え〜あきにゃ怒んないで。言ってもらわないと分かんないよ。明那、自分からできないでしょ?」
「なっ!?…お、俺もできるもん。」
そういいまたキスしてくる明那。すると
「ッ!?あ、あき…」
明那が舌を入れてくる。明らかに慣れておらずとても下手であるが、頑張ってリードしようとしている姿はとても愛らしい。
「んッ…ほら、おれにも出来るもん!」
あまりの可愛さに俺はまた舌を入れる。
「えっまた、、んッ。」
俺が明那の服に手を入れようとすると慌てて止める明那。
「こ、これ以上は無理!ネコなんで限界!」
「んふっ。にゃんちゃんにはまだ早かったかぁ〜。」
名残惜しくはあるが明那に止められ服から手を抜く。
「あ、そうだ!ふわっちに渡したいものがあるんだけど…。」
そういって立ち上がりダンボールから出る。立ち上がるときにストーカーとがフワッと上がり、中が見える。
「…うちのねこちゃん隙ありすぎ。」
「ふわっち!」
そういい俺はふわっちにプレゼントを渡す。
「誕生日おめでとう!はい、これプレゼント!」
「えぇ、ありがとん。これ開けてもええ?」
そういいふわっちはプレゼントを開ける。
「これ、ピアス?超いいじゃん。ゴールドええなぁ。あきにゃありがと〜。」
そういい俺に抱きついてくる。喜んでもらえて良かった…。
「これさっそくつけてみるわ。」
そういいふわっちはつけてたピアスを外し、俺があげたピアスをつける。
「ん、どう?似合う?」
「…最高。似合ってる。あげてよかった。」
「にゃはは。っぱ俺最高か。」
「んはは。さすが不破湊。」
2人でしばらく話してるとふわっちがプレゼントを袋の中に戻そうとする。
「ん?あれ、もう1つあるんやけど。」
そういいそれを開けようとする。
「え、そんなわけ…あ!待ってふわっち!」
俺は俺用に買ったピアスを抜き忘れていたことを思い出し、慌ててふわっちを止める。しかしそんなことを気にせずふわっちはそれを開けた。
「…ん?さっきのやつのシルバー?これもプレゼント?ありがとぉ〜。」
「あ、いや、、。それ……俺の。ふわっちとオソロにしたくて。ごめん抜き忘れてた。忘れて忘れて!」
ポカンと俺を見るふわっち。俺がふわっちの手からピアスを取ろうとするとふわっちがそれを避ける。
「…ふわっち?」
「…お揃いにしたかったんだ?ほら、明那。ピアス付けてあげるから俺の前に座って。」
「ん〜似合う。ピアスつけてるあきにゃも可愛い〜。てか明那いつ穴開けたん?痛そうって怖がってたじゃん。」
「あーピアスお揃いにしたくて買ったその日に思いっきって開けちゃった。まあ痛かったけど案外悪くなかったっていうか…。」
「ドMじゃん。」
「いや、ドMじゃねえ!」
「にゃはは。ドMにゃんちゃんでも俺は大歓迎よ?」
「だからドMじゃねえってぇ!!」
コメント
3件
いいねを押すとき2434で押すの躊躇した自分がいた、😣明那のメイド服みたいぃ
1話から見させて頂いてました‼️今年1最高すぎて尊死するかと思いました😭