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ps「母さんの友達の娘さんか〜…」
これは1年ほど前の話
正直、女の子には興味がない
媚び売ってくる気持ち悪い存在、
そうとしか思ってなかったのに
依紗「…用がないなら話しかけないで、
私は忙しーの、」
依紗「んえ?そっちと私の家族みんなでご飯?
いやだよ、無駄に関わりを持ちたくない
仲良しこよし、楽しくないよ」
依紗「…」
自分から関わってこようとはしない
媚も売ってこない
気持ち悪い声を出さない
口が悪い
たまに傷だらけになっている
彼女は他の子とは結構違うことに気づいた
…そして、見てしまった
依紗「、よわー…」
とある公園で、
不良をなぎ倒していた
舞っているように見えた
素直に美しいと思った
月の光に反射する
きれいな純白の髪がなびく姿に、
頬を赤くしてしまった
冬だから、冬だからだ
流石に年の離れている、
しかも女子に、
こんな感情を抱くはずがないんだ
依紗「…で、神谷さんはそこで何をしているの?」
ps「!?」
バレてる…どういうこと…?
結構離れてるよね…
ps「…なんでわかったの…?」
依紗「気配、」
ps「気配…?」
依紗「うん、私さいきょーだから!」
ps「w、五◯悟?」
依紗「◯条悟よく知らなーい」
ps「知らないのかよッ」
依紗「知らねーよッ」
ps「…」
依紗「…」
ps「…ふっw」
依紗「…なんで笑うの…w」
ps「そっちも笑っちゃってるじゃん、w」
依紗「貰い笑いだわッw」
さっきの大人らしい雰囲気と変わって
年齢に合った
無邪気に子供らしい笑い方に、
つい頬がゆるむ
…この気持ちには、
気づかないふりをしたほうが
良いかもしれない
そんな考えをしていても
確信してしまっている自分がいるのは
気のせいだろう
依紗「過去の回想終わりー、」
ps「今作品、3回目のメタ」
依紗「っし、サボらせろ〜!」
ps「ん、いいよ」
依紗「ベッド借りまーす」
ps「1番奥の使ってね〜」
依紗「あいあいさー!」
ボフンッ
依紗「は〜、ふかふか…」
ps「不良校のくせに進学校だからね
設備は充実してるよ」
依紗「え、ここ進学校なの、、、」
ps「知らないで来てたの、!?」
依紗「…ウン」
ps「まじか…」
依紗「あぁぁぁ、もう寝る!
なんかあったら起こしてっ(バタバタ」
ps「枕に顔を埋めてバタバタしないの、
ベッド揺れるから」
依紗「ん…」
ps「もう寝てる…」
いくら僕だからって、
警戒しなさすぎでしょ…
一応異性の前だよ?
…それくらい懐かれてるって考えたほうが良いよね、
それにしても、可愛い…
まつげ長いなぁ…
この髪は多分ウィッグなんだろうけど…
あの白い髪、
すごいサラサラだったよなぁ…
ps「…依紗ちゃーん?」
依紗「なに…」
ps「ウィッグと眼鏡は外してから寝な?
カーテンは閉めといてあげるから」
依紗「はぁい…」
ps「寝ぼけてるなぁ…w
ふふ、おやすみ♪」
うわほんと髪の毛サラサラだな…
綺麗すぎる…
これ地毛かぁ…
眺めるだけで、
時間が経過してしまいそうだ
ps「仕事しなきゃだな…
じゃ、またね依紗ちゃん」
依紗「…」
シャー(カーテン閉め)