凪side.
「ねー潔ー明日遊ばない?」と凪が少しだけ顔を赤らめて言った。
「おーいいぜ!」潔はそんなこと気付かずに承諾した。
そうして俺たちは綺麗な夕焼けが見れるという透明度の高い海に来た。
昼の間は潔とビーチボールで遊んだり砂山を作ったりした。太陽のせいで光って見える潔の横顔がとても綺麗で、
つい「潔、あのさ、俺」と言ってしまった
潔は「んー?どした?」と言ったが俺は咄嗟になんでもない、と言った
今日俺は潔に告白するつもりでいる。最初潔のサッカーに惚れただけだと思ったがいつの間にか俺は「潔」という人間を好きになってしまったようだ。
でも、きっと叶わない。だからせめて最高の場所で告白をすると決めていた。
楽しい楽しい昼はすぐに終わって夕方になってしまった。俺はこの夕焼けの中で告白をする。
「もうすっかり暗くなったなーそろそろ帰るか?」と潔が言った
「潔、ちょっとそこに座ってくれ」と俺は砂浜の近くの階段に座らせた。
潔はきょとんとした顔をしながら座った。
「潔、俺お前が好きなんだ。良ければ付き合ってくれないか」
「え?」と潔は動きを止めた
「ごめん、気持ち悪いよな忘れてくれ」と俺は少し早口で言った。
潔が「いや…俺は…」と言った。やめてくれ。慰めの言葉なんて要らない。
「俺も!凪のことが好き…だから…!」
一瞬時間が止まったような気がした。
ここまで読んでくれてありがとうございます!
いいねが600行ったら続きか潔side描きます
コメント
1件