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一次創作百合 響視点
一人称、二人称
(攻)葵…私、響
(受)響…私、葵
目を開けると向かい合わせで寝ている恋人の寝顔が一番に見えた。周りを見渡すとデスクが見える。ここは……葵の部屋か?そこまで思い出しハッとする。顔が熱くなっていくのを感じ、『なんて醜態をさらしてしまったんだ…』と心の中で小さく呟く。覚えていないことを願うばかりだ。
起こさないようそっと彼女の髪を手櫛で梳かす。サラサラしていて触り心地がいいな。微かにシャンプーの匂いもするし風呂に入ったのだろう。シーツも新しいものに替えられているし私の体もふいてくれたのか。至れり尽くせりだ。ありがたいな、と思うと同時に申し訳なさもある。人の心はむずかしいものだ。
壁に掛かっている時計を見ると三時四十五分を指している。まだ寝る時間はあるな。髪を梳かす手をそっと引っ込め瞼を閉じる。
「……………」
……眠れない。いや、眠れない訳ではないけど。理由は別にある。
目の前にいる恋人のことを意識すればするほど眠気とは違うものが襲ってくる。抑えようとしても身体が疼き、ふっと漏れた吐息が熱を帯びる。
これじゃあ眠気が来ても気持ち悪くて眠れない。一回したら大丈夫になる。しょうがない、緊急事態だ。そもそも私は悪くない。こんな気持ちにさせる葵が悪いんだ。そんな言い訳をしながら下に手を伸ばす。
「…んっ……ふっ、」
指を突起にあて動かすと、ぬるっとした蜜が溢れ指に絡みつきくちゅくちゅと小さく音を出す。つい声が出てしまいそうになる口を左手で塞ぐ。
「ふっ…ぁ、んっ……っ」
突起をぬるりとした指で押しつぶすと溢れた蜜が垂れ、ひんやりとした感覚がしシーツを汚していくのが分かる。
「……ん」
無我夢中で触っていると、小さく彼女の声が聞こえ手の動きを止める。起きたか?この状況を見られたらまずい。暴れる心臓を抑えしばらく息を殺して様子を伺っていても声は聞こえてこない。ちらりと顔を見ても目を瞑っている。大丈夫か。それを確認して下に伸ばした手を動かす。
「…っ……んっ…ぁ、」
濡れそぼったそこに指を入れると背中に快感が走り身を捩る。上のいいところを指先で強く押しこむ。
「…んっ…ぁっ………っ」
もう少しで達しそうだったのにあと少しだけ届かない。それがもどかしくて奥の弱いところをぐっと押すと、一際大きく声が出る。
「んっ、ぅっあお、っい、」
「何だ?」
つい名前を口走ってしまい、聞こえるはずのない声が聞こえ手を止める。何でだ?寝ていたんじゃなかったのか?疑問が浮かぶがそれを口に出すほどの余裕はない。
「どうした?続きはしないのか?」
顔を見上げると意地悪く笑っている。普段ならその顔に嫌味の 一つでも言うがそれを言う理性は残っていない。
「あおいっ、やって、ひとりじゃできないっ、」
「やってほしいのか?」
「んぅ、っ」
目に涙を浮かべながら言うとにこっと微笑まれ急に突起を摘まれる。
「ぁあっ!んっぅ」
「気持ちいいな」
濡れそぼったそこに指を入れられ蜜壺をかき混ぜられると卑猥な音が部屋に響く。
「んぅっ、ぁそれすきっ、もっいく、ぅんっあぁ…!!」
途端、背中にゾクゾクとした快感が走る。その刺激に体を強張らせ、ぐったりと脱力する。荒い呼吸を整えていると入れたままの指が動き出しくちゅくちゅと音を立てる。
「あっもう、いったからっやめ、」
聞こえていないかのように弱いところを一定のリズムでとんとんとされる。
「ぁっあお、いっ…もっだめ、あっんぅっ……!」
軽く達すると肩を押され寝かせられる。もう抵抗する気力もない。上に乗られ立ち上がった胸の先端を指で摘まれると思わず小さく声が出る。
「自分でするなんて響は悪い子だな。だからお仕置きだ」
そう言って意地悪く笑い鼻先が触れ唇にキスを落とされた。