題名:こたつのあるリビングでゴロゴロ中
おそ松「なあカラ松、俺さ、最近思うんだけど…無職って意外と才能じゃね?」
カラ松「ふっ、ブラザー…無職は選ばれし者の生き方だ。俺たちはこの世の喧騒から自由なんだぜ…フリーダム!」
おそ松「いやそれ、ただの開き直りじゃね?」
カラ松「違う!これは“ニート・スピリット”だ。働かずして生きる…それもまた、ロックだろ?」
おそ松「カラ松が言うとマジで痛いな。なんでそんなにキメ顔で言えるんだよ…」
カラ松「俺のこの顔面偏差値に耐えられるのは…鏡くらいだな!」
おそ松「鏡もそろそろ割れるぞ。てかさ、何か特技ないの?」
カラ松「特技?このカラ松ボイスで女性の心をノックアウトだ!」
おそ松「ノックアウト(物理)じゃねーか!ってか、お前ファンいたっけ?」
カラ松「ふっ、見えないだけさ…俺のファンは、心の中にいるんだ…」
おそ松「それ、脳内じゃん!」
題名:六つ子の部屋、チョロ松が読書中。カラ松がギターを持って登場。
カラ松「チョロ松、聞け…俺の魂のブルースを…!」
チョロ松「頼むから、今だけは静かにしてくれ。本の山が崩れかけてんだよ…」
カラ松「ふっ…知識もいいが、心で感じる音の波に、たまには身を任せたまえ。」
チョロ松「お前の音は“波”じゃなくて“爆音”なんだよ!近所迷惑で通報されるレベル!」
カラ松「通報されたら…警官のハートもノックアウトだな…!」
チョロ松「なにその迷惑系イケメン発言。てか、なんでギターで自己アピールしようとするの?」
カラ松「このギターは俺の第二の声…俺の熱きブルーフレイムが込められている!」
チョロ松「まず“ブルーフレイム”って何!? ギターなのにファイヤー属性!?」
カラ松「お前にはまだわからないか…この痛みを背負ってこそ、真の男は輝く…」
チョロ松「いや、それただの“痛さ”だよ。病院行け、マジで。」
カラ松「フッ…俺という存在は…すでに“病”かもしれんな…」
チョロ松「うまくまとめた風にするな!!」
題名:猫を抱いた一松が、部屋でゴロゴロ。そこにサングラスのカラ松が登場。
カラ松「Yo…ブラザー一松。今日は俺と一緒に、太陽の下で叫ぼうぜ!」
一松「無理。日光に当たると、俺、溶けるから。」
カラ松「なんと…吸血鬼か!?でもそれもクールだな…“漆黒の堕天使”みたいで!」
一松「勝手に中二病仲間にすんな。」
カラ松「そう照れるなって…俺たちは“影と光”…まるで昼と夜…そう、運命のツインズ!」
一松「お前の“光”はまぶしすぎて目が痛い。ていうか、ギラついてるだけ。」
カラ松「ギラついてこそカラ松。サングラスの奥に秘めたる、俺のハート…感じてみろ。」
一松「うん、心の距離は感じてる。かなりある。」
カラ松「なんだと…!?ならば心の扉を開くまで、俺は歌い続ける…!」
一松「やめろ、猫が逃げた。」
カラ松「猫さえも魅了する、このカラ松ブルース…」
一松「違う。猫が“逃げた”んだ。“魅了”じゃない。」
カラ松「逃げたその背中さえ、俺にとってはポエムだ…!」
一松「だから病院行けってば。」
題名:公園のベンチ。カラ松がポエムノートを開いていると、十四松が全力疾走で登場。
十四松「カラまーーーつ兄さーーーん!!ミミズ見つけたぁぁぁあ!!」
カラ松「おお…なんと野生的でプリミティブな報告だ…!だが俺は今、詩と向き合っているのだ。静寂を…頼む。」
十四松「静寂了解ッス!!(超大声)」
カラ松「いや、今のすでに叫んでたな!?頼む、魂だけじゃなく、音量も抑えてくれ…!」
十四松「オッケー!!(さらに大声)」
カラ松「くっ…これは試練か…俺の内なるブルーフレイムが試されている…」
十四松「カラ松兄さん、ポエムできた?読んでいい?読むよ?読むね?えいっ!」
(勝手にポエムノートを開く十四松)
十四松「“俺の涙は…空に咲く星のようだ”……おおおおおお!!!意味はわかんないけど…かっこいいーーー!!!」
カラ松「ふっ…理解されずともいい。詩とは、心で叫ぶものだからな…」
十四松「じゃあ僕も詩書く!!“焼きそばパン!野球!うんこ!”……完成!!」
カラ松「……お前の詩は、あまりに…フリーダムだな。」
十四松「イエェーーーイ!!!自由最高!!!ヒャッハーーー!!」
(謎テンションで走り去る十四松)
カラ松「……ま、まぁ…魂は感じた。方向性は…違うがな。」
題名:カフェのテラス席。カラ松がオシャレ気取りでドヤ顔中。
カラ松「ふっ…このカフェラテの泡の儚さ、まるで俺の恋のようだ…」
トド松「カラ松兄さん、それインスタで言ったら秒でフォロワー減るやつだよ?」
カラ松「なにっ!?この俺のロマンを…否定するというのか、トッティ!」
トド松「うん、というかこの令和の時代に“ロマン”とか言ってる時点で古いんだよね。」
カラ松「ふっ…ならば俺は“昭和の風”とでも呼んでくれ。」
トド松「いやいや、“痛風”の方が近いかもね。見てるこっちが痛い。」
カラ松「だが痛みこそ、生きてる証だッ…!」
トド松「うん、じゃあその生き様、距離置いて見守るね。わりとマジで。」
カラ松「待て、冷たいぞブラザー!お前は俺のスタイルを理解してくれる数少ない存在だと思っていたのに…!」
トド松「一回も言ったことないし、思ってもないよ?」
カラ松「ガーン……」
トド松「てか、なんで革ジャン着てるの?今日30度あるんだけど?」
カラ松「スタイルに季節は関係ないッ!!」
トド松「あるよ。汗ダラッダラじゃん。周りの空気、湿度上がってんのよ。」
題名:リビング。六つ子がこたつを囲んで無職会議(?)中。
おそ松「よし、今日の議題はこれだ。“今月、誰が一番ニートだったか選手権〜!”」
チョロ松「何その地獄みたいな称号…ていうか競うなよ!」
十四松「はーーーい!!ぼく!!昨日一歩も動かなかったよ!冷蔵庫まで這っていったもん!」
一松「俺、冷蔵庫にすら行ってないけど?」
トド松「いやいや、私は一応スマホで求人見たよ?2秒で閉じたけど!」
カラ松「ふっ…その程度でニートを語るとはな…。俺は、心の中でずっと“労働とは何か”について詩を書いていた。」
チョロ松「出たよ…ポエムで労働語るな!」
おそ松「俺なんて、朝起きてすぐ“昼寝”したからな?それもう、プロの無職だろ。」
一松「誇るなよ。」
トド松「てか、そろそろ本当に働かないとやばくない?親の目も冷たいし…」
カラ松「心配無用だ…俺の“カラ松ブランド”で一発逆転を――」
全員「ないないないない!!」
十四松「でもさ!働かなくても、こうやってみんなでワイワイできれば幸せだよね!」
(静かになる部屋)
おそ松「……で、夕飯は?」
全員「誰も作ってなーーーい!!」
\結局みんなでコンビニへGO/
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