- ̗̀⚠︎ ̖́-
nmmn
本人様とは関係ありません
嘔吐表現あり
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黄side
今日はグループで集まってちょっとご飯。
今日はみんなの予定が合ったから久しぶりに。
今日は入れた事にも奇跡と言っていいほどの
人が沢山いる、少し小さい居酒屋さん。
でも、僕たちの席は壁で仕切られてて
嫌でも全体が見えてしまうような席。
もう、赤と橙くんは頼んで食べ始めている。
青ちゃんと紫くんはまだ来てない桃色の彼を
待っている様子。
そう、桃くんがまだ来てない。
でも、桃くんが遅いのは承知の上。
桃くんはHSPなので音や感覚が人よりも敏感で
いろいろと周りを見ながら行動してしまうのし
音など視覚の情報の多さに疲れて休み休みの
行動になってしまうので
もう、遅れてくるのは許されている。
でも、桃くんだけでは多分店に
入ることができないので僕が外で待っている。
席とはテレビ通話が繋がってるんだけどw
桃『…黄…ごめん…』
僕が外で待っている事に罪悪感が増したのか
少し僕の目を見て謝ってくる。
黄『大丈夫だよ。暑いから中入ろ~』
なんて言いながら電話を切って
桃くんの腕を引っ張って席まで誘導する。
紫『あ、桃くん!』
青『お疲れ様、端っこの席空いてるよ。』
桃くんの席は絶対壁側の端っこ。
そうじゃないと桃くんが落ち着かないし
きついからね。
桃『ん…ありがとう。』
橙『何頼む?』
隣に座っている橙くんが桃くんにメニューを
見せる。僕と紫くんと青くんは頼んだから
あとは桃くんだけ。
桃『………どーしよ…』
紫『自分が食べたいと思うのでいいよ。』
桃くんはこう声をかけないと
遠慮してみんなと合わせたものや量に
してしまう。たとえ食べたくないものでも。
なので食べ切れないこともある
食べ過ぎたときは本当に顔色を悪くしながら
帰ってたからね。w
桃『…これ。』
橙『おっけー、チャーハンね。』
チャーハンも小さい、子供がお腹をいっぱいに
するぐらいのチャーハン。
橙くんが店員さんを呼んで頼んで店員さんが
いなくなるとまた6人の時間。
桃くんはもう既にきつそうだけど
周りばっかり気にしてる。
赤『居酒屋…大丈夫だった?』
桃『あ…うん。大丈夫。』
信用されない大丈夫が桃くんから聞こえる。
ここに居酒屋は色んな人がいるが大体の人が
仕事帰りで仕事の愚痴が飛び交う場だったり
するので少し心配。桃くんは
そういうのも苦手。
紫『きつくなったらお外で休もうね。』
桃『うん…』
少し話をしていると次々に料理が到着する。
桃くんのチャーハンも届き
桃くんが食べ始める。
桃『…いただきます。』
桃くんは自分の使うスプーンをナプキンで
拭いて食べ始める。
黄『チャーハン美味しそうだな~』
青『黄くんも頼む?w』
黄『頼む~!』
僕はチャーハンと焼き鳥セット。
桃『ん…ごほっ…ごほっ…』
咳をする桃くんは半分も食べれてない
自分のチャーハンとにらめっこしている。
黄『桃くんおなかいっぱい?』
桃『…うん。』
青『…ちょっと外に休みに行く?』
桃『いく…』
青『じゃあ僕といこうか。』
桃『うい…』
こっからは青ちゃんに任せようかな…
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居酒屋の外
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青side
今日は桃くんがきつそうで今はおやすみ。
桃『ん…』
外に出た瞬間地面にべったりと座り込む桃くん
そんだけ疲れてたのが伝わる。
青『今日きつかった…?』
桃『んっ…ちょっと煙草とかの匂いで…』
桃『気持ち悪くなった…』
桃『食べれなかった…』
確かにここは禁煙ではない居酒屋なので
煙草を吸っている人が数人いた。
青『トイレ行く?』
桃『いやいい…家であれする…』
多分今すぐにでも吐きたいけど公共の場では
嫌なんだろうな…
青『そう…?』
桃『んっ…』
今、吐き気の波が襲ってきたのか桃くんは
口を抑えて一点を焦りの目で見つめる。
これまでにもこうなる事がたくさんあった。
結局吐いてしまってその店でぐたぁとなって
しまう事が多かった。
青『…トイレまで動ける?』
桃『………………』
まだ波が収まってないのか一点を
見つめて喋れない桃くん。
桃『…おうち…かえぅ…っ~…』
家に帰りたい事を顔を顰めて教える桃くん。
青『じゃあここで待ってて?』
青『メンバー呼んできてお会計するから』
もうみんな食べ終わったと思うので
今日は桃くんの家に寄ろうかな思う。
なので少し桃くんにはここで待ってもらい
僕だけ、みんなに説明するため席に戻る。
青『今日桃くん無理そう。』
青『帰ろ。桃くんの家行こ。』
紫『おっけ~、じゃあ俺が桃くん運ぶね』
黄『じゃあ僕お会計してきます。』
青『ありがとう。』
橙『俺は…桃ちゃんのところ行くわ…』
赤『俺も橙と一緒に行く。』
こういう時の団結力はすごいと思う。
みんな桃くんが大好きだからね。
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紫side
俺は桃くんを家までおんぶで運ぶ。
桃くんはこういう時ぐったりと
脱力してしまうので歩けないし手も握れない。
今も地面に座って買おに覇気を無くして
一点を見つめている。
橙『桃ちゃん、大丈夫?』
赤『今日人多かったもんね…』
桃くんに寄り添う組の2人は桃くんの両側に
しゃがみ、声をかける。
桃『ん…はやくかえって…はきたい…』
こんな周りを気にし過ぎてしまう彼から
素直な気持ちを久しぶり聞いた。
俺達もびっくり。
赤『そーだね…どこまで来てる?』
桃『…ここ。』
短い一言で吐瀉物がどこまで来てるのかを
指さす桃くん。指さしたところは
口か喉か分からない曖昧な場所。
若干口よりな気がする。
そんなギリギリな場所まで来てるのかと
少し焦ってしまう。
橙『やばいやん…w』
桃『いまくちいぅ…』
さらっとやばい事を言いながら上を向く桃くん
立って桃くんの様子見をしている俺からは
吐瀉物が丸見え。さっき食べたチャーハンが
ぐしゃぐしゃになって見える。
紫『吐いた方が楽じゃない…?w』
紫『そこまで来てるなら…w』
だって、あと下を向けば吐く体制。
普通の人ならここまでになったら吐くけど
桃くんはやっぱり周りを意識して
吐こうとしない。
なんなら今頑張って飲んでる。
あんまり飲んでほしくはないんだけど…w
黄『ん、帰りましょ。』
青『じゃあ紫くんおねがいします。』
やっと俺の出番だ。
紫『はい、じゃあ桃くん乗れる?』
さすがに抱っこはできないので橙くんや
赤くんに手伝ってもらいながら俺の背中に
乗る桃くん。
桃『ん…ごめん…まじでごめん…』
紫『大丈夫、大丈夫。』
俺の背中に乗った瞬間2回の謝罪が
聞こえる。俺が好きなようにしてるので
あんまり気にしてないんだけどね。
紫『ちょっと揺れるから酔うかもだから』
紫『寝れる?』
青『紫くん、桃くんもう寝てるよw』
黄『すやすやですw』
紫『あれま…w』
桃くんの寝るスピードは俺が思う以上に
数倍早かった。
橙『はやいな…w』
赤『どんだけ疲れてるだ…』
そんな桃くんを心配する会話や最近の会話を
しながら桃くんの家に徐々に近づいてる
橙『桃ちゃんのバックに鍵あるやろ』
青『あーたしかに。赤くんとって。』
赤『なんでだよw』
黄『赤がいちばん近くにいるからだよ』
紫『もうちょっと静かに~』
紫『桃くん起きちゃうから』
俺が少し注意するとすいませんと言って
静かになる。どんだけ俺怖いんだよ。
赤『あ、家ついた。』
青『じゃあ鍵開けて~』
赤『おけ、』
鍵を持ってた赤くんが鍵を開け
赤くんから青ちゃん、橙くん、黄くんと
俺を最後にして桃くんの家にお邪魔する。
桃『おぇっ…けほッけほッ…ぅ゛…』
寝てても家だと感じたのか玄関で俺が靴を
脱いでると後ろから嘔吐く音が聞こえる。
それと同時に俺の服を伝う吐瀉物。
青『あ、吐いちゃった?』
紫『うん、』
赤『俺、お風呂沸かしてくるわ』
口からぼとぼとと落ちてくる吐瀉物は
俺の服を伝って玄関の床に落ちる。
俺の靴も少し汚れてしまった。
桃『うぁ゛…ポロポロ』
桃『ごめんなさい゛!!』
桃『紫くん゛…ごめんなさい!!』
吐き終わって意識がしっかりしたのか
俺にしがみついて謝ってくる。
吐いちゃったから悔しいし、俺も今吐瀉物
被ってるから罪悪感があるんだろうね。
紫『大丈夫、大丈夫。一緒にお風呂入ろうね』
桃『うぁ゛…ポロポロ』
少しパニック気味になってる桃くん。
どーしよ…
青『あ、お風呂湧いたよ。桃くん行こうか。』
紫『お風呂、俺と入ろ…』
桃『ごめんなさい…ポロポロ』
紫『大丈夫って…w』
大丈夫だよ。桃くん。
どんな桃くんでも大好きだよ。
⋆͛_𝐞𝐧𝐝_⋆͛
リクエストありがとう🫶🏻
この作品は自分のpixivの作品から
結構人気だったので引っ張ってきたw
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ってか、私と繋がりたい人いる?(
InstagramとかTikTokとか、Twitterとか
繋がりたい人がいたら明日QRコードと
ID貼ります🍀*゜
コメント
9件
いつも素敵な作品をありがとうございます🙇♂️ピプシブフォロさせていただきたいです...( ; ; )
そーいえばTwitterといんすた繋がってないね...繋がりたい...
ノベルでも物語りかけるの最強じゃん!