ねぇ、目黒…
忘れてって何?
俺、すごく嬉しかったんだけど…
💜「涼太っ!!お待たせ!!」
❤️「ねぇ、ふっか」
💜「ん?」
❤️「恋って何?好きって何?」
💜「…涼太は知らなくていいんじゃない?」
❤️「なんで?」
💜「ほら、やることたくさんあるじゃん」
💜「例えば…えっと…」
❤️「教えてよ」
💜「くっ…涼太の頼みなら…いや、でも…」
❤️「お願い」
💜「…っ、分かりました…」
💜「えっと…その人のことを考えると
ドキドキする、とか?」
❤️「ドキドキ…?」
💜「ほら、俺のこと考えてドキドキしない?」
❤️「いや、全く」
💜「少しも…?」
❤️「少しも」
💜「悲しい…」
❤️「だって、ふっかは友達だもん」
💜「友達、かぁ…」
少し、寂しそうに顔を俯かせた
なんで?
❤️「あとは何かないの?」
💜「あとは…うーん…」
💜「俺が教えられるのはこのくらいかな」
❤️「そっか、ありがとう」
💜「いいえ」
❤️「ふっかは好きな人いないの?」
💜「俺!?」
❤️「うん」
💜「俺は、いる、けど…」
❤️「けど?」
💜「その人が鈍感すぎて分かってないんだよ」
❤️「ふっかなら大丈夫だよ!応援してる!」
💜「…ありがとう」
❤️「ちなみに誰?」
💜「俺のすぐ近くにいる人」
❤️「へぇー」
誰だろう?まさか、翔太?ありそう
あとは…あ、目黒と仲良いよね
ふっかはモテるから誰でも大丈夫だと思うな
💜「あいつ…」
❤️「え?」
ふっかが見た方向に向くと
ドアの近くに目黒がいた
🖤「あの、宮舘先輩!!」
❤️「は、はい」
すごく大きな声で俺の名前を呼んだ
🖤「放課後、俺に時間ください!!」
❤️「え?」
🖤「ちゃんと!!気持ち言うんで!!」
🖤「前の、訂正させてください!!」
前の…告白?
訂正すること?なんかあったっけ?
うん、まぁ、いっか
❤️「分かった、いいよ」
🖤「まじっすか!?」
🖤「ありがとうございます!」
🖤「じゃあ、失礼します!!」
俺は気づいた
目黒の耳が真っ赤になっていることに
緊張とか、恥ずかしいとか、そんな感じかな?
まぁ、そうだよね
だって、先輩ばっかりいる階に
1人で来たんだから
すごい勇気だったと思う
💜「涼太、ちゃんとあいつの気持ち
受け取ってあげて」
❤️「え、どうしたの、急に」
💜「あいつなりに考えてるんだよ」
💜「正直、この立場はつらいけど」
💜「俺は2人が好きだから」
❤️「…え?」
💜「好きな人の幸せが一番なんだよ」
やっぱり…ふっかの好きな人って目黒なんだ
💜「いや、違うんだけど」
❤️「あれ、俺、声出てた?」
💜「うん、普通に出てた」
❤️「あ…でも、目黒じゃないんだ?」
💜「うん。今、近くにいる人だから」
❤️「…?」
💜「深く考えないでいいよ」
💜「放課後、頑張りな」
❤️「え?w俺が頑張るの?」
💜「うん、頑張れ!w」
❤️「なんでよw」
目黒の気持ち…
ふっか、分かったよ
俺、ちゃんと受け取るから
コメント
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初コメ失礼します( . .)" 続き気になる!!