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prkty
ご本人様とは一切関係ありません。
初投稿です!甘めに見ていただけると嬉しいです!!
少しの物音で目が覚めてしまった。携帯のある方に手を伸ばし時刻を確認すると、今は深夜の2 時を指していた。隣で寝ていたはずのぷりちゃんの姿が見当たらない。そこに手を置くとまだ温かかった。
「どこいったんだろ」
そう呟いた数秒後、リビングの方から物音がした。音を頼りに辿ってみるとコーヒーを飲みながら携帯を触っているぷりちゃんがいた。
「ぷりちゃん?」
「おぉっ、ごめん起こした?」
「んーん大丈夫だよ」
少し驚いて僕の方を見てきたが、すぐにいつもの優しくて温かい声に戻った。部屋はコーヒー特有の優しくて落ち着く匂いで満たされている。そんな匂いを嗅いでいると、だんだんと瞼が重くなっていくのが自分でも分かった。
「けちゃベッド行き?」
「ぅん、ぷりちゃんは?」
「俺もあとで行くで」
「じゃあ僕ここいるぅ、」
「んー、そっか」
眠気に襲われている僕を見透かしたのか、ぷりちゃんはベッドに行きなと言ってくれた。でも僕はぷりちゃんが一緒じゃなきゃ寝れない。だって寂しいもん。だからここに居るという選択をした。それが嬉しかったのか、僕のことを見て少し微笑み、そっかと言ってくれた。
「けちゃこっちおいで?」
膝を叩き僕を呼ぶぷりちゃん。普段なら恥ずかしくて絶対に断るが、今は睡魔のせいかそんな事は考えれず素直に座ってしまった。
「あったかw眠い? 」
「んぅ、ねむたぁい」
「ふっwかぁい 」
言葉で愛情表現をしないぷりちゃんが僕に可愛いって言ってくれた。それだけでも本当に嬉しくて顔がふにゃふにゃになってくる。それと顔も熱い。
「なーにニヤついとんねん」
「んへへ、嬉しくてつい」
「…俺明日休みやから家でゆっくりしよーや」
「うんっ!する!!」
そう言った瞬間唇が重なった。何が起きたのか理解出来ず目をぱちぱちさせていると、また唇を奪われる。
「へっ…//ぇ、え?///」
「くははww顔赤すぎん?w」
「だ、だってぇえ!」
「あー、かわい。なぁけちゃ明日予定ないよな?」
「えっ?う、うん…ないよ?」
予定がないと分かった瞬間、悪戯な笑みを浮かべるぷりちゃん。
あっ、終わったかも…。
この顔をする時のぷりちゃんはいつも良くないことを考えている。
「じゃあけちゃおさん?」
「はい…」
「今からもっと可愛くしてあげるからベッド行くで」
拒否権なんて無いとでも言うように、僕の事を抱き上げる。
まぁ、なんだかんだ言って僕も抵抗なんてしないんですけどね。
只今の時刻は深夜3時過ぎ。ここから先は 僕とぷりちゃんだけの長くてあっまあまな夜が始まるから、みんなには見せれないかな。