この作品はいかがでしたか?
202
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今俺は夜の学校に来ている。
何故かって?
それは、、、
「ないこって七不思議って知ってるか?」
「七不思議?」
突然友達のモブがそんなことを言い出した。
「なんだ?ないこ知らないのか?」
「いや、七不思議自体は知ってるけど、、。それがどうかしたの?」
「俺たちの学校になんと七不思議があるって噂を聞いたんだよ✨」
「はぁ、。」
「なんだよその反応!」
「いや、色々めんどくさくなりそうだなと、。」
「俺、可哀想、。」
「えっ、だって本当のことじゃん、。」
「、、、、、、。」
「、、、、、、。」
「黙ってないで早く要件を言え〜!!」
「七不思議が本当か確かめにいってくれないか?」
「、、、はぁ!?なんでも俺が!?モブが行けばいいじゃん!」
「俺そういう話は好きだけど、行くのは怖いんだよ、。ないこだったら怖いの好きだろ?」
「ま、まぁ嫌いではないけど、。行ったらなんかしてくれるんだろうな?」
「高級寿司奢りで。」
「喜んで引き受けよう。」
「単純、、。」
「あ”?」
「アッ、スミマセン」
「宜しい。」
というわけだ。
つまり、俺は今学校に七不思議の調査に来ているというわけだ。
それにしても夜の学校は静かだ。
そりゃあ、生徒が居ないから当たり前なんだけど、。
「えーと、まずは七不思議の1番目プールの中に引き摺り込む手か、、。」
モブからもらったこの学校の七不思議が書かれた紙を見てそう呟いた。
「それにしても全部確かめなきゃいけないのか、。めんど、。」
今は夜の9時。
七不思議を全部確認してたら絶対12時は過ぎる。
つまり、家に帰ったら6時間ちょっとしか寝れない。
正直睡眠時間は3時間で足りる。
だが、俺が起きているのにあいつが寝てるのは気に食わない。
よし、ここは寝不足を理由にモブに奢ってもらう高級寿司の量を増やしてもらうか、と心に決めた。
俺は学校のプールがある旧校舎の屋上に向かった。
ここの学校のプールは至って普通だ。
古いわけでもなく、新しいわけでもない。
「本当に出るのかな〜、。」
出ないとは分かっているが少しわくわくしている自分がいる。
暫くすると旧校舎の屋上に着いた。
プールに駆け寄り、水の中を見る。
透明な普通の水。
暫く見つめていたが何も起こらなかった。
「結局は噂だったか、、、。」
残念だと思いつつも帰ろうとすると、足に何かが触れた。
足の方を見ると、
「えっ、、、?」
自分の足を掴む白い手。
その手の冷たさは人間のものではなかった。
その手に引っ張られプールの方に引きずられていく自分。
「えっ、嘘、、誰か、誰か!」
誰もいないのに助けを求める俺。
抵抗したい。
しかし、抵抗しようにも周りに掴むものもない上に、手の引っ張る力が強い。
やばい、と思った時には足が水に入り、腰、胸、頭とどんどん沈んでいく。
いつもは下が見えるくらい浅いはずなのに今は見えないほど深い。
これだけは分かる。
『七不思議は存在した。』
だけどそんな事を考える余裕がない事に気がつく。
呼吸ができない。
水の中に酸素などあるはずもなく、苦しくっていく。
「誰、、か、、、た、、、す、、け、、、て、、、、ゴボッ、、、、。」
と言い助けを呼ぶ。
助けなど来ないと分かっているはずなのに。
霞む視界。
薄れゆく意識の中、
5色の光が見えた。
コメント
4件
続き気になりすぎてはげそう(?)
桃ちゃぁぁん!!! みんな助けてあげてぇぇぇ!!(うるさくてすみません)